4000円台で買えるイタリア製ニット!ジチピのコットンニットをレビュー

「Made in Italy」なのにもかかわらず、非常にお手軽価格の「Gicipi(ジチピ)」。今回は定番のクルーネックのコットンニットをご紹介します。ベーシックなニットですが、イタリアブランドらしい、細部に色気が感じられるアイテムになっています。

「Gicipi(ジチピ)」とは? 日本でも徐々に知名度上昇中!

「Gicipi(ジチピ)」は、1948年に立ち上げられたイタリアのカットソーブランド。「Made in Italy」にこだわったものづくりをしており、高い品質にもかかわらず、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。

こちらのニットは、代官山の「OMNIGOD(オムニゴッド)」というショップで購入しました。「OMNIGOD(オムニゴッド)」は、岡山県倉敷市のデニムブランド「DOMINGO(ドミンゴ)」が展開するプライベートブランドで、今回のようなセレクトアイテムも取り扱っています。

デニムブランドなだけあり、綺麗なインディゴ色のアイテムが多く、魅力的でした。ベーシックなアイテムが多く、センスも良いお店なので、近くに寄った際には是非覗いてみて欲しいですね。

話を戻しますと、この「Gicipi(ジチピ)」のニット、前から話には聞いており、なんとなく存在は知っていたのですが、実物を見たのはこのときが初めてでした。

イタリア好きとしては、「Made in Italy」という文字には惹かれますが、もちろんそれだけでは購入しません。お手頃価格ですが、評判通りの良い出来で、なかなかの高コスパアイテムだと感じました。さて、それでは詳しく見ていきましょう。

肌触りの良い、上質なコットン生地 カットソーのような感覚で着られる!

では、まず「生地」から見ていきましょう。「Gicipi(ジチピ)」のニットの生地にはいくつか種類がありますが、これはスタンダードなハイゲージのコットン素材。良質なコットン素材で、肌触りが抜群に良いです。

価格がかなり抑えられているのは、ウール素材ではなく、コットン素材だというところにもあります。ウールのニットと比べると防寒性は劣りますが、基本的に3シーズン使える便利な素材です。

ハイゲージの滑らかな生地感で、素肌の上に着てもストレスを感じることがありません。肌触りの良い薄い生地なので、カットソーのような感覚で着ることができます。コットン100%なので、もちろん家庭での洗濯も可能。

お手入れも簡単です。この生地、実は「インターロック(両面編み)」と呼ばれる編み方で作られており、生地の表側と裏側の編み目が同じになっています。表面が滑らかなので「スムース」とも呼ばれ、型崩れしにくいというメリットもあります。

ベーシックカラーを抑えたカラー展開も魅力

カラー展開もベーシックなところを抑えてあるのが良いですね。黒やグレーなどといった色も良かったのですが、今回私が選んだのは「ネイビー」。ネイビーというよりはブルーといったほうが近いかもしれませんが、色味がちょっと変わっているのです。

少し色が抜けているような、ウォッシュ感のあるカラーですね。普通のネイビーよりちょっとカジュアルですが、大人っぽい上品な色です。私が見た店舗では、ライトグレーも置いてありました。

グレーと一言でいっても、色の濃さや杢調など、様々なグレーがありますが、これがまた良い色味でした。どちらかといえば青みがかった都会的なグレーで、杢調の具合も強すぎず、カジュアルすぎません。

その日はちょうど違うお店で、グレーのニットを既に買ってしまっていたのでスルーしてしまいましたが、なかなか気に入りました。この価格なので、次また目にする機会があればネイビー以外のカラーも購入してしまいそうです(笑)。

イタリアブランドらしい、身体に綺麗にフィットするスリムな「シルエット」

このニットの魅力は、「生地」だけではありません。生地だけであれば、ユニクロに行けばこれの半分くらいの価格で、同等以上の素材のニットが買えてしまいます。

「Gicipi(ジチピ)」を選ぶもう一つの理由はずばり、イタリアブランドらしい、色気のある「シルエット」です。

特別変わっているところはなく、ごくごくシンプルなシルエット。本当にベーシックなニットなのですが、細部を調整することで一枚で着てもサマになるようになっています。全体的に、少しスリムなサイズ感ですね。

例えば、「アームホール」と呼ばれる袖の付け根や、身幅も細めで、身体に綺麗にフィットしてくれます。生地が薄いこともあり、インナー使いにも最適です。サイズ展開は、「3」「4」「5」の3種類。

普段トップスは「M」サイズ、ニットはほんの少しゆるく着たいので「L」サイズを選ぶことが多い私だと、「4」サイズがジャストサイズでした。「4」サイズであれば、寸法は実寸で、着丈68cm、肩幅44cm、身幅50cm、袖丈60cmになります。

ぴったりと身体にフィットしますが、ピチピチにはならない絶妙なサイズ感。こういう洋服を着るたびに、体鍛えようって思いますね(笑)。

筋肉質な体型で、こういったベーシックな、ハイゲージのニットをサラッと着ている男性に憧れます。「Tシャツ1枚でもかっこいい男」に通じるものがありますが、そこを目指していきたいですね。

袖や裾はリブになっており、キュッと締まります。スリットはついていないので、少し腰まわりに生地が溜まってしまうことがありますが、リブの締め付け具合はそれほど強くないので、そこまでストレスは感じません。

少し太めのネックがアクセントに 開き具合がやや大きく、「色気」が漂う首元

首元は、少し切り替えの目立つリブになっています。ちょっとだけ太めなので、アクセントにもあり、一枚で着た時にも、首元が寂しい印象になりにくくなります。

クルーネックの首元も詰まっておらず、やや開き具合が大きいので、少しだけ鎖骨が見えて、ほんのりと色気が漂ってきます。「首元」は特に目立つ箇所でもあるので、同じクルーネックでも、このような些細な違いで大きく印象が変わってくるのです。

いかがでしたか? 今回は「Gicipi(ジチピ)」のコットンニットについてご紹介しました。価格は4644円(税込)になります。肌触り抜群で、シルエットも秀逸。非常にベーシックなアイテムでもあるので、複数枚買いもおすすめのアイテムです。是非チェックしてみてください。

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