ディスカバードのGジャンにはファストファッションでは手に入れられない価値がある

永遠の定番アイテムGジャン。今では、ユニクロでも安価で高品質なGジャンが手に入ります。野暮ったい印象になりがちなGジャンのアームを細くし、よりスタイリッシュなデザインで高品質なデニム生地を用い、数年前では考えられない価格で提供しています。

しかし、Gジャンという耐久性が高く、流行に左右されない定番商品だからこそ、ファストファッションではなく、少し値段を出しても、人とは違うGジャンがほしいと考えられる方は少なくないのではないでしょうか。

今回、ファッションが好きな方なら一度は聞いたことのあるブランド『DISCOVERED(ディスカバード)』から比較的手の届きやすい価格でリリースされている定番のデニムジャケットを紹介します。ファストファッションでは手に入らない価値を説明します。

DISCOVEREDとは?

まず、『DISCOVERED』とはリアルクローズをもとに、クラシカルからカジュアルまで幅広い独自の視点で、リアリティかつオリジナリティあふれるコレクションを展開しているブランドです。

具体的にどんなアプローチをしているかというと、MA-1の袖をカラフルなニットにしたり、ケーブル編みのニットにチェックシャツをミックスしたりなど、いい意味でクセをつけて差別化することが上手なブランド。

崩して個性を出しているけれど、デザインやシルエット、素材や色合いで、整えられているため、ただの派手な服ではなく、ぱっと見でオシャレ着だなと認識できます。

そんな『DISCOVERED』から定番のTシャツやデニム、チノパン、そして今回紹介するGジャンなどを「COMPLETE LINE」として比較的安価でリリースしています。定番商品に『DISCOVERED』らしい味付けを少し加え、定番商品を昇華しています。

DISCOVEREDらしさは、襟と袖と裾にあり!

洋服の印象を変えるのは先端にあります。首を通す襟、手を通す手首、足を通す足首など。このGジャンで言えば、襟、袖、裾がそれにあたります。この3か所にDISCOVEREDらしさが盛り込んであります。

まず、首周りの襟ですが、このGジャンの襟には、ワイヤーが入っています。なぜワイヤーが入っているかというと、変形させることができるから。通常のまっすぐな襟としても使えますが、画像のようにクシャクシャと変形させることで首周りの印象が変えることができます。

次に袖ですが、DISCOVEREDのコレクションでよく見かけるのがロングスリーブ。このGジャンも通常の袖に比べ少し長くなっています。そうすることで、手首の印象が変わるのです。

また、折り返せば普通のGジャンの袖の長さくらいになるので、折り返して使うことも可能です。折り返しても、画像のように長いから曲げている感じにはなりません。

腰回りの裾ですが、ベルトループがついています。普通こんなところにベルトループはつけませんが、ベルトループがあることでアクセントとなり、量産品ではないデザイン服であることがわかります。こういったアプローチにDISCOVEREDの遊び心を感じます。

通常のコレクションに比べ、控えめではありますが、印象を変える末端にちょっとしたデザインを加えることで、オーソドックスなGジャンとの差別化を図っています。

シルエットが秀逸

このGジャン、アームも細く、身幅も少しタイトです。そうすることで、Gジャン特有の野暮ったさを軽減し、シルエットでスタイリッシュな印象を与えています。

細いということは、着ていてストレスを感じるのではないかと危惧されますが、ストレッチ素材のため、全くストレスを感じずに着用することができます。また、やや薄手のため、Tシャツだけではちょっと肌寒いなと感じる時期から活躍してくれるでしょう。

また、コートのインナーとしても使えるため、着用期間は、秋、冬、春の3シーズンと長く着用できるのも嬉しいところです。

手持ちのアイテムを活かせる着丈の長さ

Gジャンが上手く活用できない理由の一つとして、着丈の短さがあると思います。通常Gジャンは、普通のジャケットやブルゾンと比べ着丈が短いものです。そのため、普通のTシャツやシャツではインナーが長く出過ぎて違和を感じてしまうことがあります。

いつものTシャツやシャツを合わせても着丈が出過ぎてだらしなく感じる。インナーで悩むことで、買ったものの結局Gジャンが活躍しないという経験をされた方は少なくないのではないでしょうか。

しかし、このGジャンは、着丈67㎝と普通のGジャンに比べ少し長めに作られています。そのため、手持ちのTシャツやシャツを合わせた時に、裾からちょうどいい長さで出てくれるのです。手持ちのアイテムを使えるため、ほかのGジャンに比べ活用頻度が格段に高まります。

1枚目のGジャンは普通の着丈のGジャンで、2枚目のGジャンはDISCOVEREDのGジャンです。同じカットソーを使っていますが、1枚目の方は、カットソーの裾が長く出過ぎていて違和感を感じますが、2枚目の方は、出具合が丁度いいのがわかります。

このカットソーは着丈が長いわけではなく、ごく一般的な長さのものです。こんな感じで、普通の着丈のインナーとの相性が非常に良いのです。

また、着丈が少し長いことのメリットは、肩掛けした時にもあります。着丈が短いと、肩掛けした時にちんちくりんな印象になりますが、このGジャンは、腰上くらいの長さになるので、肩掛けした時の後姿が様になりますね。

使ってみてどうなの?

筆者は、身長170cm、体重65kg、ややガッチリ体形で、サイズ2を購入し、ジャストサイズで着用しています。着丈は67㎝、肩幅は43㎝、身幅は47㎝です。このGジャンを購入して半年ほど経ち、着用回数は10回ほどです。

コットン95%、ポリウレタン5%のストレッチ素材のため肘の部分の伸びなどが気になるところですが、今のところ全く伸びもありません。着用感覚は、前述のとおりストレッチが効いているため、細身ですがストレスなく着用できます。

洗濯は2回しましたが、色落ちはそれ程なく、襟や袖の角に少しあたりが出てきました。デニム素材のため、ドンドン着用して経年変化を楽しめるのもGジャンのいいところですね。

DISCOVEREDらしさも随所に感じられ、ファストファッションでは得られない価値がこのGジャンにはあります。襟、袖、裾のデザイン、細身のシルエット、あるようでなかなかない丁度いい塩梅の着丈。

合わせやすく、しかもデザインがあるGジャンはそうそうないと思います。ファストファッションでオーソドックスなGジャンを着るのもよいですが、少しだけ値段がしてもそれ以上の価値があると筆者は思います。

また、このGジャンは定番の「COMPLETE LINE」のため、常に購入可能。ちなみに、私は半額程度(1万0944円税込)で購入できました。よくセールにもなるので、そのタイミングで購入されても良いかと。

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