アディダスtiro15で30代のパパもオシャレにジャージを履こう!サイズを間違えても対応可能

ジャージと言われれば多くの人が思い浮かべるであろう、「アディダスの3本線ジャージ」をご紹介。もちろんこのモデルを選んだ理由もちゃんとあります。「え、アディダスの3本線て懐かしいけど、おしゃれじゃないでしょ?」と思った世代にはぜひご一読いただきたいです。

(ジョガーパンツの例。裾がリブになっていますね。)

皆さんはジョガーパンツ持っていらっしゃいますか? 私は30代後半の2児の父なんですが、数年前から休日はかなりの割合でこの類のパンツをはいています。それだけのメリットがあるんです。

  1. 伸縮性があって丈夫なので、子供と遊ぶのに最適
  2. 裾が細くなっているので、Yラインシルエットが作りやすい
  3. アスレジャートレンドで、商品が多い
  4. シャツなどに合わせると簡単に「ドレスとカジュアルの理想的なバランス」がとれる

①はすぐわかりますよね。休日のお父さんには動きやすい服装が求められることが多い。汚れたら洗濯機ですぐ洗える便利さ。気をつかう服はだんだんと着なくなっていってしまいますからね。ヘビーユースできるのは重要なポイントです。

②ですが、Yラインシルエットとは、「上半身にボリュームをもたせ、下半身はなるべく細く」することで、体型をキレイに見せるテクニック。Yラインにおいてもっとも大事なのが、実は下半身。ジョガーパンツは裾がゴムやリブになっているおかげで、普通のズボンに比べて裾幅が非常に細くなっています。そして運動をするという特性上、ウエストや太もも部分はややゆるめに作られているものが多い。これによって、ちょっとおなかが出ていても苦しい思いをすることもなく、スッキリとした下半身を手に入れることができます。

③については、トレンドアイテムであるということは「色々なブランドが出している」ということになります。ユニクロやGUから、高級ブランドも取り入れています。選択肢が多いということは、価格の面でも「安くて良い」ものが多く出てくることになります。

④ですが、まず「ドレスとカジュアルのバランス」については下記サイトを参考に。
http://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810

ジョガーパンツは、素材にもよりますが、「カジュアル」に属するアイテムです。次に、素材・シルエット・カラーの3要素をみてみましょう。素材がジャージ=カジュアル、シルエットは細みをチョイス=ドレス。そして色は真っ黒を選んだとすると、モノトーンでドレスとなり、アイテム単体でドレスとカジュアルのバランスがとれている「ハイブリッドアイテム」となります。このハイブリッドな黒のジョガーパンツに、少し大きめサイズの白シャツを袖をまくってややラフに羽織り、足元はなるべくシンプルな黒スニーカーやエスパドリーユ。これだけで「73のバランスのとれたお手本的コーディネート」の出来上がりです。

「アディダスの3本線」は今年のトレンドにピッタリ!

(あえてライン入りを選ぶ理由とは?)

さきほどのおすすめコーディネートは、「ノームコア」、つまり「シンプルを良しとする」トレンドが全盛だった昨年であれば「100点!」なコーディネートでした。しかし、実は今年だと「90点かな」という評価に。トレンドは少しずつ「柄もの」「カラーを入れる」「装飾性を加える」方向へと向かっています。

トレンドの波とは文字通り、寄せては返す波のごとくゆっくりと変化します。いきなり「全身柄ものでカラフル、きらびやか」なところへは行きません。今年は変化の過渡期であり、「去年よりちょっとだけ派手」なぐらいがちょうどいいでしょう。「トレンドを取り入れる」とは完全に浸透しきった要素ではなく、その少し先の動きに合わせることなのです。

さてここで今回ご紹介のアディダスのジャージ「tiro 15」、最大の特徴がこの3本線。これが実は今のトレンドにピッタリなんです。サイドにラインの入ったパンツ……そう、この装飾性が地味な印象から抜け出して、さらにストライプが入っていることで縦のラインが強調され、足を長く見せる効果もあるんです。

「アディダス tiro 15」を細かくご紹介!

まず全体。まず目につくのが、誰が見ても「あ、アディダスだ」とわかる、サイドの3本線。これ、私と同じ30代後半の方でしたら、「ああ~なつかしい」と思うのではないでしょうか?

