ユニクロのエアリズムタンクトップはどっちがオススメ? 「エアリズムコットンタンクトップ」と「エアリズムマイクロメッシュVネックT」を徹底比較!

ユニクロのエアリズム、実はいくつか種類があることをご存知でしょうか。今回はその中でも「エアリズムコットンタンクトップ」と「エアリズムマイクロメッシュVネックT(シームレス・ノースリーブ)」のデザインと機能を比較していきます。結論から言うと、よりカッコよくオシャレなのは「エアリズムコットンタンクトップ」。

肌着としての着心地や清涼感は「エアリズムマイクロメッシュVネックT」が優れていると言えます。筆者もコーディネートや用途によって使い分けており、どちらにもメリットデメリットがあります。どれを買おうかお悩みの方は必見です。早速レビューして行きましょう。

素材の違いは着用感に影響

エアリズムマイクロメッシュはナイロン83%、ポリエステル17%。まるで着ていないと思えるくらい軽量な着心地です。伸縮性も高く、着用時のストレスは皆無。汗をかいた際の肌へのくっつきも、コットンと比較して不快感は少ないです。

非常に薄手なため、向こうが透けて見えます。1枚着は到底できません。乳首が浮きます。インナーなので当然上に何か着用することが考えられますが、その薄い生地感から汗を吸収して上に着用している衣服への汗染み対策としてはかなり心許ないです。仕事の作業で室温60℃以上の環境に身を置く筆者の発汗量が多い可能性も高いですが、汗っかきの方はご注意ください。

ただし、エアリズムの名は伊達ではなく、冷感機能は抜群です。歩行程度の身動きだけでも感じられ、冷房の利いた室内では冷たすぎるくらい。こうして書くとデメリットが多く見えますが、着ていることを忘れるくらい軽い着心地や伸縮性は、汗をかかない季節にも活躍が見込めます。

筆者は一年通してエアリズムのアンダーウェアを履いていますが、冬に寒さが増すようなことはありません。こちらも問題無く使っていただけます。

一方コットンタンクトップは綿71%、ポリエステル25%、ポリウレタン4%となっています。表面がコットン素材、裏面のみエアリズムの特性を持たせた生地になります。見た目にはツヤの強い綿素材にしか見えません。以前のエアリズムは、化学繊維特有のテカテカ具合から少々安っぽさを感じましたが、このエアリズムコットンは見た目が明らかに進化しています。

生地の厚みも並程度あり、透け感はありません。乳首が浮くのも防げるくらいには厚みがあります。上に着用しているアイテムへの汗染みも「メッシュ」程貫通しません。その代わり、タンクトップで汗を留めるからか白くなって塩が浮いてしまうことがあります。これほどの発汗量になると、上に着ている衣服へも汗が染み出してしまうでしょう。

メッシュよりはいくらかマシ程度にお考え下さい。ではその機能はと言うと、上述したような冷たすぎる程の冷感触は無く、見た目と同じくエアリズム自体の機能も、綿を混紡したことでマイルドに調整されているように感じます。冷感が欲しい方には物足りないでしょう。逆に筆者と同じように冷たすぎるのがイヤな方はこちらがオススメです。

どちらのタイプももちろん洗濯機で洗うことができます。特に特別なことはせず、他の洗濯物と一緒に洗っています。交互に1ヶ月ほど毎日着用していました。綿を混紡しているためか、タンクトップの方は少しだけ首元がよれてきました。ある程度は消耗品と割り切って使いましょう。メッシュの方は乾くのが非常に早いですが、どちらも半日もかからず乾くでしょう。

デザインのカッコよさはタンクトップが圧勝

インナーで見えないのだからデザインは関係ない、と思われる方もいるかもしれませんが、案外気を抜けないものです。肌着は基本的に見えてしまってはいけないものです。見えると野暮ったいのです。

実はこの「メッシュVネック」はネックの横幅がせまいため、トップスのネック部分の作りによっては見えてしまいます。前開きの深さはXS・Sで20㎝、Mで20.5㎝、Lで21㎝、XLで21.5㎝、XXLで22㎝、3XLで22.5㎝、4XLで23㎝のため、Vネック自体はそれなりに深さがあります。

生地がやわらかいため、このように着用時ずり上がってきて首元から覗いてしまう場合があります。これが非常に不格好。筆者は鞄を肩掛けしている時に頻発したため、こちら着用時には手に持つ鞄を選んでいます。また首元の開きが少なく、Tシャツに比べて襟の高いシャツなど着る方であれば、このデメリットに悩まされることはないでしょう。

