コスパ最強との評判FHB「F901」は高級時計に見間違えるクオリティ

皆さん、腕時計はしていますか?

「服は毎月色々買うけど、腕時計は後回しだな」「欲しいけど、たくさんありすぎてどれを買ったらいいかわからない」という人はいませんか? そんな方にオススメの腕時計があります。

とくにこれからの季節、腕時計はとっても重要なアイテム! 今回は、FHBというブランドの腕時計、その中でもF901というシリーズをご紹介します。

若い人でも背伸びしているような感じにはならないし、年配の方でも若作り感もない。あらゆる年齢にオススメできる腕時計。「あんまり時計は詳しくないし、予算もそんなにないんだけど、ちょっとイイ時計が欲しい」――そんなご要望にお応えします。

クラシカルなデザインで高級感のあるFHB F901

まず、FHBという時計ブランドを簡単に説明いたします。

かつて、腕時計はすべて機械式、つまりゼンマイ式のものであり、毎日手で巻くものでした。そして腕時計といえばスイス、でした。しかしある時、日本のセイコーが「クオーツ」の小型化に成功。圧倒的な精度の高さと安さで、たくさんあった腕時計の小さな工房が壊滅してしまった……というのが「クオーツショック」というお話。

FHBは、かつて機械式時計のために起こされたデザイン画を復刻し、中身はクオーツ時計として製作されたブランド。つまり「クラシックな見た目」と、「機能的な中身」が両立している腕時計なのです。

いくつか種類があるのですが、その中でもF901というモデルがイチオシ。

写真で実際に詳しく見ていきましょう。ネットを検索しても、あまり画像が出てこないF901。なかなか面白い形をしています。私が購入したのは、F901-SBAという黒文字盤のモデル。

  • 正面

文字盤は円形ですが、本体はほんの少し角を付けたような形です。あまりほかに見ない形ですよね。私自身、実は時計はそれほど詳しくないんですが、この形を見れば「あ、FHBだ!」とわかります。特徴的ですがクセはなく、力強さを感じさせつつゴツすぎないデザイン。数字のフォントも雰囲気があっていいですね。

文字盤は白のモデルもあります。このへんは好みで。ただし黒文字盤は暗いところではまったく読めません。針が光ったりもしませんので。

  • ナナメ

ガラスが盛り上がり、歪んで見えるのがわかりますでしょうか。この「ガラスの盛り上がった感じ」は「懐中時計」に似ています。懐中時計って言われてピンときますでしょうか?腕に巻くのではなく、チェーンを付けて、その名のとおり懐に入れて持ち歩いていた時計です。あまり実物を見たことはないかもしれませんが……。

「ちょっとクラシックで、見る人が見れば懐かしさを覚える外見なんだ」というくらいの認識でOKです。

ちょっと角度を変えてナナメ。この歪んだ感じが最大の特徴と言ってもいいかもしれません。

ブランドの刻印のみです。機械式であれば、ここから精巧な機械本体が見られる物もあるのですが。この時計がクオーツであることを物語っています。外さなければ見えないので、ファッション的には機械式でもクオーツでも実は関係ないのです。

  • ベルト

本革です。クロコダイルの型押しですね。もちろん本物のクロコではありません。でも高級感は十分にあります。この「高級感」は大事な要素。黒のほかにも茶のベルトも同シリーズにあります。

  • 着用

毛が濃くてお見苦しいのですが……。

私は手首は細いほうなんですが、特に大きすぎることもなく、ほどよい大きさです。ケース幅39㎜、ケース厚7㎜と書けば時計に詳しいかたはすぐわかるかと思います。わからない方は写真をご参考いただければ。

時計は見た目がカッコよければクオーツで十分。高価である必要はない

繰り返しになりますが、私はとくに時計に詳しくありません。そんな私でも、F901は「あ、カッコいいな」「なんとなく高そうな時計だな」と感じます。それで十分と私は思っています。

腕時計の値段は、皆さんご存じの通り上を見ればキリがありません。車より高い時計だってたくさんありますよね。でも「高い時計をしていればおしゃれ」でしょうか? 「時計はいいけど、おしゃれとは言えないかな」という人はいませんか? その点FHBは3万3000円(+税)と手が届くお値段です。

このサイトでは、あくまで「客観的なおしゃれ」を目指します。つまり「誰が見てもカッコいいと思える」スタイル。そこに、腕時計の値段はまったく関係ないのです。

高級時計をしていれば、「時計マニア」は喜ぶでしょうし「お金持ち」には見てもらえるでしょうけども。「おしゃれはしたいけど、雑誌に載ってるような高い時計なんて買えないよ」という人もまったく心配する必要はないのです。

F901は、「機械式時計のクラシックで由緒あるデザイン」「重厚感があるが、余計なものはなくシンプル」「機能的にはクオーツなので手間いらず、時間も正確」「フォーマルから普段使いまで全対応」といった点で「時計は詳しくないんだけど、どこに出ても恥ずかしくない、使い回しがきく、それでいてカッコいい『コレさえあれば!』っていう1本が欲しい!」という要望にピッタリなのです。

「ダニエルウェリントン」はどうなの?