(かつて街中にあふれていた「3本線」)

今から約20年前、この「アディダスの3本線ジャージ」が非常に流行った時期がありました。素材はシャカシャカとしたナイロンで、「シャカパン」なんて呼ばれていました。いわゆるストリート系の代表アイテムとして君臨していたのです。

そんな抵抗感を「えいやっと」乗り越えて、ぜひ試していただきたいのがこの「アディダスtiro 15」。ジャージのイメージが変わるはず。

「スポーツ用品店でいくらでも売ってるじゃん?あれじゃダメなの?」と思った人。鋭いです。実はそれでも「地味から脱する」「装飾をプラス」という意味ではOKなんです。ではなぜあえてこのアイテムをオススメするのか?その一番のポイントは「裾が極端に細い」ことです。

(伸縮性のあるジャージ素材だからできる、この大胆な裾への絞り。)

ふとももから裾にかけて、グーッと細くなっていってるのがおわかりいただけますか? これを「テーパード」と呼びますが、履いてみると見ため以上に、ヒザから下が「ピタッ」とフィットします。フィットはしますが、ジャージなので伸びます。動きづらくはありません。反対にヒザから上はゆるめで、動きが妨げられたり、窮屈な思いをすることはありません。

かつての「シャカパン」は、上から下までほとんど同じ太さの、ルーズなシルエットでした。それが悪いわけではないですが、圧倒的に使いやすいのがこの「裾が細くなっている」タイプです。

先ほどもご説明したとおり、裾が細くなっていれば「下半身が細く、シルエットがキレイ」に見えます。すると上半身は、ジャストサイズでもダボッとしたシルエットでもどちらでもサマになります。ジャストならIライン、ダボッとさせればYラインになるからです。この「tiro 15」は他のどのジャージよりもヒザ下からくるぶしが細く、ピタッとしています。ヒザ下はスキニ―並みに細いのに、太ももはゆとりがある。そのため「無理して履いている」ように見えるピチピチ感もない。「楽なのに最高レベルのシルエットが手に入る」これこそが、「tiro 15 を「おしゃれアイテム」としてオススメしたい最大の理由なんです。

「裾があんまり細いと脱ぎはきが大変だろ!」という方。ご安心ください。「tiro 15」には裾にジップがついております。

ここまで開きます。だいたいふくらはぎの真ん中あたりまで開きます。運動着のこういう裾のジップって、「靴をはいたままジャージが脱げる」ようにつけられている場合があるんですが……これは無理です。ヒザまでピッタリフィットしちゃいますので。あまりに裾が細いパンツだと「カカトすら入らない」ということがあるんですが、このジップのおかげでその心配はありません。

ウエスト部分。白い帯のように、ラインが入っていますね。これは、「ブラジルのウィッシュバンドから着想を得た・・・」と公式サイトなどにも書かれていますが……正直、この部分はあまり気にしなくていいかと思います。タックインでもしないかぎり見えませんから。

デザイン的なことより、この白い部分がメッシュになっていることの方が重要です。ジャージのウエスト部分は蒸れやすいので、これはわずかな差でも嬉しい機能。

サイドのライン。途中で切れることなく、上から下まで入っています。これによって、「足がずっと続いているように」見え、「腰の位置がわかりにくく」なります。ちょっとビックリするくらい足が長く見えますよ。「3本線のジャージ」として見るのではなく、「足が長く見えるラインの入ったパンツ」と思ってもらえれば取り入れやすいですね。

サイドにはポケット。ジップになっており、見てのとおりかなり目立たないです。ジップがあると、子供と遊んでいても物を落とす心配がありませんね。

このように、サイドのラインに沿ってポケットが取り付けられています。これ、地味ですがけっこう重要。「ポケットが目立たないというだけでドレス度がわずかに上昇する」んです。

ジーンズのポケットは前から見ても目立ちますが、スラックスのポケットは「スラッシュポケット」といって、縦に近い形になっているはずです。こうしてなるべく目立たなく、見ためにスッキリさせることで、カジュアルに傾いてしまうことを防いでいます。

