奈良県発のソックスブランド「シックストックス」の実力がすごい!

奈良県発のソックスブランド シックストックス

今回ご紹介するシックストックス。実のところ、デザインに惹かれて購入したので、履き心地はそれほど期待していませんでした。

しかし、履いてみると、いい意味で裏切られました。理由はこれまでに味わったことのない快適性です。その裏には、きめ細かいブランドの想いがありました。デザイン以上に虜になってしまった快適性の秘密を紐解いていきましょう。

大人なデザインと日本人に合わせたサイズ展開

さて、まずはデザインから見ていきましょう。デザインは極めてシンプル。無地をベースにサイドラインがつま先から裾口にかけて伸びています。

しかし、この上品なデザインはなかなか巡り会えるものではありません。ベースのマスタードカラーは明るすぎず暗すぎない、なんとも絶妙な色合い。

また、サイドラインの太さは足を入れて伸びた状態に理想的となるよう計算されています。履いたときのシルエットも足を細く長く見せてくれます。後述しますが、このシルエットのよさには秘密があるのです。

実際にローファーで合わせてみるとこんな感じです。女性が履いてもかわいいですし、大人の男性が履いても上品に見せられる稀有なソックスです。普段使いに限らず、結婚式の二次会やパーティにも映えます。

また、グレー等シックなカラーを選べばビジネスシーンにもピッタリ。パンツのロールアップが楽しくなる靴下ですね。

続いてはサイズについて。海外製の靴下はサイズ展開が我々日本人に合わないことがあります。しかしそこは安心と信頼の日本製と言うべきでしょうか、設定は細かく3種類に分かれています。それぞれS(22~24cm)、M(24cm~26cm)、L(26~28cm)です。

カカトから裾口までの長さは、Sが19cm、Mが23cm、Lが24.5cmです。これならカップルや御夫婦でペア買いすることもできますね。ちなみに、普段アディダスやナイキのスニーカーで26.0cmを履いていますが、サイズはMでジャストでした。

上質な素材と使う人のことを考えた工夫の数々

素材は綿、ポリエステル、アクリル、ポリウレタンを使用しています。やや薄手の生地ですがしっかりしています。表面の触り心地も滑らかで「あ、いいもの履いているな」と思われるはずです。さて、ここからは前述した快適性について見ていきましょう。

驚いたのは、靴の中で靴下がズレないことです。歩いているうちにつま先やカカト部分の生地がヨレてしまい、足元の違和感にイライラすることはありませんか。シックストックスはこれがまったくありません。

写真のとおり、足の甲を一周する形でリブになっています。うっすら生地の風合いが違いますよね。甲部分をフィットさせることでズレを防ぎ、つま先とカカトの双方向のヨレをなくしているのです。

(ランニングソックス)http://bit.ly/2GjbsS9

これはランニング等のスポーツソックスに見られる手法で、アーチサポートと呼ばれています。激しい運動に耐えうるために開発された形状ですね。普段使いのアイテムにこの装備はなかなか贅沢です。

(左:シックストックス、右:ハッピーソックス)

ふたつめの快適性は、夕方帰宅し靴下を脱いだときに実感しました。一日中履いていても、足に裾ゴムの跡がついていませんでした。その理由は少し長めに設定されたリブにあります。本来リブは肌を締めつけて、裾がズレないよう支える役目があります。

このリブを長めに取ることで、接点を増やし圧力を分散しています。それだけではなく、リブ自体も締めつけが少なくズレ落ちにくい素材を採用しています。これはむくみが気になる女性にも愛用していただけそうです。

(裏側)

最後に、一番驚いたのが足の裏がいつもサラサラであるということ。革靴やブーツを履いたときなんて、特に足の裏が汗で蒸れますよね。「こういうものなんだ、仕方ない」と半ば諦めていましたが、シックストックスが常識を変えてくれました。

その秘密は裏返してわかりました。つま先からカカトに至るまで、底面にパイルがびっしりと入っています。パイル素材は立体的なので、肌に接する面積を減らし、また表面積が大きく水分を吸い取ってくれます。

加えてクッション性もあり、歩いていて疲れないメリットもあります。

足全体ではなく、底面と指先部分のみに配することで、靴下全体のシルエットを損なわない徹底ぶり。シックスストックスはデザインもさることながら、快適性においてもとことん突き詰めた超優良ソックスなのです。

シックストックスを履いたら他の靴下はもう履けない!

耐久性についても見ていきます。靴下は消耗品、とは言えお気に入りは長く使いたいものですよね。写真が最も毛玉のできやすいカカト部分です。着用後は表面が摩擦により少し毛玉ができます。シンプルなデザインとマスタードの色合いは毛玉を目立たせてしまうかもしれません。

ただ、これはどの靴下も一定数起こるものなので許容範囲内でしょう。お手入れは洗濯機を使用しましたが、問題ありませんでした。洗濯により口ゴムがすぐクタクタになることもありませんので長く愛用できそうです。

心配な方は裏返してネットに入れることで、摩擦を避けより長持ちさせることができるでしょう。気になる価格は、これだけ贅沢な内容で驚異の1800円(+税)です。ハッキリ言います、シックストックスを履いたら他の靴下は履けません。

個人的にも今年買ってよかったアイテムナンバーワンで、リピ買いする予定です。新鋭のブランドですので、今後のデザイン展開にも期待大ですね。

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2019.08.29
籠屋@CU2moro

この記事を書いた人

籠屋@CU2moro

身長169.8㎝ 55kg 靴26.0cm

平日はスーツ、土日祝のために私服を買い漁るのが至福な日々。 「お金をかけずにオシャレを楽しむ」がモットー、家からユニクロまで徒歩5分が自慢。

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