少し前から各ブランドで見られるようになったサイドラインパンツ。シンプルさを追求したノームコアトレンドに変わり、このサイドラインパンツのようにラインや柄などの装飾性をプラスした洋服が多く出回っています。
そんな中、アスレジャー大好きの私がおススメするトレンドライクなスポーツウェアがあります。
「アスレジャーって何？」というかたは、以前の記事『ナイキのテックフリースジョガーパンツはメンズアスレジャーに最適！』に目をとおしてください。 https://fuku-labo.com/nikenike-tech-fleece-jogger-pant
M ESSENTIALS ウォームアップパンツ
アディダスのジャージといえば、誰しもが3本ラインのアイテムを思い浮かべるでしょう。ほとんどの場合、運動着としての認識しか持たれていないこのアイテム。しかし、これがなかなか街着として使い勝手の良いパンツなのです。
まずはスポーツウェアの特権ともいえる機能性の高さ。アディダスはどのような環境下でも衣服内を快適に保てるようにクライマテクノロジーという独自の技術を開発しています。
今回ご紹介するM ESSENTIALS ウォームアップパンツは、ポリエステル100％ですが、このクライマテクノロジーの中でもクライマライトという吸汗速乾性が特に高いシリーズのおかげで、真夏の暑い時期に着用しても快適に過ごせます。
また、商品としては完全に運動用のパンツとして販売されているのでとても動きやすい。気温の高い日は特に蒸れやべたつきなどでショートパンツでないと不快感があることも多々ありますが、3ストライプスジャージパンツであれば全く気になりません。
さらにウエスト周りもゴムでゆとりがあるので、人を選ばずどんな体型の人でも着用することが出来ます。
トレンドライクなデザイン
少し前まで、シンプルなデザインを基調としたノームコアトレンドを意識した洋服が市場に多く出回っていました。しかし、最近は長く続いたノームコアトレンドの反動で洋服に装飾性を求めた物を多く見かけます。例えば、シンプルなシャツでも色使いや柄が派手だったり、トップスの袖やパンツにサイドラインが入っていたり。
「所詮ジャージでしょ？」と思っていたあなた。あなどってはいけません。まさに3ストライプスジャージパンツはサイドラインの入っているトレンドライクな装飾性のあるアイテムなのです。
また、サイドの三本ライン以外デザインは極めてシンプルでやり過ぎ感は全くありません。色の展開はモノトーンのものと、ラインの部分が黄色になっているマッドゴールドがあるのですが、ここはモノトーン一択です。
このアイテム自体がそもそもカジュアルな印象のアイテムですので、ライン以外のカジュアル要素は極力おさえていくことがきれいに着こなすポイントです。
サイズ感が重要
ウォームアップパンツという極めてスポーツライクなアイテムを街着として着こなすためには、サイズ感が非常に重要になってきます。基本的には洋服はサイズ感が大きくなればなるほどカジュアルに、サイズ感がジャストであればあるほどフォーマルな印象になっていくものです。
M ESSENTIALS ウォームアップパンツはスポーツウェアという極めてカジュアルなアイテムであり、今回はラインも入っているのでさらにカジュアル寄りになります。ですので色使いはシンプルにモノトーンで、なおかつサイズ感はジャストで着用したほうがサマになりやすいものです。
具体的なサイズ感をお伝えすると、着用した際に腰元から裾までしわが出ずにストンと落ち感のあるシルエットになり、裾に布がたまってクッションができないぐらいの丈が良いでしょう。
これは試着する際に比べてみると一目瞭然です。パンツにしわが出てしまうようなサイズ感で着用すると急にジャージ感がグッと増してしまい、下手をすると部屋着としてジャージを着ているような印象になりかねません。
しかししわが出ないようなサイズ感で着用すると、不思議なことにスラックスをはいているかのようなシルエットになります。M ESSENTIALS ウォームアップパンツが腰元から裾にかけて少し細くなっていることによって、このような印象を与えられるのです。
M ESSENTIALS ウォームアップパンツの着こなし
最後にM ESSENTIALS ウォームアップパンツを使用した着こなしをご紹介します。先ほどサイズ感が非常に重要だということをお伝えしましたが、私は身長179cm、体重が75kgと大柄な体型ですがサイズはSを着用しています。
このサイズ感だとザ・ジャージといったようなダボダボ感は全く感じずに綺麗なラインで着用することができます。
そしてこのパンツ自体がカジュアルなアイテムなので、子供っぽい印象にならないように全体の色づかいはシンプルにまとめたほうがサマになりやすいものです。それからトップスでまず合わせるとすればシャツを選びましょう。
上の写真では少し遊び心を加えてユニクロのグレーのシャツを合わせていますが、よりシンプルにまとめるのであれば白シャツを合わせれば間違いはありません。色づかいをシンプルに、そしてシャツというきわめてフォーマルなアイテムを合わせることで運動着をそのまま着ちゃっている、という印象はなくなります。
またトップスのサイズ感ですが、パンツのサイズが小さめで細くなっているのでトップスも細身にしてIラインをつくるか、トップスを大きめにしてYラインをつくると体型が綺麗に見えやすくなります。
このように全体のコーデを意識する際には、上下細身のIライン、トップスが大きめでボトムスが細身のYライン、そしてトップスが細身でボトムスが大きめのAラインの三つの基本的なシルエットを意識するとよいでしょう。
最後に、少しベーシックから一歩はずれたポイントをお伝えします。上の写真のコーデでは、パンツとソックスとスニーカーで三つアディダスのアイテムを使用しています。色づかいやサイズ感による統一感も非常に需要ですが、こういったブランドを統一したコーデもお洒落な印象を与えることができます。
あるコーデを考える際には色使いやサイズ感などの基本的な部分を抑えた上で、自分なりの「テーマ性」を意識することでより個性的でまとまりのあるコーデを組むことができるでしょう。
着こなしのポイントも含め、M ESSENTIALS ウォームアップパンツの魅力をご紹介してきましたが、本当に使い勝手の良いアイテムなのでぜひ試してみてください。大型のスポーツショップなどに足を運ぶとセールでかなり安く手に入ることもありますよ。
