30代の男性で、主張を程よく抑えつつ差別化できる優秀なブラックスニーカーをお探しであれば、アディダス オリジナルスのキャンパスがオススメです。装飾性重視のトレンドにあって「スウェード素材+ワンアクセント+細身シルエット」を合わせ持ち、落ち着いた大人のカジュアル感を演出してくれるのでヘビーユースにも耐えられる一足です。
大人感を加速してくれるスウェードのアッパー

光に当てても青みなどはなく完全にマットな黒。近くで見るとしっとりとしたような高級感があり、カジュアルアイテムのスニーカーでありながらも革の質感で子供っぽい印象を抑えることができます。

アディダスの特徴である3本線と踵を支えるヒールカウンターはオフホワイトの合皮。全体としては白部分の面積が少なくても、黒とコントラストが強く対比されているのでアクセントに。オールブラックのスニーカーにありがちな地味な印象は抑えられます。

一般的にスニーカーのシューホール(靴紐を通す部分)にはキラリと光るハトメがあるものが見受けられます。強度がアップする利点がありますが、アッパーやシューレースと材質が異なりすぎるので視線が止まり悪目立ちしてしまうという難点も。
このスニーカーはハトメが無いデザインとなっており、スウェードと艶を抑えたシューレースが一体化して見えるようなデザインの工夫が見受けられます。

タンもスウェード素材。adidasロゴは白くプリントされています。筆者は10日間程使用を重ねましたが、プリント箇所とシューレースが擦れる部分が黒ずんできました。しかし隠れる箇所なので着用中には見えなくなります。ダメージが気になるという方は少ないでしょう。

インソールは5mmありクッション感が良いです。何度も一日中履いて使用しましたが疲れは感じません。シューズ内部でズレないようにインソール裏面は粘着素材となっており、バリバリと音がしますが剥って剥がすことが可能。
ライナー(シューズの内側)は足を入れる部分から踵全外を包み込む部分にかけて艶のある黒の合皮が使用されています。脱ぎ履きは滑りが良くストレスは感じません。

アッパーとソールはステッチで固定されていて、強度が上がりアッパーとソールの剥離を防ぐことができます。デメリットとしてはステッチが無く接着剤で止めただけのシューズと比べて価格が上がってしまうことです。アウトソールは地面とのグリップが非常によく歩行時のストレスは感じませんでした。
比べて分かるシルエットのシャープさ
筆者がヘビーユースしているアディダス スーパースター80’Sとの比較検証をしてみます。どちらのシューズも筆者は27.5cmのジャストサイズを使用。(以下、アディダス オリジナルス キャンパスを「キャンパス」、アディダス スーパースター80’Sを「80’S」と略表記)。
まずポイントはこのトゥの薄さ。

一般的にスニーカーのトゥはポコッと丸いシルエットをしておりますがキャンパスはギリギリまで高さを抑えたシャープな薄いシルエット。スニーカーの子供っぽい印象を感じさせません。80’Sと比較するとより薄さがお分かり頂けると思います。

くるぶしの両サイドのアッパーもキャンパスは下により深くカーブしていることが分かります。

このことで履いた際のボリュームが他のスニーカーと比較すると表面積が少ない分、悪目立ちを防ぐことができます。「一番カーブが深い箇所」からソールまでのアッパーの長さを計測するとキャンパスが36mmに対して80’Sが46mmと10mmの差がありました。
最後に、試着しても気づかなかった注意点が1つあります
しっかりと足をホールドしてくれるヒールカウンターですが、高めに設計されています。インソールからヒールカウンターの頂点までの長さを計測するとキャンパスが84mmに対し、80’Sが78mmと6mmの差がありました。
このことでくるぶしの両サイドのアッパーが深く下にカーブしているデザインでも安定感が高く、スポッっと脱げてしまわないように足をホールドしてくれるのだと分析しております。

しかし、筆者がインビジブルソックスを履いて使用した際に10分ほどの歩行で靴擦れになりそうに。歩行時に僅かながらヒールカウンターの先端部分と肌が接触することが分かり、急遽通常の丈のソックスで対応しました。
足の形や歩き方の個人差にも左右されますが、購入直後のシューズが足に馴染んでいない状態の時にインビジブルソックスや素足で着用する場面では肌に擦れる箇所が無いか念のためチェックすると良いですよ。通常のソックスと併用した着用では一度も靴擦れは起きておりませんのでご安心を。
価格は9180円(税込)。ブラックスニーカーをお探しならアディダス キャンパスはオススメですよ!
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