現在、ストリートトレンドの反動でドレスライクなスタイルに比重が移りつつあります。海外コレクションなどを見ても丈の長いアウターやジャケットなどが数多く展開されています。そんなトレンドを夏に取り入れるにはどうすればいいでしょうか?
その答えはズバリ、タートルネックのTシャツです。夏のスーツスタイルは日本では論外なので、Tシャツをドレスライクにすれば、無理なくトレンドに即せるのです。
タートルネックがなぜドレスライクなのかというと、ジャケットやシャツやハイゲージニットなどは、襟が大きく、高いほどフォーマル度が上がります。カットソーであってもクルーネックよりもハイネック、ハイネックよりタートルネックのほうがフォーマルに見えるので、その理屈を半袖Tシャツにも応用するのです。
今回紹介するクリスチャンダダのeveryday for loveタートルネックTシャツは、ハイネックで、スラックスに合わせてサマになり、かつベンチレーション効果が期待できる一枚です。詳細をみていきましょう。
ハイネックにロゴまである!
このアイテムは、ボディは黒でタートルネックの首元に文字が青色でデザインされています。
胸ポケットには写真家・荒木経惟の写真がプリントされ、装飾性のある一枚に仕上がっています。特に装飾が首元と、見慣れた胸にあるので、視線を自然に集めることが可能です。カットソーながら十二分に装飾性があるといっていいでしょう。
一枚でサマになる理由
素材はコットン100%ですが、光沢はなく硬めの生地です。スーピマコットンなど繊維が細く薄く柔らかい素材であれば艶が出やすく大人っぽく見えますが、体にフィットしすぎてしまいエアリズムのようにインナーのイメージに近くなることがあります。
また、黒のスラックスに合わせるとキメすぎに感じる場合もあるので、光沢の少ない硬い素材をあえて選びました。スラックスに合わせてもキメすぎになりにくく、使いやすいと考えられます。
ワンサイズアップがオススメ
硬めの素材は、着心地が犠牲になるものですが、タートルネックが伸縮性のある素材に切り替えられているため、ボディ部と首を肌当たり良くホールドし、身頃や袖が体から浮いて生地の硬さをそれほど感じさせません。
今回180cm、67kgの筆者は展開されているサイズの中で1番大きいサイズの52を選んだので余計にそう思うのかもしれませんが、サイズを上げても首はフィットします。サイズを上げると、夏のタートルネックであっても、通気性が上がるので、ベンチレーション効果が得られます。
ちなみにドロップショルダーですが、袖自体は短めの長さです。
まとめ
ドレスライクなTシャツは、素材や色で表現するのが一般的ですが、タートルネックというデザインで表現した差別化にはもってこいの一枚です。本格的な夏になると暑くて使えない可能性はありますが、春先にかけてインナーとして使えているので使用頻度は多いでしょう。
ちなみに最後の写真は中性洗剤で普通に洗濯した直後ですがフォトプリントの剥がれはありませんでした。お値段は1万6200円(税込)。