皆さんは「ダニエルウェリントン」をご存知でしょうか? 数年前より大手セレクトショップ等で取り扱われ始め、あるドラマでキャストが着用していたことがきっかけとなり、爆発的に人気が広がりました。
今回はそんなダニエルウェリントンの腕時計の中でも最もシンプルな定番品、CLASSIC SHEFFIELD 36MMのタイプをレビューします。2年半程度使い続けているので、耐久面や経年変化についても見ていきます。
極限に無駄を削いだシンプルな文字盤

まずは時計の顔とも言える、文字盤について見ていきます。
ダニエルウェリントンのこちらのモデルの文字盤、この上なくシンプルなデザインとなっています。バーインデックスと呼ばれる時間を読み取るバーのデザインのみ、数字は一切書かれていません。加えて針は短針と長針の2本のみ、秒針はありません。
一見シンプルすぎて面白味のないデザインと感じるかもしれませんが、徹底したシンプルデザインだからこそメリットも多くあります。
まず、視認性の高さです。これは文字盤を見ればわかる通りです。針とバーインデックスのみ、他に目に止まるものはなにもないので、時間の確認に特化したデザインと言えるでしょう。
そしてシンプルゆえに無駄がありません。無駄がないデザインは大人っぽさが強く表現されます。加えて時計本体がかなり薄く作られています。その厚みは6mm、薄いと時計が目立たなくなり、自然に馴染むのでどんな服装にも合わせやすくなります。


値段不相応な高級感ある作り
ダニエルウェリントンはこの価格帯にして、かなり高級感ある作りになっています。


ケースはステンレススチール製、しっかりと輝きがあります。ベルトはイタリア生産の革が使われており、十分な深みがあります。中のムーブメントは日本製のクォーツ式、雨程度なら耐えられる防水性を備えています。

先ほど説明したシンプルデザインとこの素材感がうまくマッチして、値段不相応な高級感をうまく表現しています。同価格帯なら間違いなくトップレベルです。
気になる耐久性は…
さて、私はこちらの時計を2年半程ヘビーユースしています。

風防はミネラルガラスと呼ばれる、いわゆる普通のガラス製です。サファイアガラスに比べて傷が付きやすいのが特徴ですが……正直使っていてそこまで気になったことはありません。
価格を考えると納得です。しかもダニエルウェリントンはクォーツ式、機械式と違い半永久的に使えるわけではありません。好みもあるでしょうが、割り切って考えるとここはあまり問題ではないように感じます。


ベルトは2年も使うとさすがにシワやヒビが目立ってきます。しかし、ダニエルウェリントンはベルトの交換が可能です。使えなくなってしまったり、気分を変えたいときには交換すれば済みます。
カジュアルに使いたいときにはナトーベルトと呼ばれるナイロン製のものを使うこともできます。
まとめると、ベルトはさすがに消耗するので交換が必要ですが、それ以外はなにも問題ない状態です。ムーブメントの寿命もまだまだあり、今後も使い続けられるので、耐久性が低いということはないと言えます。
好みに応じたケースとベルトが選べる
ダニエルウェリントンの今回紹介したモデルは、ケースがゴールドとシルバーの2色展開です。サイズは36mmと40mm、こだわらない限りは一般的に36mmを選んでおくと程よいサイズ感なので間違いないと思います。
ベルトはブラックとブラウンの2色です。おすすめはゴールドのケースにブラウンのベルトです。この組み合わせだとアンティークっぽい高級感ある雰囲気となります。
私はスマートさを重視するために、シルバーのケースにブラックのベルトを選びました。この辺りはどんな組み合わせでも間違いはないので、好みに応じて選ぶとよいでしょう。
価格は2万2000円(税込)です。高すぎず、シンプルに使いやすい時計をお探しなら間違いなくオススメです。
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