ディスパッチはもともとアメリカでカメラ用ストラップメーカーとしてスタートしたブランドです。高耐久性と高機能性を兼ね備えたアイテムに定評があり、今回はその中でも使い勝手の良いスリングポーチMをご紹介します。
機能美の詰まったデザイン
本体は1680Dバリスティックナイロンを使用しており、頑強です。バッグのデザインはご覧の通り、いたってシンプルで余分な装飾はありません。前面には横一列に並んだベルト状のループパーツには、サングラスや眼鏡などの小物を引っかけることが出来ます。更には取り外し可能なDリングも付属しています。注目して頂きたいのは、バッグ本体とストラップを繋いでいる独特な形状のパーツです。
このパーツがあることによって内側の湾曲部分が体のラインにフィットし、バッグがずれにくくなります。バッグを背中側に背負っていて、屈んだり動いたりした際にバッグが前側にずれてくる、あの煩わしさから解放してくれます。また、それだけ機能性の高いパーツでありながらデザインを邪魔していないのもポイントです。
見た目以上の収納力
収納に関しては、前面に小型のポケットが1つとメインの収納があります。メインの収納内にはメッシュの仕切りもあり、バッグ内の整理に便利です。では気になる収納力について、筆者の持ち物を例に見てみましょう。スマホ、長財布、カードケース、キーケース、iPodと筆者が普段日常的に持ち歩く小物5点を入れてもまだ余裕があり、見た目以上に収納力は高いと言えるでしょう。実際に下記の写真のものを収納しています。
iPad miniのような小型のタブレットも収納可能ですが、それ以上の大きなサイズのタブレットは入りません。また少しバッグが張りますが、500mlのペットボトルも入ります。サイズは241 x 152 x 64 (mm)、142gです。
ストラップに秘められた使い勝手の良さ
通常このようなボディバッグのストラップは、クッション性や装飾性、耐久性などの観点から太めに作られていることが多いです。しかしこのバッグのストラップは薄手のナイロンテープで構成されており、薄くコンパクトな作りです。かなり薄く耐久性が心もとなく思えるかもしれませんが、実は軍用規格のミルスペックという規格をクリアしており、耐久性もきちんと担保されています。
ストラップが薄いことのメリットはアウターの上からだけでなく、中にバッグを入れてもベルトが邪魔になりません。特にロングコートの中に入れると、ふわりとたなびくコートのシルエットを邪魔しないため、非常に相性がいいです。ベルトは取り外し可能なため、アウターを脱がずにバッグの着脱も可能でこの辺りもしっかりと考えられています。デメリットとしては、ベルト自体にクッション性が皆無のため、重い物を入れて長時間持ち運ぶと肩が凝りやすいのが難点です。
このようなボディバッグは市場にも様々なタイプが出回っています。両手が自由になることから愛用している方も多いでしょう。筆者もこれまで様々なタイプを使ってきましたが、機能性が高い分デザイン性に劣っていたり、デザイン性が高い分収納力はいま一つだったりと、一長一短がはっきりしているものが多かった印象です。このスリングポーチMは無駄のないデザイン、機能性の高さ、収納力、さらにはコーディネートへの取り入れやすさと、様々な要素を高次元で満たしてくれています。また筆者が購入したスリングポーチM以外にも、さらにコンパクトなS、薄型タイプのSlimもラインアップされており、ライフスタイルによって最適なサイズを選ぶことも出来ます。価格は1万3824円(税込)
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