そしてこのポケット、いちおう付いてはいるんですが、なるべく物を入れないようにしてください。ポケットがパンパンに膨らんでしまうようでは、せっかくの細みシルエットが台無しになってしまいます。これはスーツでも同様で、スラックスや上着の外ポケットにはなるべく物を入れない方がいいのです。入れるとすれば内ポケットに最小限のものを。入りきらないようならカバンを持つことです。


(乾燥機の他、スライディングも避けましょう)

素材。クライマクールとは、アディダスの機能素材で、吸汗性と通気性に優れた素材のこと。特に発熱・発汗しやすい部位には通気性にすぐれた素材が使われています。さきほどのウエストのメッシュがそれに当たりますね。ポリエステル100%なので、摩擦や高熱には弱いです。乾燥機も避けることと書かれていました。ジャージ・運動着としても十分な機能性があるので、街着にすればとても快適に過ごせます。

サイズ選びと、欠点と、カバー方法

この写真を見てもらえればわかる通り、私はサイズ「XS」を選んでいます。これは私が特別小さいわけではなく、この製品、アメリカサイズなのです。私は身長168cm、体重69kg。けっしてやせているとは言えませんが、ウエストはXSで全く問題なく入ります。足全体のフィット感もXSが理想です。なんとなくSくらいを選びたくなりますが、かなり太もも部分がゆるくなってしまうのでXSを推奨します。ふくらはぎもXSならスキニ―のようなキレイなシルエットが手に入ります。

ここまで長所ばかりあげてきましたが、サイズに関して一つ大きな欠点があります。アメリカ人の体型に合わせて、XSでも股下が約75cmあります。75cmあると、私くらいの身長だと「ちょっと長いな」と感じます。でも、裾がジップになっているため裾上げができないのです。

股下が75cmあると、170cm前後の身長だと「裾にクッション」ができてしまいます。クッションとは、長さが余って裾にクシャッとたまってしまう状態のことです。クッションができると「裾の細さ」がなくなり、狙いとする「下半身を細く見せる」効果が消えてしまいます。太いor細いの印象を決めるのは「末端」であり、裾幅さえ細ければ「足が細く」見えるのですが、クッションができてしまってはせっかくの裾の細さが活かせません。ジーンズなどであれば、ロールアップするという手が使えるのですが、このtiro 15だと……

こうなっちゃいます。さすがにこれはみっともない。でもXSが最少サイズなので、これより下のサイズを選ぶことはできないので……

このように、「内側に折っちゃう」んです。ジップを閉めた状態で。非常に裾が細いので、内側に折ってもちゃんとフィットしてくれます。はいていてもずり落ちてくることはありません。あくまで日常の動きの中では、ですが。

こんな感じになります。どうです? 違和感はないでしょう?かなり裾が細くなりますので、合わせる靴もなるべくボリュームを抑えたものが好ましいです。写真のような簡易な革靴やローファー、スリッポンタイプのスニーカーなどですね。

まとめ +コーディネート例

上の写真のように、白シャツに合わせるのが一番簡単です。その他にも、ローゲージ、つまり目の細かいニットや、テーラードジャケットなど。ドレス要素があるとはいえ「ジャージ」ですので、なるべくドレスアイテムと合わせるようにしましょう。

デートにも使えるスタイル。パリッとした白のドレスシャツに、レザーのスリッポン。モノトーンでもパンツのラインのおかげで地味ではないですが、首元にスカーフでちょっと色を入れてさらに華やかさもプラス。クラッチバッグもレザーなので、キャップでカジュアルダウンしました。

ちょっと長くなりました。

  • ジョガーパンツはトレンドの最盛期
  • その中でもライン入りパンツで地味からの脱却
  • 3本線ジャージへの抵抗感は今は忘れても大丈夫
  • 欠点を着こなしでカバーすることで素晴らしいシルエットが手に入る

といった点でオススメな「アディダス tiro 15」。ジャージなのに1万円近くしますが、投資としては悪くないと思います。実際にママ友にも褒められました。30代以上の子育てパパさん、こんな「ラクチンでおしゃれ」なアイテムを見逃す手はありませんよ!

三十路

この記事を書いた人

三十路

体重69kg 足の実寸25.5cm 頭囲60cm

37歳、2児の父。 体型に恵まれなくても、仕事や育児に忙しくても、いっしょに「おしゃれでカッコいいパパ」を目指しましょう!