高機能リュックなら都会的新ブランド「アフェクタ」がおすすめ

今回リュックを購入するにあたり、求めた要素は次の3点。「仕事とプライベートどちらでも使える」「ノートパソコンが収納できる」「極力シンプルなデザイン」です。有名どころだとCote&Ciel(コートエシエル)などがイメージに近いですね。

様々なブランドのリュックを調べた結果、筆者はafecta(アフェクタ)のMF-4・ブラックを購入しました。価格は1万0584円(税込)。コートエシエル定番モデルの約1/4の価格です。

1万円の価格帯で、これに代わるリュックはなかなか見つからないでしょう。単に安いだけでなく、機能面も充実しているafectaのMF-4をご紹介します。

afecta(アフェクタ)とは?

まだブランドとしての歴史が浅いようで、検索してもあまり情報がありません。今のところ公式の情報発信は主にインスタグラムを使用しているようです。アウトドアの要素を入れた実用性と都会的なデザインを兼ね揃えた、新鋭の日本人デザイナーによるバッグブランドです。http://urx2.nu/Jfxg

まずは各パーツを見ていきましょう。ブランドロゴはボディと同色で刺繍されており、あまり目立ちません。ファスナーの引手には、ミルスペックと呼ばれる米軍規格の耐久性が高いパーツが使用されています。バックルについての言及はみつかりませんでしたが、引手と同様ミルスペックと思われます。

素材は表裏ともに、熱や摩擦に強いポリエステルを使用。裏地はPVC加工が施しており水に強く、しっかりとした素材感で、型崩れしにくいのが特徴です。展開している型数はあまり多くないものの、1万~1万3000円と比較的にリーズナブルな価格設定となっています。

大容量かつ使い勝手の良いメイン収納と、独立したPC収納スペース

メインの収納口となるバッグ上部は、折りたたんで開閉するロールトップ仕様。開口部の幅は約41㎝で大きな物の出し入れもスムーズに行えます。ファスナーやボタンなどの留め具はありませんが、しっかりとした芯材が入っているのでピッタリ閉じます。

内部に仕切りやポケットは無いので、ざっくりと物を入れる収納スペースとなります。ちなみに両端のバックルをとじたままでも物の出し入れは可能です。荷物を詰め込みすぎると、開口部がずれて開きそうになるので、左右のストラップを引っ張り、密着度を高める調整をしましょう。

左側面のファスナーを開閉すると、メイン収納へアクセスできます。開口幅は広めの約33㎝で、写真のようにパーカーもすっぽり出し入れできます。底の方に入れた荷物や、さっと取り出したい荷物を出し入れする際に便利です。

背面側はノートパソコンの収納スペースになっています。ファスナー開閉で、マジックテープ留めの仕切りが1つあります。写真では13インチ用ケースを使用していますが、ちょうど良いサイズ感で収まりました。背面自体に厚みのあるクッション材が入っているので、ケースは無くても大丈夫。

最深部まで入れてもバッグの底に付かないよう配慮されています。試しに15.6インチのノートパソコンをケース無しで入れてみたところ、なんとか収まりましたが、おすすめはしません。15インチ以上の場合は前述のメイン収納スペースを使いましょう。

ミニマルデザインを損なわない3つの機能的なポケット

最上部にある三角形のポケットです。幅約24㎝、一番深いところで約15㎝、一番浅いところで約10㎝です。手前は仕切りが無く、奥は仕切りが3つあります。

手前には、イヤホンとハンドクリームを入れています。こちらは使用頻度の高い小物収納にちょうどよいサイズ感です。奥の仕切り3つのサイズは、真ん中が幅9㎝×深さ12㎝。左右は幅7㎝×深さ7.5㎝です。写真では、リップクリーム、名刺入れ、キーケースを入れています。

中央部のポケットです。縦に長い収納スペースで、開口部は幅25㎝。上部にある三角形のポケット直下も収納スペースとなっているので、内部の高さは44㎝ほど。見た目以上に収納力があります(三角形のポケットと中で繋がってはいません)。内部に仕切りやポケットはありません。

右側面にあるポケットです。仕切りが1つある縦に長い収納スペースです。開口部は幅23㎝。仕切りは横幅14㎝×深さ18㎝ほどです。写真では細長いモバイルバッテリー(Anker製)とケーブルを収納していますが、ジャストサイズです。スマホを充電しながら、ジャケットやパンツのポケットにスマホを入れておけるので便利です。

その他のディテールと着用イメージ

外観では全く見えませんが、中央部のポケットの側面には、ナイロン製の紐が1本、6.5㎝間隔で縫い付けられており、指1本分くらいの輪っかが4つ備わっています。これは「デイジーチェーン」と呼ばれる、登山リュックに見られる仕様で、本来はカラビナやロープなどを使って荷物を括り付けるものです。

街用リュックとして使う場合、ほとんど利用することは無いと思いますが、試しにキャップをカラビナで付けてみました。色々と物をつけると野暮ったくなり、せっかくのミニマルなデザインが損なわれてしまうので、積極的な使用はおすすめしません。

ショルダーパッドは、表と裏ともに同素材を使用。クッション材は入っていますが、厚みはあまりありません。余計なパーツが付いていないので、見た目がすっきりしています。長さの調節バックルはパッドの端に備わっているので目立たず、背負った時の肩回りはスマートな印象です。

実際どれほどの収納力があるのか、試しに2泊3日の旅行を想定して荷物を入れてみました。入れたものは、ジーンズ×1、半袖Tシャツ×3、パーカー×1、巾着バッグ(下着×2、靴下×3、寝間着×1) ご覧のとおり、これだけ入れてもまだ余裕があります。

身長168㎝の筆者が着用すると、このようなサイズ感になります。シンプルで直線的なデザインが印象的です。最近はスーツ姿でリュックを背負っている方もよく見かけますが、オンオフ両様のリュックをお探しなら、選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

カラー展開はブラックとグレーで、価格は1万0584円(税込)。実店舗では、アーバンリサーチやビーミングbyビームス、ロフト(一部店舗)で取り扱いがあるようです。

実物が見れればベストですが通販でも購入できます。ZOZOや楽天に出店しているバッグ店のほか、afectaの公式インスタグラムアカウントからの問い合わせからでも、通販対応が可能のようです。

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【104選】メンズおすすめバッグ「買って、使って」レビュー!【2020】

2019.05.09
whimsy

この記事を書いた人

whimsy

身長168cm 体重55kg 靴25.5~26cm

二児の父。アラサー。好きなテイストはシンプル+機能性+遊び心。アイテム購入時の決め手はコスパとトキメキ。