ブラックコムデギャルソンとナイキの最強コラボからリリースされたブラックで統一されたワッフルレーサー。ロンドンのドーバーストリートマーケットで先行販売が開始されましたが、日本でも2017年9月8日に発売されました。
レトロでクラシックなナイキのスニーカー
ナイキといえばエアマックスなどのハイテクスニーカーが思い浮かびますが、ワッフルレーサーは1973年に誕生したナイキ初期の歴史的ランニングシューズ。
オレゴンワッフルを元に生まれた由緒あるシューズです。オレゴンワッフルを元に軽量タイプとなり、機能性と快適性をさらに高めて生まれ変わったアイコニックモデルです。
アウトソールに凸状のワッフルがあります。上から見てもソールの凸がいくつも見えるのがポイントです。
このワッフルとは、ナイキの創始者であるビル・バウワーマンが、朝食に食べるワッフルをヒントに考案したと言われるワッフルソールを搭載したナイキ初期の歴史的ランニングシューズのことです。
ブラックコムデギャルソンとは?
まずコムデギャルソンからざっくりお話します。コムデギャルソンは、世界的に有名なファッションデザイナー川久保玲が1973年に設立したファッションブランドです。若者を中心に絶大な人気を誇っています。
そんなコムデギャルソンの中からリーマン・ショックなどの不景気の状況に対応し、2009SS シーズンに伊勢丹との共同戦略でエマージェンシーブランド (緊急事態ブランド) として立ち上がったのがBLACK COMME des GARÇONS (ブラックコムデギャルソン) です。
ブラックコムデギャルソンは、新しいものを発信したいという思いで構想から約1か月で製品化に踏み切り、当初は展開期間を1年半に絞ったゲリラ的ブランドでした。
ブラックの商品へ特化して立ち上がりましたが、通常とは異なった妥協を一切許さないこだわり抜いた生産体制を使用するコムデギャルソンとは別にコストを抑えた生産体制を行うことでコレクションラインの60%ほどの価格で買えるのが魅力です。
ギャルソンのアイコンカラーであるブラックを全面に打ち出したアイテムを展開します。構想から製品化までの流れはある意味ファストファッションに近い感覚かもしれません。
当初は、ギャルソンを買ったことがない人や若者へのアプローチとして展開していましたが、コアなギャルソンファンからも圧倒的な評判を集め、継続されるかたちになったコムデギャルソンの中でも新しい顧客を取り囲んで大成功した特殊なブランドです。
その ブラックコムデギャルソンと ナイキによる新たなコラボスニーカーとして、アッパーからソールまで 全ての素材をブラックで仕上げた ナイキ ワッフルレーサー ’17を販売したというわけです。
ワッフルレーサーの詳細を余すところなくチェック
先ほどお伝えしたように本体も箱もブラックです。この箱を開けると、先ほどお伝えした上から見て凸の形状がいくつも連なっているのがご理解できるでしょう。
独特な形状でアッパーソール全体にブラックのナイロンを使用したものです。つま先に上質なスエードが施してあります。全体のシルエットは薄めのソールとクラシックな形状ですが、細身でスタイリッシュなシルエットが特徴です。他のスニーカーでは見かけないですね。
ナイキのスウッシュロゴにはレザーを施しています。
アウトソールが凸のあるワッフル型になっているのが特徴です。
シュータン部分にはヴィンテージ調のナイキロゴが配置されています。
インソールには両ブランドのロゴがホワイトでプリントされています。
そして、かかと部分にはNIKEとCOMME des GARÇONS のコラボレーションのかたちとして“CDG” ロゴが同じく刻まれています。ブランドらしい反骨精神と美意識を感じさせる一足です。
クラシックなシルエットをギャルソンらしくモダンかつクールな一足に表現しています。
これまでもブラック コムデギャルソンとナイキは、ブレーザー、エアペガサス83など、クラシカルなモデルをベースに様々なスニーカーを生み出し爆発的な人気を収めてきました。今後のナイキとのコラボスニーカーはどんなものとコラボするか楽しみです。
抜群の履き心地
履き心地の感想は、見た目より軽くて足にしっくりとフィットします。雨の日の山道や坂のある道を早朝から深夜まで約一日中履いても全く疲れなかったです。私の場合は足首あたりから疲労を感じますが、それが全くありませんでした。
ナイロン素材なので、乾きも早く、一晩経ってソール側が濡れている程度でした。そんな悪路の条件の中でもしっかり疲れない実用的なスニーカーとして機能しました。
10月11日に店舗にて定価1万5120円(税込)で購入しました。
こちらのサイズで26.5cmです。アディダスのスーパースター等幅広なスニーカーをお持ちならば通常の幅より細めのつくりなので、ジャストサイズで履くなら1cmほどサイズアップして履くといいでしょう。
2cmだとゆったりしますが、つま先の遊びが出てしまい、それがかえって気になる人がいるかもしれません。大きいサイズはサイズ欠けしていますが、10月分の入荷があるそうです。楽天でいくつか掲載されていましたが、定価より高いものがあります。
気になる方は取り扱い店舗へ問い合わせいただくのがオススメです。
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