ここ数年で急速に街中に広がったクオーツ時計に「ダニエルウェリントン」があります。こちらもFHBと同じく、クラシックな外観で中身はクオーツ、かつFHBより安いというコスパのいいアイテム。価格はおおむね2万円前後といったところです。私はダニエルウェリントンは所持していないので詳しい批評は書けないのですが、ちょっと「有名になりすぎた」印象があります。おしゃれとは「差別化」を楽しむもの。トレンドを押さえつつ、人と少し違うアイテムを選ぶのが早道。そういった意味で、私はFHBを推しています。誰ともカブらないですからね。

夏のファッションにおいて腕時計は貴重なアイテム

「腕時計のファッション的な必要性」について、とくに夏は大事です。暑くなっていくにしたがって、着るアイテムは少なく、薄く、面積が小さくなっていきます。上着を着なくなり、Tシャツやポロシャツ1枚になる。長袖から半袖になり、時にはショートパンツを履きます。

するとどうなるか? 首・手首・足首のいわゆる「3首」に寂しさを覚えるはずです。「なんだか締まらない」「シルエットやドレス×カジュアルのバランスを整えてもあんまりおしゃれに見えない」と感じたとき、まず試すべきは「手首に何かつける」です。

ブレスレットなどでももちろんいいですが、単にヘアゴム1本巻くだけでもかなり印象が変わります。これはやってみていただければ違いは歴然です。

そして、この「手首の寂しさ」を解消するのに一番オススメ、いやむしろ「絶対」身につけるべきなのが「腕時計」なんです。ブレスレットは「装飾品」です。それ以外に役割はありません。ゆえに、「カッコつけてる」と見られることも。「不自然」「作為的」な印象を与えることがあるんですね。

それに対して腕時計には、「時間を確認する」という役割があります。腕時計をすること自体に不自然さを覚える人はいませんよね。メンズのファッションではとにかく「不自然さ」「わざとらしさ」は禁物。女性なら「着飾る」ことは普通なことですが、男性は「自然なカッコよさ」が求められます。

腕時計は「ごく自然に手首の寂しさを解消してくれる、夏の必須アイテム」なんです。

どちらかの腕には、必ず時計を身につけること。これが夏のおしゃれの近道です。

あるとないでは大違いの腕時計。

夏に選ぶべき腕時計は?

さりげなくも大人っぽく・・・

さて、アクセサリーとしての腕時計の重要性と使いやすさを理解していただいた上で、次に語るべきは「どんな時計をすればいいのか?」ですね。

ドレスとカジュアルのバランスという基本法則に戻ってみましょう。http://www.neqwsnet-japan.info/?p=1810

MBさんが説く、基本かつ、私たちが大前提としている法則。アイテムを「ドレス」なのか「カジュアル」なのかに分け、それらを全体に「ややドレス寄り」に配分することでおしゃれが作られる、というもの。この法則は、服だけに限らず、アクセサリーや帽子やカバンなどのグッズ類にもあてはまります。

腕時計が全体のバランスに及ぼす影響は、その面積からするとさほど大きなものではないように思います。しかし、想像してみてください。たとえば同じ「白Tシャツにデニムのショートパンツ、白スニーカー」という服装だった場合。

①原色でカラフル、ゴテゴテしたデザインで大振りな腕時計
②モノトーンで大きすぎず、クラシックなデザインでレザーのベルトの腕時計

この2つを付け替えて比べてみたら。カラフルな時計のコーディネートはかなりカジュアルな印象になりませんか? 反対にモノトーンの時計の場合、白Tシャツ+デニムのショートパンツ+白スニーカー、というカジュアルアイテムどうしの組み合わせでもほんの少し「大人っぽさ」を加えることができます。それほど、3首が全体に与える影響は大きいのです。

ただでさえ夏はコーディネートのバランスがTシャツ、ハーフパンツ、サンダルなどカジュアルに傾きます。そこにカラフルな腕時計を持ってきたら。カジュアルな印象が強く、子供っぽいなと感じませんか? これでは「客観的なおしゃれ」からは遠くなってしまいます。

夏のカジュアル寄りのコーデには、大人っぽい、落ち着いた印象の腕時計をすることでちょうどよいバランスが得られるのです。

そこで今回ご紹介のF901。いくつかのカラーバリエーションがありますが、時計本体は銀・金・黒。ベルトは黒かこげ茶でほぼモノトーン。レザーベルトは高級感があり、フォーマルにも対応するドレスなアイテム(アイテムがドレスなのかカジュアルなのか? 迷ったときには、「スーツの時に使うかどうか」で判断するとわかりやすいです)。

目立つ「手首」にドレスな印象をプラスし、バランスを整えてくれます。たかが腕時計、と甘く見るなかれ。かなり印象は変わりますよ。逆に、「ちょっとドレスに寄りすぎたかな?」というコーディネートの場合、カラフルな腕時計を使うことでカジュアル感を補うことも可能です。ですが、「どれか1本だけ買う」場合、やはりドレス感のある腕時計が使い回しやすくオススメです。

まとめ

今回は夏のコーディネートに焦点を当ててみましたが、時計は通年するもの。3万3000円(+税)という価格は、決して高いものではないと思います。時計の役割は「時間を確認する」「アクセサリーとして」「話題を提供する」「大人っぽさの象徴」「ドレスとカジュアルの調整役」など、意外と多いのがおわかりいただけたでしょうか。

今回ご紹介したFHB F901は、「機能的なクオーツ時計」「クラシックで嘘くささのない、かつ個性的なデザイン」「フォーマルにも対応し、使えない場面がほぼない万能性」「買い求めやすい価格帯」など、非常にバランスのとれた1本です。まだそれほど有名なブランドではありませんが、取扱店も増えてきました。お近くの時計専門店で、是非一度手に取ってみませんか?

三十路

この記事を書いた人

三十路

体重69kg 足の実寸25.5cm 頭囲60cm

37歳、2児の父。 体型に恵まれなくても、仕事や育児に忙しくても、いっしょに「おしゃれでカッコいいパパ」を目指しましょう!