商品名にもある「シームレス」とは縫い目が無いこと。加えて袖、裾、ネックがすべて切りっぱなしになっています。このメリットは重ね着のストレスがかなり軽減されることです。インナーとして、着心地のよさは最大のメリットと言っていいでしょう。縫い目の凹凸によって着心地が損なわれることもありますから。

一方でそのスタイリッシュなデザインから、筆者も着用頻度は「タンクトップ」の方が多くなっています。首元の開きが大きく、この上にトップスを着用しても見た目に干渉しにくいです。

バインダーと呼ばれるネック部分の折り返しですが、実に上品に設定されています。細過ぎると肌着っぽさが増し、太すぎれば目立ってカジュアルな印象となります。この薄く程よい折り返し幅が非常に上品なのです。明らかに1枚着できるデザインです。狙って仕上げてきているでしょう。

タンクトップはサイズ選びが重要

とは言えタンクトップに抵抗がある方の気持ちもよくわかります。筆者は以前、タンクトップは肉体自慢のお兄さんが着るものだと思い込んでいました。体格を考えても筆者は167㎝51㎏のガリガリ体型です。それが一度着用してみると、インナーとしてこれほど楽なものは無いと考えが変わりました。トップスに干渉すること無く、腕回りの可動が非常に楽なのです。

そんな筆者のようなガリガリ体型の方は、やや小さめかジャストサイズを選びましょう。筆者でMサイズを選択していますが、胴回りにゆとりがあるため、フィット感を高めるならSサイズでもよかったと、後で気がつきました。

締め付けるほどピタピタに着る必要はありませんが、中途半端にゆったり着るとだらしなく、ヨレヨレに見えてしまいます。ジャスト~タイトなサイズ選びをオススメします。

メッシュVネックT、こちらも筆者はMサイズを選択しており、適度なゆとりで楽に着ています。こちらはサイズ選びで着こなすようなアイテムではなく、インナーとして生地のもたつきや上半身の可動に影響が出ないサイズ選びがオススメ。とは言え着ていないくらいの快適さがあるため、基本的にジャストサイズで問題ないでしょう。

どちらもサイズ展開はXS~4XLまでの8サイズ展開と豊富。XS・XXL・3XL・4XLはオンラインのみの販売、タンクトップは店舗での展開は無くオンラインのみの展開となっています。

VネックTが身丈XSで61㎝、Sで63㎝、Mで66㎝、Lで69㎝、XLで72㎝、XXL・3XLで74㎝、4XLで74.5㎝。身幅XSで39㎝、Sで42㎝、Mで45㎝、Lで48㎝、XLで52㎝、XXLで56㎝、3XLで60㎝、4XLで64㎝。

タンクトップが身丈XSで62㎝、Sで64㎝、Mで67㎝、Lで70㎝、XLで73㎝、XXL・3XLで75㎝、4XLで75.5㎝。身幅がXSで37.5㎝、Sで40.5㎝、Mで43.5㎝、Lで46.5㎝、XLで50.5㎝、XXLで54.5㎝、3XLで58.5㎝、4XLで62.5㎝。

カラー選びは上に着るアイテムで選ぶ

http://urx3.nu/vknu

VネックTは「00 WHITE」「09 BLACK」「32 BEIGE」の3色展開。例えば、白シャツでインナーの色が透けるのを嫌う方は黒を避けるべきでしょう。他の2色をオススメします。逆に皮脂等、襟回りの汚れが気になる方は「09 BLACK」がオススメ。発汗量が多く汚れやすい筆者もこちらを選択しています。

http://urx3.nu/iHfV

タンクトップは「09 BLACK」「00 WHITE」の2色展開。黒はスタイリッシュで体型が締まって見えます。ただ、塩浮きが発覚したため、目立たせたくない方には白もオススメですよ。

まとめると、両者ともに基本的なエアリズムの機能は搭載しつつ、「エアリズムマイクロメッシュVネックT(シームレス・ノースリーブ)」は生地が薄く着心地が非常に軽い。着ていないと錯覚する。縫い目が無く切りっぱなしのためで着用時のストレスが無い。ひんやりとした冷感が強い。機能で選びたい方はこちら。

「エアリズムコットンタンクトップ」は、デザインがスタイリッシュでカッコいい。表地がツヤあるコットンで安っぽくない。見せられる肌着。見た目のカッコよさで選びたい方はこちら。本稿が購入を迷われている方にご参考いただければ幸いです。価格はどちらも990円(+税)。

TAKUMA

この記事を書いた人

TAKUMA

身長167㎝ 体重51kg 靴25.5㎝

オシャレになって見た目も中身も磨きたいアラサー男子。人に見られることに臆さず自信を持って、胸を張って生きて欲しい願いを込めます。細身のシンプルなコーディネートが好き。さあ「脱地味」しよう。