経年変化を楽しむ丈夫なヘビーオンスTシャツ「GoodOn」とは?

夏は1枚、他シーズンはインナーとしても使用して年中欠かせない無地Tシャツ。パックTシャツも多く売り出され、消耗品として使用されるTシャツですが、そんなイメージを覆し、着崩れしない、色落ちや風合いを楽しむTシャツを発見したので紹介します。

「Good On  ショートスリーブヘビーラグランポケットTシャツ」5076円(税込)です。

9オンスの頑丈なボディ

Good Onの製作は1995年にスタートしたメードインUSA。長く着るための縫製と身体になじむように収縮を計算されたサイズスペックです。アメリカの服といえばデニム。デニムのような丈夫な服をつくっています。

今回購入したショートスリーブヘビーラグランポケットTシャツは9オンスの厚さです。オンスは、Tシャツの生地の厚みをしめすときの単位。正確にはオンスは重さの単位であり、1オンス=28.35g。なので、同じ9オンスでも編む糸が違うのであれば厚みは変わります。

一般的なTシャツは3~4オンス、ヘビーウェイトな肉厚生地は5~7オンス、パーカーなどのスウェット生地は9~13.5オンスです。このTシャツは生地だけならスウェットと同じなんです。これを聞いただけでも違いがわかりますよね。

厚さ・重さをユニクロTシャツと比較

写真の上はユニクロのスーピマコットンTシャツLサイズ、下はGood OnのTシャツLサイズです。比較すると数ミリほどGood OnのTシャツのほうが厚いです。重さはユニクロのスーピマコットンTシャツ(Lサイズ)が125.5gで、Good OnのTシャツ(Lサイズ)が312.5g。2倍以上重い!

厚いことの利点は丈夫さとヨレの防止

厚みや重さがあるということは単純に丈夫です。Tシャツは夏に着ることが多く、汗がTシャツに付着。 汗で濡れると洗濯は必須です。洗濯を繰り返すと、いくら大事にきていも着崩れしてきます。

その点、このGood OnのTシャツはガシガシ使用しても、ガンガン洗っても大丈夫!厚いことで着崩れを気にすることはありません。また、Tシャツは薄いものほど着込んでいくとよれてきます。

特に裾のヨレヨレ感出てしまうと、だらしなさが一気にでてきます。いくら高いTシャツでも魅力は半減でしょう。こちらはご安心を。

動きやすさを考慮したラグラン

商品名にもあるように、このGood OnのTシャツはラグランになっています。ラグランとは襟ぐりから袖下まで切り替え線が走っているデザインのことです。肩が動かしやすいので、スポーツウェアなどでよく使用されています。

生地が厚いので動きやすさも考慮した作りになっています。写真のユニクロのスーピマコットンTシャツと比較しても違いがわかるかと思います。

デニムのように経年変化を楽しむ

Good OnのTシャツは顔料染めをしています。顔料染めとは、ポピュラーな染料染めとは違い、特殊な処理をおこなうことで、洗うと表面の色が多少落ちる染め方法です。

Good OnのTシャツは洗濯や着用を繰り返すと、色落ちやデニムのようなアタリがでてきます。デニムのアタリとは写真のようにこすれて色がぬけてきたところをいいます。デニム好きな人は履きこんだり石でこするなどして、よりかっこいいアタリを作りこんだりします。

色落ちやアタリはその服にしかない装飾です。普通の服なら色落ちや使用を繰り返していると愛着は落ちていきますが、Good OnのTシャツのアタリや色落ち感は渋みを感じます。同じ服を着ている人が隣にいても、自分の子のように愛おしくなるでしょう 。

他のアイテムは大人なものを

色落ちやあたりで古着感もあるので、カジュアル度がつよい服です。なので、パンツはスラックス、シューズはスリッポンで大人なアイテムを合わせてみました。着用したサイズはLサイズですが、他のTシャツよりも着丈や袖幅は大きめです。

ビッグシルエットは今の流行りですが、袖などは少しまくってきたほうが大人っぽくなるのでオススメです。

購入する際には、着丈、身幅が少し大きめなので、ジャストサイズで着たい人は普段来ているサイズよりもワンサイズダウンで、写真のようにビッグシルエットで着たければ普段のサイズで買うといいでしょう。