デイパック以上の容量でありながら、いかにも登山用の大容量リュックではなく、タウンユースしやすいシンプルなデザイン。コーディネートに取り入れやすく、ポリエステル素材ながら高級感すら漂うグローバルワーク「フラップバックパック」をご紹介させていただきます。
機能:収納
メインの収納は高さ43×幅34×マチ15㎝となります。開口部を紐で調節し、上からフタを被せて収納します。大きく開くため、荷物を入れやすいです。
ストラップも荷物の量によって調節可能。カチャっと音が鳴るまで閉めましょう。
(右/グローバルワーク・ベーシックリュック)
(右/イーストパック・デイパック)
デイパック以上の大容量とはいえ、実はサイズ表記では少し大きいくらいなのです。本稿で比較している「グローバルワーク・ベーシックリュック」は高さ42×幅26.5×マチ14㎝。「イーストパック・デイパック」は高さ41×幅31×マチ16.5㎝。他にもユーザーの多いブランドであれば、無印良品のリュックで高さ43×幅32×マチ14㎝。アネロで高さ38×幅26×マチ15㎝。
デイパック以上の容量であることは間違いありません。上掲した写真は厚手生地に定評のあるユニクロUのパーカーを詰めた後イーストパックを入れてみました。すっぽり入っていっぱいの容量です。
背面右側よりメイン収納内部に接続可能です。ZIPを含めて30㎝開き、A4サイズは余裕で取り出せます。大切なものだからと財布など奥底にしまい込んでしまうこともあるかと思いますが、開口部のフタの影響でデイパックに比べると取り出しにくいと感じることもあるでしょう。よく考えられたデザインです。底面付近のため、ZIPを閉め忘れると中身が出やすいためご注意ください。
背中側が仕切られています。持ち運ぶには不利な15.6インチのノートパソコンがぴったり収まるサイズ感。マジックテープで留まります。背の部分にはクッション材が入っており、ノートパソコンが無い状態でも背中にゴツゴツと荷物がぶつかる不快感はありません。
外側の小さい収納はダブルジップ。縦18×横18×マチ3㎝で小物を入れる際重宝します。
ZIPはオリジナル。YKKなどではありませんが、引っかかることもなく滑らかに開閉します。オールブラックの配色の中に程よいアクセントとなっています。目立つ金属部分がチープだと途端に安っぽく見えてしまいます。その点こちらはおもちゃのような安っぽさはありません。
側面のポケットはマジックテープ付き。縦20×横12㎝の大きさです。
左右とも同じポケットで、ペットボトルがすっぽり収納できます。入り口の部分は合皮で切り替わっており、モノを入れる際ヘタらず引っかからないのでストレスがありません。
フタ部分にも縦18×横28㎝のポケットがあります。こちらも小物の収納に便利です。ただし、フタに備え付けられている関係で荷物によって開閉しにくくなることも考えられます。重量のあるものやつめ込みすぎにはご注意ください。
生地・収納以外はどうか
生地は本体・裏地共にポリエステル100%ですが、表地である本体部分の方がハリがあります。ベーシックリュックよりも更に光沢は増し、生地も厚手です。なんといってもツヤ感が抜群。購入の決め手になったのはこの生地です。デイパック以上の容量を求めたのは前提として、高級感のある黒いボディに魅力を感じ購入を決めました。
(ベーシックリュック/生地)
GUに同名のアイテムがありデザインや収納まで似通っているのですが、比べると生地にツヤが無く安っぽく見えました。ハリも弱く、ヘタリやすい印象だったため、グローバルワークのものに軍配があがりました。決定的な差ですが、もちろん価格の分グレードアップ版と考えてもいいでしょう。GUは2000円台ですから。
水をかけてみました。表地ですが、弾いているのがわかります。雨の日でも安心して使用でき、汚れの付着も避けることができます。
裏地は水を弾きません。ティッシュでサッと拭いたところすぐに乾いているように感じました。裏地に撥水効果を持たせる必要は低いため、気にするほどの事ではありませんが、本体・裏地で差はあります。
背面部はメッシュになっており、夏はもちろん冬のコートスタイルに背負う際も案外蒸れて暑苦しいものです。配慮が感じられ、うれしいデザインですね。
ショルダーパットはベーシックリュックよりも硬くなっています。容量が増えている分強度を増したといったところでしょうか。適度な厚みは肩への負担を軽減してくれるため疲れにくくなります。長さはストラップで調節可能です。
付属の合成皮革ですが、先述した側面ポケットの入り口以外ではこのフラップ部分の縁取りに使用されています。元々しっかりした素材感ですが、この縁取りのおかげでかなり頼もしいフタになっています。側面ポケット同様ペラペラしません。
カラー展開はあるがブラック一択
生地のところで詳細を語っていますが、断然ブラックがオススメ。深い色合いの黒はポリエステル素材ながら高級感が増します。コーディネートに取り入れやすく、筆者もこちらを選択しています。2色展開で、カーキに高級感はありません。
ミリタリーアイテムによくみられる発色で、アウトドアな感じも増してしまいます。いずれにしてもカジュアルな印象のため、少々扱いにくいです。冬のキメたコートスタイルのハズしとして使えなくもないですが、より大人っぽいブラックをおすすめします。
おわりに
フラップとはフタを指しており、バッグの口を覆うように被さっています。元々、雨避けとして機能的な役割を果たしてくれるものですが、実はフラップバッグは見た目の上でも利点があります。デイパック以上の容量でありながら、荷物をつめ込んでもパンパンに見えにくくスタイリッシュであることです。
ZIPで閉めるリュックは、膨れていると不格好でよね。フラップ部分が覆いかぶさっていることで荷物の具合を悟られにくく、すっきりとした印象を維持できます。膨れたリュックで余裕が無いように見えてしまうのはオシャレ視点では減点です。
余裕のある大人っぽさを演出でき、荷物増えてしまってもバレにくいためおすすめです。カバンに定評のあるグローバルワーク。「ベーシックリュック」と言えば収納ポケットの豊富さ等使い勝手がよく好評です。ポリエステル素材ですがツヤがあり、金具の作りも高級感があり安っぽく見えません。
筆者も所持していますが、古くなってきたため新しいものをと考えた時に、より大容量の「フラップバックパック」をみつけました。冒頭でも語りましたが相変わらず安っぽさは無く、高級感があります。価格は5400円(税込)
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