夏になると楽で涼しいサンダルが履きたくなるのは私だけではなく皆さんもではないでしょうか。そこで、夏だけではなく、一年中、そして、街だけでなく、海やリゾートでも使えるサンダルが一つあると便利です。
海やリゾートでは、ビーチサンダルでも全く問題ないですが、街中では、ビーチサンダルだとカジュアルになりすぎることが気になる方や、長時間の着用はすこし疲れを感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、多くの方がご存知で手に入りやすいブランドで、海やリゾートはもちろん街でも一年を通して使えるサンダルを発見したので紹介します。
目次
装飾が少なく、シンプルですっきりしたデザイン

ビルケンシュトックは、靴の量販店でも販売されており、ご存知の方も多いと思いますが、ドイツ発祥のメーカーです。ドイツはマイスターと呼ばれる職人の国家資格が存在するように、モノづくりの大国のイメージあり、そのイメージ通り、ビルケンシュトックも靴職人の丁寧な作りが感じられます。
サンダルのラインナップの中で人気があるものは、足の甲をすっぽりと覆ったボストン(Boston)やフットベルトが2本ついているアリゾナ(Arizona)です。その中で、今回、紹介するのはフットベルトが1本のサンダル、商品名の「マドリッド(EVA MADRID)」です。
フットベルトが1本で、足の甲がでる面積が広く、つま先部分が開いており、見た目も夏らしく涼しげですっきりしています。実際に、着用してみても風を通しがよく涼しいです。
留め具も装飾がなく、他の部分と同じ素材を採用しており、目立たずシンプルなところがよいです。インソール以外で着用時に見えるロゴはフットベルトの内側と留め具の部分にありますが、プリントでなく、型押しで表現されており、遠目ではわかりにくく、目立ちません。

(留め具も、オールブラックでシンプルなデザイン)

(側面のロゴは型押しで目立たないデザイン)
足にフィットし、やや細めのシルエット
シンプルなデザインですが、足の医学に基づいて設計されているので機能性もよいです。特に、私がよいなと感じている部分は、インソール部分が縦方向に流れるようにアーチ構造となっている点です。マドリッドに限らず、ビリケンシュトックのシリーズには多く採用されています。
土踏まずの部分にしっかりフィットするので履き心地がよく、疲れにくいように感じます。シルエットはそこまで細くはないですが、モノトーンであることと、全体的な形も親指から小指にかけて、足の形に添ってサンダルが縁取りされているので余計なスペースがなくシャープな印象です。
単色のモノトーンで合わせやすいカラーと軽量な素材
シーズンによって展開されているカラーは変更があるかもしれませんが、2017年の執筆時点では、ブラック、ホワイト、ネイビーです。大人っぽい印象のサンダルを探していたので、私はブラックを購入しました。
ブラックは、インソール、アウトソール、フットベルトのすべての部位がブラックで、すっきりとした見た目です。同モデルの革製のシリーズや他のラインナップでは、部位ごとに異なる色を採用しているものもありますが、オールブラックだと大人っぽい印象を与えてくれます。
素材は、同モデルの中敷が牛革のものもありますが、今回のサンダルは軽量なEVA素材です。牛革のモデルと比べて軽量で履き比べると軽さが実感できます。サイズEU42で、片足およそ100gほどでした。また、水にも強く、ビーチで問題なく履け、水洗いできます。
サンダルの縁の部分が少し高くなっているので、縁の部分がフラットなサンダルに比べて、砂が入りにくく、小石に足をぶつけてもしまっても足を守ってくれます。ビーチでたまに小石に足をぶつけてしまうことがあるのですが、このサンダルを履いているときはダメージを軽減できました。
試し履きの際に、足の甲はベルトでサイズ調整を
洗える素材のサンダルだとフットベルトの部分が調整できないタイプのものが多く、足にすっきりと合わない悩みがある方もいるかと思います。私もそうでした。このサンダルの機能的で気に入っている部分は、フットベルトが調整できる点です。

(フットベルトをはずした状態。フットベルトは薄く、簡単に調整可能)
店頭に並んでいる製品は、フットベルトが最長の幅の穴に通されていることが多いです。足の縦横の大きさを合わせただけだと、足に合わない可能性があります。そこで、ベルトの幅も自分の足の甲の高さに合わせて調整すると、しっかりと足に引っかかり靴擦れも発生しにくいです。
実際に私も購入当初は、フットベルトを最長の幅のまま履いていましたが、足の甲が緩く履きにくい状態でした。そこで、ベルトを調整したところ、足にぴったり合い、靴擦れもなく快適に履くことができました。足の縦横や甲の高さは個人差が大きいので、このベルト調整機能は便利です。

(フットベルトを最長のサイズにした状態)

(フットベルトを最長のサイズにした状態。足の甲の部分の高さが広がる)

(フットベルトを最短のサイズにした状態)

(フットベルトを最短のサイズにした状態。足の甲の部分の高さが狭くなる)
フットベルトは細すぎず、面積が広いので足の甲にあたる部分の力が分散されて、締め付けなく足をしっかりとホールドしてくれます。
水洗い可能なので、夏のビーチで使用しても汚れが簡単に落とせます。ただし、ブラックをビーチで使用したのですが、真夏の太陽のもとに置くと熱を吸収してかなり熱くなりますので注意です。
ブラックのサンダルをビーチでこれまで履いたことがなかったので、油断してしまいました。熱くなりすぎていて、海水につけて冷ましてからでないと履けなかったです。ビーチに入っている間は日陰に置いておくほうがよいのですね……
価格は、4320円です。革製のサンダルに比べてリーズナブルでコスパがよいです。私の足のサイズは、アディダスのスニーカーがUS10、ナイキはUS9を履いていますが、マドリッドのEU42を履いています。幅はレギュラーとナローがあります。こちらは足の形に合わせて選びましょう。
大人っぽいサンダルをビーチだけでなく、普段使いで一年中快適に
夏のビーチでも使えて、街中や普段使いでも大活躍しています。ビーチサンダルはついつい夏しか利用せず、他のシーズンは靴箱に保存されていることが多いこともあるかと思いますが、マドリッドであればちょっとした街歩きにも適していますので、オススメです。