最高品質「エッティンガー」の名刺入れ(ブライドルレザー)を徹底レビュー

デザインはシンプルイズベスト!

デザインは、極めてシンプルで、1枚の革に同色の糸でステッチをぐるりと一周走らせた仕上げとなっております。外側にポケット等はなく、ブライドルレザーが美しい輝きを放っております。また、サイズは一般的な名刺入れのサイズで、スーツのジャケットの胸ポケットにも内ポケットにも収納することが可能です。何も入れず、折り畳んだ状態で縦7.6cm、横11.7cm、厚さ1.7cm。

外側は焦げ茶色ですが、内側はやや赤みがかかったイエローになっております。名刺入れといえば、地味目の色が多いので、名刺交換を行なった相手には印象的だと思います。

インパクト勝負であれば、如何にもなマルチカラーのストライプを選ぶなど、もっとデザインを凝ることはできると思うのですが、あくまでビジネス用で交換する場での印象を重視するのであれば、やはりシンプルなものがいいでしょう。

カジュアルな印象のイエローでもシンプルなデザイン故に、子供っぽかったり安っぽい印象はありません。収納としては、マチのついたメイン収納部の他に、3箇所マチ無しのポケットが有ります。内側も、生地の色と同色の糸でステッチが施されています。

極端な違和感はないですが、イエローの糸は汚れてくると周囲の色とはくっきりはっきり、浮いてきてしまいます。

耐久性はいかに?

耐久性を高めるためにロウを塗り込むことでブライドルレザーの繊維の耐久性を向上させており、比較的汗や汚れに強いとされております。一般の営業職の方などと比べ、使用頻度が少ないので一概にはいえませんが外観は極めて綺麗な状態を保っています。

ただ内側に関しては、外側とは異なり多少表面の仕上げがザラザラしていることと、汚れが目立ちやすいイエローであることから、何度も出し入れを行なっていくうちに手垢の汚れは微妙に付着し始めます。各ポケットの入り口はステッチや型押しがしっかりとされており、耐久性は問題ないでしょう。

収納性の限界に挑戦!

メーカーの公式サイトには、約50枚の名刺が入るということで、実際にどこまで入るものか、限界にチャレンジしてみました。

写真は30枚名刺を入れた状態で、折りたためる厚みであれば、そこまでパッと見のパンパン感は出ないですが開いて見た感じは既にかなりパンパンです。これ以上を入れるのは、まさにねじ込むといった感じでかなり厳しいです。横から見ても、かなり名刺入れが頑張っている感じが伝わってきます。

名刺交換を行なった際にも、相手から見てもパンパンやな。と思われてしまうレベル。30枚でこれなので、50枚は無理です。ただ、大量の名刺を配る場合は別として、きっちりと名刺交換を行うような場の打ち合わせが1日に複数回あったとしても、30枚使い切るような場面は無いでしょう。

なので、その日に会うであろう人数に少し余裕を持たせた枚数分を入れるようにし、あまりパンパンにしないことをお勧めします。幅広い場面で活用可能なシンプルなデザインながらも、印象に残るイエロー。細部まで丁寧に作り込まれており、高級感は十分あります。

名刺入れのわりには少し値段がはりますが、仕事で使う道具だからこそ、良いものを使うことで、説得力が出ますし、相手に与える印象も違ってきます。百貨店等にも取り扱いはあると思うので、ぜひ一度手に取って見てください。