DISCOVEREDのBIG RIB LINE SWEATを紹介します。スウェットは部屋着のイメージが強く、お洒落に見せるには意外とハードルが高いです。
今回、紹介するスウェットは、デザインによってカジュアルなイメージを打ち消していて、とても着やすい一枚です。また、派手な第一印象に反して色々なアイテムと組み合わせて楽しむことが可能。その特徴について説明していきたいと思います。
典型的なビッグサイズを作れる大きめなシルエット
典型的なビッグサイズシルエットになります.。
DISCOVEREDは日本のブランドです。ホームページのコレクションを見ると、ネオンカラーを効果的に散りばめたコレクションや、上下で染めている色が全く異なるニットなど、凝ったデザインが特徴のブランドです。
DISCOVERED:http://www.discovered.jp
今回、紹介するトップスはビッグサイズのスウェットですが、ブランドのイメージ通りのとても特徴的に見えます。しかし実際に着てみると、第一印象に反してシンプルで色々なアイテムと組み合わせたくなります。
最初に、このアイテムの特徴的なシルエットについて説明したいと思います。
サイズ「2」の実寸で丈が75cm、身幅が72cmあります。着た瞬間からYラインシルエットを作ることが可能です。肩幅も実寸で68cm程度あり、典型的な袖と本体の縫い付け部分が腕側になるドロップショルダーのシルエットで、どの点を見ても大きいです。
裾まわりのリブはゆるめで、あまり絞られることはなく、ボックスに近いシルエットになります。袖口のネックはややきつめリブになっています。首回りは、ニット製品によくあるタートルネックになっていて、スウェットによくある首元のさびしさはないので、インナーにシャツを着たり、マフラーなどを巻いたりしなくても、１枚でサマになるようなシルエットになっています。
本体部分は綿100%、袖と首回りのニットはアクリル85%とウール15%です、
丈部分のリブはそれほどきつくなく、ほんの少しだけ絞られる程度です。
そで口と首元部分のワンポイントアクセント
この服のシルエットの特徴にもなっている そで口と首元部分はニットになっています。緑と白のラインが袖口も首元も入っていて、このスウェットのワンポイントのデザインがアクセントになっています。
本体部分が黒一色で重い印象になりやすいのですが、この部分があることでほんの少し印象が軽くなります。また、通常のスウェットだと、この部分はゴムと綿でできていています。この部分がニットになることで、従来のスウェットっぽさを打ち消してくれている利点もあります。
スウェット生地と黒一色のシンプルさが色々なアイテムと合わせやすい！
こちらのスウェットの色は、そで口と首元を除いて黒一色です。ビッグサイズのスウェットのため、着た時に体全体のかなりの面積を黒が占めます。生地も綿100%のスウェット生地で、スーツやハイゲージのニットのようなツヤ感や、デニムや麻のような表情がある生地とも異なり、日常生活でよく見る普通の素材感になります。
第一印象はビッグサイズに驚いて気づきにくいのですが、その色味や素材の特徴の無さから、やや地味な印象を受けます。
シンプルなスタイルを目指していたノームコアのブームもひと段落して、徐々に凝ったデザインのアイテムが受け入れられ、UNIQLOなどでもビッグサイズのシルエットのカットソーやワイドパンツが販売されているトレンドを考えると、このスウェットもそれほど特別には見えない状況といえます。
逆に考えると、シンプルさを活かして色々なアイテムと組み合わせることで楽しみが倍増させることができます。
お値段は1万9440円（税込）でやや高めですので、自己主張の強いアイテムと合わせて試着して、この良さを確かめてみるのも良いと思います。
まとめ
一見すると、ビッグサイズで自己主張の強いトップスのように見えます。カラーと素材がシンプルなので、色々なアイテムと組み合わせることが可能です。
例えば、今年流行しているサコッシュバッグと合わせても、ごちゃごちゃしたイメージにはなりにくいですし、思い切ってデザイン性の高いパンツと合わせても、パンツが隠れて、見える面積が少なくなるので破綻しにくいです。
もし、ビッグサイズのコートが手元にあるならば、首元のリブがアクセントとなるインナーとしても使うことができます。全体の雰囲気はややストリート感があるので、コートの上品さと少し崩すこともできます。
色々なアイテムを合わせてみたくなる佳作アイテムと言えます。
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