眼鏡歴20年を超える筆者にとって、サングラスは憧れのアイテム。なぜなら、サングラスは大抵度入りレンズに対応しておらず、度入りのカラーレンズを作るのも億劫です。同じような悩みを抱えるメガネ派は多いかと思います。そんな眼鏡愛用者でも、手持ちの眼鏡で手軽にサングラスを楽しめる素晴らしいアイテムを見つけました。それが「瞬間サングラスgreen glass」です。
ありそうで無かった一般的な形状で使いやすいデザイン
クリップオンと呼ばれ、眼鏡に装着してサングラス機能をプラスさせるものです。クリップオン自体は昔からありますが、専用の眼鏡が必要であったり、見た目がスポーティな物や、いかにもなデザインばかりで、日常使いしたい物がありませんでした。
しかしこちらの製品は、よくある黒縁のセルフレーム仕様。広く普及しているシンプルなデザインで作られているので、様々な眼鏡に対応できます。クリップオンの特徴である中央部のつまみ部分もほとんど目立ちません。
後述しますが、バリエーションは豊富で21種類もあります。筆者の購入したモデルはGR-016C。眼鏡と同様の艶あり黒フレームでレンズの形はスクエア、レンズ色はグリーンです。使用時のサイズは幅144×高さ46ｍｍ。フレームは樹脂製で、レンズはプラスチックです。
本格的なサングラスに劣らない必要十分な機能性
使い方はいたってシンプル。本体中央がクリップ仕様になっているので、手持ちの眼鏡に挟むだけです。クリップ部分はゴムで覆われているので、眼鏡のレンズを傷つけることなく装着できます。つまみが小さいので少し角度を付けた状態で行うのがコツ。しっかり装着できるので運動時にも十分使えます。
跳ね上げて好きな位置で留める事ができます。実際、跳ね上げた状態で使うことがあるのか疑問でしたが、いざ使ってみると、運転時にトンネル走行になったときや、屋外でスマホを操作するとき等、使えるシーンが多々あって案外便利です。
レンズは紫外線を99％カット(紫外線透過率1％以下)、偏光機能(偏光度95％以上)と反射防止コート(裏面)が施され、光の照り返しや水面のギラツキを大幅に軽減してくれます。さらに、レンズ上部の枠を眼鏡側に少し出すことで、上部から光が差し込むのを防いでくれています。
使わないときは本体中央から半分に折り畳んで付属のケースに収納。手のひらサイズでかさ張らず持ち運びも楽です。ケースは軽くて丈夫ないわゆるセミハード仕様なので、安心してバッグの中などに入れておくことができます。
使用感
クリップ部が視界に入ることは無く、よほどそこに意識を向けない限りは全く気にならないレベルの存在感です。重量は約8.3ｇ。装着することで重くなったという感じはありません。海水浴に行った際に使用しましたが、水面のギラツキや眩しさはほとんど無く快適でした。
特定の眼鏡『専用』ではないので、レンズサイズのズレや、フレームの側面が眼鏡の枠より出てしまったりと、細かいところで違和は生じます。手に取ってみると目に付くかもしれませんが、着用してしまえば近くでまじまじと見ない限り、周囲から指摘されることはまずないでしょう。メーカーサイトには、フレームレス(ツーポイント)やツーブリッジなど一部のフレームを除き、約80％以上の眼鏡に取り付け可能とあります。
ちなみに筆者の眼鏡は、グリーングラスと同じメーカーが出している眼鏡ブランド『EYEｓCLOUD（アイ・クラウド）』のモデルEC-1042。同じメーカーの製品なので一番馴染むと言えます。筆者は近所の眼鏡屋さんで、店員さんにアドバイスを頂いてグリーングラスと一緒に購入しました。最近アイ・クラウドは人気が高く、販路も拡大しているようなので、まずはお近くの眼鏡屋さんに取扱いまたは取り寄せ可能か聞いてみると良いでしょう。
豊富なバリエーションと購入について
販売価格は4000円(+税)。種類はウェリントン2種、ボストン、レディースボストン、スポーツ、スクエア、ハーフリムの7種類で、それぞれレンズ色とフレーム色が異なる3色展開。合計21種類とバリエーション豊富です。可視光線透過率は11％～18％、重量は8g～8.9ｇと種類によって異なりますが、日常使いをメインでするならどれでも支障はないので、手持ちの眼鏡との相性で選びましょう。
amazonや楽天ショップ他、東急ハンズのオンライショップ、眼鏡市場のオンラインショップでも購入可能のようですが、装着させる眼鏡とのサイズバランスの兼ね合いがあるので、まずは近場の眼鏡屋さんへ確認してみる事をおすすめします。
サングラスというと夏場のイメージが強いですが、車の運転や屋外でのスポーツなど、一年を通して使えるシーンは結構あります。気軽に使えて携帯もしやすいので一つあると重宝します。
