ガイモやサルヴィよりもビームスのエスパドリーユがオススメなワケ

夏場必須のオシャレアイテム、エスパドリーユですが、有名どころの「ガイモ」や「サルヴィ」ではなく、ビームスのオリジナル品のエスパドリーユを紹介したいと思います。

エスパドリーユって何

まず、エスパドリーユというのをご存知でしょうか。覚えにくい名前ですが、「エスパ」と略する人も多いですね。

この「エスパ」の特徴としては、ソール部分(靴の底部分)がジュート麻と呼ばれる通気性のある素材が使われている事があげられます。

ヨコから見ればわかりやすいですが、この部分がジュートと呼ばれる部分。(地面につく部分はラバーで作られています)。そうすることで何が変わるのかというと、夏場の靴にありがちな蒸れやすさが解消されるんですね。

見た目はスリッポンに近い形で、スリッポンよりも蒸れにくいっていう、本当に夏に適したものになっているということです。知名度もここ最近高くなってきたものですが、GUにも展開されているくらいのポピュラーなファッションアイテムになってきています。

夏にエスパドリーユを選ぶ理由

夏にエスパドリーユを選ぶ理由として、上にある快適性があげられます。それともう一つが素足見せの着こなしに適しているという所です。

夏のファッションが涼しいのももちろん大切なんですが、見られる人に涼しく感じられる着こなしも重要。そんな自分にも見ている人にも涼しく感じられるのはまさにエスパドリーユだけなんじゃないでしょうか。

また、夏の足元はスニーカーやサンダルなどのカジュアルなアイテムが多い物。そんな中エスパドリーユは形は革靴ライクで、夏場の革靴ほど暑苦しく見えないのが大きな利点です。「革靴の方が馴染むコーディネートだけど、暑苦しいからなぁ」といった場合にベストな立ち位置で助けてくれるアイテムなんです。

カジュアルになりすぎてしまう夏のファッションシーンに一層活躍するのがこのエスパドリーユということですね。

エスパドリーユの代表ブランド「ガイモ」と「サルヴィ」

このエスパドリーユには代表的なブランドが2つあります。それが「gaimo(ガイモ)」と「SALVI(サルヴィ)」です。

共に、ベーシックな作りでTHEエスパドリーユという作り。コットンのアッパー(甲部分)とジュート素材のソールで作られています。またどちらもスペインのブランド。エスパドリーユの始まりが「バスク地方」ということもあり、地元発祥のブランドという事でしょうね。

また、値段も高すぎるという事はなく、ベーシックなモデルで、ガイモは1万円、サルヴィは6000円といったところです。安いエスパドリーユだと簡素な作りの物が多いですが、ガイモとサルヴィはその中でもしっかりした作りで歩き疲れもそこまでありません。

もちろんスニーカーなどと比べてしまったら履き心地はかないませんが、快適性とすぐに脱ぎ履きできる簡易さはこの2つのブランドだと間違いない物ですね。

ビームスオリジナル品の実力

さて、ここまでまだビームスのエスパドリーユには触れてきませんでしたが、いかにエスパドリーユが夏向きの靴だという事が分かってもらえたかと思います。そして、エスパドリーユの中でも有名なブランドとして「ガイモ」と「サルヴィ」についても紹介しました。

ではなぜそういった有名なブランドを選ばずにビームスオリジナル品(ビームス自社で作った物)を選ぶのか。また、どういった良さがあるのかを見ていきたいと思います。それとまず、良いところの前にこのビームスの商品が税込み7000円くらいだという事を言っておきます。

いい所

まず1つ目のいいところとして、このビームスオリジナル品のアッパー部分(甲部分)は実は本革のスエード(革の裏面を起毛加工した物)で作られています。これが実にすごいんです。

他ブランドはコットンやポリエステルなどのフェイクスエードで作っている所を、きちんとした本革を使い、高級感を出すことができているんですね。やはりフェイクと比べて一層上質な雰囲気があります。

