アダムエロペのキャリーマンクラシックシャツはアウターライクに使えて便利!

フランスの素材メーカー「CARREMAN(キャリーマン)」の生地を使用したアダムエロペのクラシックシャツ。一見合わせるのが難しそうなアイテムですが、その色味と素材によって実は簡単にサマになるアイテムです。ただ、注意点がひとつあり、カラーによって素材感が大きく異なるので、筆者は落ち感の強いベージュ系を断然オススメします。同素材のスラックスも展開されていますので、セットアップでの着用も可能。着回し力抜群です。詳しくレビューしていきます。

シルエットをチェック。ボックスシルエットが特徴。

全体のシルエットは身幅に余裕を持たせたボックスシルエットです。筆者は170cm標準体型でサイズはMを選んでいます。ゆとりはありますが、袖先などはすっきりと細身なのでだぼだぼとした印象はありません。また、ゆとりのあるシルエットに加えて少し厚みのある生地を用いているため、春先の体温調節にシャツアウターとして着用することもできます。中に一枚着用してもシルエットは崩れません。一枚で着ても、アウターとしても、さらにコートなどのインナーとしても使えるため着用期間が長いのが嬉しいポイントです。

ディテールをチェック

ボタンを見ると、ブラウンのボタンが用いられています。ムラのある色味で高級感が得られます。ボタンは特に目に入りやすいパーツなので、ここにこだわっているのは好印象です。また、ボタンの色味は全体の印象につながるところですが、生地のベージュと似たトーンであるブラウンを選ぶことで統一感を出しています。生地に柄があるので、ボタンは目立たないように色味を統一していると思われます。

また、アウターライクに使用できるよう、大きな胸ポケットが2つ配置されています。通常のカジュアルアウターはポケットが多いという特徴があります。一方シャツは胸ポケットが1つないしは付いていないものが多いです。その中でシャツに胸ポケットが2つついていると、羽織った時にこれはアウターだ、という印象を加速させるので違和感なく着用できるようになるのです。胸ポケットの少ない薄手のシャツはアウターには少し心もとない印象が出てしまうもの。このパーツ選びはとても優れていると感じます。

素材をチェック。カラーによって素材が異なるので注意!

素材はポリエステル68%、レーヨン30%、ポリウレタン2%です。柔らかくしなやか、艶があり落ち感も強いので大人っぽい印象です。イメージとしてはスーツに使われるような生地といったところ。色味はくすんだようなベージュ色で、どちらかと言えばブラウンにも近い色味です。柄はクラシックな印象のグレンチェック。スーツにも使われる柄なので総柄シャツとはいえ派手で合わせにくい、ということはないでしょう。気軽に柄を取り入れることができます。反面、くすんだ色味やクラシックな柄がすこし土臭い印象になることもあります。白や派手な色をコーディネートに加えることでより着まわしやすくなります。

洗濯表記には手洗い可とあります。また、洗濯の際はネットの使用推奨です。家庭で洗うことができるのは嬉しいですね。ただし水洗いで多少縮むともあるので、筆者はなるべく型崩れを防ぐためにおしゃれ着洗剤で手洗いしようと思います。

実はこのアイテム、カラーによって素材感が異なります。公式サイトによればベージュと紺のチェック柄は先述のレーヨン混の生地、ブラウンの無地のみコットン98%、ポリウレタン2%とのことです。店頭で見た限りですが、ハリのある生地で落ち感は少なめ、少しカジュアルな印象です。ここは好みによりますが、筆者は柄と生地感のバランスからベージュを特にオススメしたいところです。購入の際は注意してください。

セットアップ着用もオススメ!

同素材、同カラーのスラックスが展開されています。筆者は特にこの合わせ方が気に入っています。スーツで用いられるような生地なのでセットアップにしても映えるのですね。コットンのようなガサっとした素材だと作業着のような印象になりがちですが、生地に落ち感がありドレス感が強いので合わせて着てもワーク感は薄く、簡単にサマになります。普通のセットアップに飽きてしまった、という方に特にオススメです。筆者はスリムスラックスのLサイズを合わせました。

アダムエロペのキャリーマンクラシックシャツの価格は1万4040円(税込)。春先だけでなくインナー使いや、合わせ方の変化で様々な着回しができるのでオールシーズン使えそうです。筆者はこの春メインアイテムとして着倒そうと思っています。気になった方、ぜひ一度チェックを。