GUのジャケットと5万円のジャケットの違いを徹底レビュー

5万円のジャケットときいて、高い! と思う方がほとんどでしょう。筆者も最近結婚した身として正直そう思います。しかし、GUなどのファストファッションや3万円台のセレクトショップオリジナルのジャケットとは違う魅力があるので余すことなく紹介いたします。

その魅力とは

まずその魅力ですが、圧倒的な着心地です。最大の特徴は素材にジャージを用いている点。袖を通す瞬間から肌触りの良さに圧倒されます。

またジャージ素材によって伸縮自在なのもうれしいポイント。GUのジャケットを通勤用として使用していますが、伸縮性は皆無。着心地の良さや動きやすさついては圧倒的に優秀です。

次に、筆者が所有しているジャケット少し肉厚なため、着用時にシワや形の崩れが起きず気兼ねなく着ることができます。所有している3万台のジャケットは生地にストレッチ性はあるのですが、生地の加減で形が崩れやすいように感じます。また、襟がやや大きめに作られていることから、立てることも容易にできるので小顔効果が期待できるのも嬉しいポイントです。

裏地やボタンについても細かくチェックしてみましょう。裏地の仕上げ方やさりげないブランドアピールなど細かな配慮には脱帽します。ボタンもよく見るとブランド名が入った木製で、ボタンが服の印象に与える大きさが見て取れます。よく見ないと分からないところもファストファッションとは差別化されていて嬉しいポイントです。

こんなカジュアルからフォーマルな場面まで幅広く使えるCIRCOLO(チルコロ)のジャケット。気になる素材はCOTTON95%、ELASTAN(ポリウレタン)5%となっており、濯機およびタンブル乾燥(上限80℃)にて洗濯が可能。

もちろんドライクリーニングできるので、筆者はシーズン終了時にクリーニングに出し清潔かつ上品に愛用しています。着用などで若干使用感は出ますが、そこは色落ちなどで自分だけの味が楽しめます。ちなみに筆者のものは2年使用しているため使用感こそありますが、独特の色落ち感がオンリーワンを醸し出しています。

サイズ感

サイズ感ですが、筆者の体型は身長182㎝、体重80㎏、ウエスト75.5㎝でサイズ50でジャストサイズです。厚手のセーターを着ても着ぶくれはしませんし何を着ても上手にまとまります。なお、筆者の体型の場合、GUジャケットはLサイズでややタイトな着こなしとなりYシャツ一枚が限度かなという感じです。

また、着用時に重さは感じませんが、手に持つとズシリと重さを感じ、体感でいうとGUジャケットの1.5倍くらいあります。生地がしっかりしているので想定の範囲だと思います。

さてここまで良い点をアピールしてきましたが、何にでも弱点は存在します。チルコロの場合、なんといってもその価格。4万9000円(+税)という値段を考えるとその価値はあるのか? デザインを見ても一目ですばらしい!と感じることはありません。また、ジャージ素材で伸縮性に優れているとは言え、MT車を運転する際は少し窮屈に感じることもあります。

某雑誌で「楽にオシャレを語る」と紹介されたジャージ生地のストレスフリーな南イタリア産のジャケット。袖を通せばジャケットは堅苦しいというイメージを吹き飛ばし、その着心地の良さや快適さに虜になるはずです。

お値段以上の価値はあるはず……ぜひ一度手にとってもらいたいです。