アディダスのナイトジョガーで昼でも夜でもおしゃれな足元に!

ローテクのデザインにハイテクを盛り込んだ!

アディダスから1976年に同名のシューズが発売されています。しかし、こちらのシューズはあまり似ていません。後述しますが、ある技術が踏襲されているので、ナイトジョガーという名が冠されているのです。

まずは、レトロランニングシューズの特徴であるアッパーからみていきましょう。甲はメッシュとスエードのオーバーレイ仕様です。これはニューバランスなどでも見られるレトロランニングシューズのデザイン。

(メッシュとスエードのコンビアッパー。こちらはナイキのルナLDVトレイル)

(こちらがナイトジョガー。シューレース近くとつま先で毛羽立ちが違うのがわかります)

つま先とサイド、シューレースの部分で素材を変えています。シューレース部分のスエードは毛羽立ちがありレトロな雰囲気が感じられます。そしてシュータンは横からスポンジが見えるようになっていて、ナイキのレトロランニングシューズのLDVなどと同様のデザインです。

またシューレースも平ひもでレトロ感があります。こういったレトロなデザインをハイテク技術で作っているのが、最大の特徴です。

たとえば、アッパーの素材はナイロンですがリップストップナイロンという切り裂きに強い素材を使用し、かなり薄く作られていて足の屈曲がしやすくなっています。

(シュータン部分。こちらはナイキのルナLDVトレイル。スポンジがむき出しです)

(こちらがナイトジョガー。こちらは中央部のタグがスエードになっています。こちらもスポンジがむき出しです)

これに対してミッドソールはアディダスのスニーカーではおなじみのブーストフォームでできています。ブーストフォームのおかげでソールにボリュームがあるのに軽く快適な履き心地。

(ソール部分。この発泡スチロールのようなものがブーストフォーム)

レトロなデザインをハイテクな技術で再構築しているので、見た目は70年代のクラシックカーでも中身は電気自動車といったところでしょうか。ラシックな見た目と快適性をいいバランスで両立させているスニーカーなのです。

暗いところでは別の顔も

実はこのスニーカーがインスパイアしたのは全体のデザインではなく、1976年の同名のシューズが搭載していたリフレクターにあります。このスニーカーにはふんだんにリフレクターがついています。

まずはつま先とサイドの中間部分のシルバーの箇所、そしてサイドのスリーストライプ、ヒール部分の青い部分、そしてシューレースのグレー部分。なんとシューレースまで光ります。フラッシュ撮影をするとリフレクターが光を反射します。

(通常撮影。各パーツの色がはっきりとわかります。青の発色がキレイです)

(フラッシュ撮影。青い部分やヒモまでしっかり反射しています)

特に青い部分は最初光らないと思っていたので光った時は思わず声が出たほどです。まさかリフレクターだとは思いませんでした。これだけリフレクターが付いているので夜間のランニングやウォーキングにも最適。

まさにナイトジョガーなのです(商品の英語スペルはNITEですが、これはnightの略語です)。クラブなど夜遊びではフラッシュライトで光るので足元が目立ってオススメです。

まとめと補足

このスニーカーの色展開ですが15色もあるのでどれがオススメとは書きにくいのですが今回紹介したカラーは直営店限定なので他の人とは多少カブりにくいかもしれません。ただベーシックなカラーが多いのでどれを選んでも使いやすいでしょう。

サイズ感はやや幅が広めです。筆者はナイキのスニーカーは27cmを普段履いていて今回のスニーカーは27cmを選びましたが、やや幅が広く感じました。なので0.5cm下のサイズを選んでもいいと思います。

価格は税込1万7280円と少々お高いですが見た目はレトロ、中身はハイテクのこのスニーカーをぜひお試しください。特にナイキのエアーとは違う独特のこの履き心地はトリコになる事まちがいなし。

永田朋之

この記事を書いた人

永田朋之

身長169cm 体重70kg 靴27.0cm

シンプルでクリーンなファッションが好み。自分の体型をごまかす着こなしを日々考えている36歳。趣味は洋服のリメイク。