いわずと知れたスニーカーの定番、CONVERSE ALLSTAR(コンバース オールスター)。スニーカーとはゴム底を使った運動靴のことで、機能性や履き心地重視で見た目は二の次。そのため、ボテっとしたシルエットのアイテムも多くありますが、コンバース オールスターは違います。男女問わず人気の理由の一つは間違いなく、その細身のシルエットでしょう。
足元は、視線がとまるため文字通りコーディネートの土台です。スマートなシルエットのスニーカーはそれだけで、見た目の印象を整えてくれます。コンバースのスニーカーといえばキャンバス地ですが、今回はレザー素材を使用したハイカット&ハイエンドモデル『CONVERSE LEA ALLSTAR HI BLACK MONOCHROME』を紹介します。
マットな艶が魅力の素材感

本アイテムは表地にフェイクではなく、本革/リアルレザーを使用。本革、というと最初は硬く、馴染ませていく印象を持つかもしれませんが、最初から馴染みのいい『ソフトレザー』が使用されており、文字通りやわらかい素材感。艶も抑えめなため、触り心地だけだと、革ではなくラバー然とした変わった高機能素材と思うかもしれません。
レザーの表面にシボはなく、なめらかかつマットな印象。キャンバス地では出せない、落ち着いた艶感を持っています。
元々細身でスマートな印象があるコンバース オールスターですが、このレザー感により大人な印象がプラス。そして、テカるような素材ではないため、キメすぎにならないカジュアルさもあり、絶妙なバランスとなっています。
気軽に履ける革靴&アップデートされている履き心地

レザーというと手入れが大変と思うかもしれません。しかし、筆者が使ってみたところ、日常使いする分には特別なケアは必要ない印象です。もともとマットな素材感のため、艶を出すための磨きも不要。
またかなり強い雨の日の通勤に、軽く防水スプレーをかけて履いたりしましたが、素材がダメになるようなことも特にありませんでした。逆にキャンバス地とは違って、濡れて浸水するようなこともなく、雨しずくをふき取るだけでOKでした。
そしてキャンバス地のコンバース オールスターと比べ、履きやすいようなアップデートが本アイテムにはされています。まずインソールの部分。こちらは厚くクッション性の高いインソールが標準装備されています。定番のオールスターでは筆者にとってはインソールが薄く、別のインソールを購入して使っていましたが、こちらはそういったことは必要ありませんでした。
(キャンバス地のインソールは外すことができないが、本アイテムはインソールを外すことが可能)
また造りもブーツのような立体感があり、薄いキャンバス地の場合とは違い、足全体にしっかりとフィット。足元を覆ってくれるため、こちらも歩きやすさに貢献してくれています。通常のオールスターはシルエットが絶妙で履きやすいながらも疲れやすいのが筆者にとって難点だったのですが、本アイテムでは履き心地回りが改善されています。
サイズ感の参考として、筆者はGUのシューズではモノによって26か27cmに分かれますが、本アイテムは26.5がジャストサイズ。細身のシルエットのため、26cmではきつ過ぎました。キャンバス地のタイプも26.5cmがちょうどよかったので、すでに定番を持っている人はそちらを参考にしていいでしょう。
いくらカッコよくても靴は履き心地が悪いとどうしても気持ちが向かないもの。こちらはただ単に「素材をレザーにしました」ではなく「履きやすさ」という靴としての基本性能が底上げされていて好感が持てます。
フォーマルすぎない革靴、カジュアルすぎないスニーカー
(レザー材質のため、脱いだ状態でもシルエットが綺麗に保たれる/靴を白紐に変えてカジュアルにも楽しめる)
細身でスマートなスニーカーとしてオールスター。特にハイカットモデルはブーツのようなと使い方もできるため、いわずもがな良品です。ただそれだけに持っている人も多いハズ。そんな中、レザー製のオールスターモノクロームは、見た目と使い勝手の良さが底上げされながら、さらに「知っているけどちょっと違う」という差別化が図れます。
現在、楽天市場では9230円 (税込)。キャンバス地よりは高く、純粋なレザーシューズではないために一生もの、というわけにはいきませんが、本革使用のアイテムとしては手の届きやすい価格設定も魅力。
「街着に革靴はちょっと」という人にも「スニーカーは子供っぽい」という人にも、スニーカーのカジュアルさと、スマートなレザーシューズとしてオススメできるハイブリッド・アイテムです。
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