これによって上でも言った革靴ライクな印象が大きく向上し、よりドレスライクな雰囲気で着こなすことが可能になるんですね。要はコーディネートを引き締めることができるアイテムという事なんです。

本革を使う事によって質感も良くなるのですが、凄いのは革を使っているのに値段が7000円程と2つのブランドとほとんど変わらないことです。やっぱりどうしてもコットンやポリエステルなどよりも値段がたかくなってしまうのが革という素材。この値段に抑えているのがすごくポイント高いんですよ。

2つめのポイントとして、かかと部分の耐久性を上げている点です。

どうしてもエスパドリーユってこのかかと部分が弱く、つぶれちゃったりします。そこを厚みのある素材を2重に縫い付けて耐久性を考えてくれているわけです。他ブランドにはない特徴ですね。

そして3つ目なんですが、この部分。

ここをゴムにすることによって、履くときにグッと伸ばすことができ、履きやすさがかなり向上しているんです。

他のエスパドリーユには見ないデザインですが、履きやすさ的にもデザイン的にも良さがあります。

エスパドリーユってどうしてもピッタリサイズで履けるものが少なく、ジャストサイズだと履きにくさも出てきてしまうんです。そんなところもあってここにゴムを持ってくるというのはすごい考えられた作りだと感じました。

そして4つ目。

これはデザイン面なんですが、靴幅が狭くシュッとしているという所です。エスパドリーユは履きやすさも重視して横幅が広い物も多いのですが、これはちょっときついかなと感じるくらい狭いです。狭いと何が良いの?と思うかもしれませんが、革靴のような見た目になってドレスライクに見えるんです。

カジュアルな雰囲気のあるエスパドリーユですが、革靴に近い見た目で履けるエスパドリーユと思ってもらえたらいいかと思います。

悪い所

ではいい所ばかりでは面白くないので悪いと思ったところも少々。

良いところで出した幅が狭いという部分なんですが、人によってはこれのせいで歩きにくかったり、合わなかったりする場合もあります。実際にあるいてみて、歩きづらいのは疲れると思います。足の甲が広いという方は素直にあきらめた方が良いかもしれません。

もう一つは、ビームスの靴の悪い所というわけではなく、エスパドリーユ全体における悪い面です。
それはかかとが靴擦れしてしまうという点。

僕の場合スリッポンやエスパドリーユだと最初のうちはほぼ100%靴擦れをおこしちゃいます。
仕方のないことかもしれませんが、これは悪い面かと。

しかしながら靴擦れ歴10年以上の自分。改善策は持っています。

レディースのヒールコーナーを覗けばこういった踵に張る「靴擦れ防止」なるアイテムがあります。

これを貼っておけば靴ずれは起きないしショートソックスもずれないしで一石二鳥です!もし、靴擦れが気になるという方は試してみるとどうでしょう。

ということでこれを使えば悪い面は1つ減って2つだけ。という事になりました。

まとめ

ではまとめます。

いい所。

  • アッパー部分(甲部分)が本革製なのに値段は他ブランドと変わらない。
  • かかと部分にパッチを付けて耐久性を上げている。
  • アッパー部分にゴムを使って脱ぎ履きのしやすさが向上している。
  • 革靴の様にシュッとしてる。

悪い所。

  • 幅が狭いせいで人を選ぶ。
  • かかと部分が靴擦れする。(小技で改善可能)

といった感じです。

どうでしょう、「ガイモ」「サルヴィ」に勝る部分はあっても劣る部分がほとんど見つかりませんよね。セレクトショップのオリジナル品という事で最初はどうかなと思ったのですが、使ってみて本当にいい部分しか目につきませんでした。

「ガイモ」と「サルヴィ」を検討中だったのならこの「ビームスのスエードエスパドリーユ」も一緒に検討してみては?

以上、参考になれば幸いです。

では!!