グラミチの野暮ったいパンツがエディフィス別注モデルならスラックスのようにはける

一目でそれと分かる人気のアウトドアブランド「GRAMICCI(グラミチ)」。毎シーズン、セレクトショップとのコラボも活発です。ただ、やはり元々本格的なクライミングパンツですので、タウンユースする場合は少し野暮ったさが目立つ場合も。

「グラミチをスラックスのようにキレイめにはきたい……」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回ご紹介するのが、セレクトショップ「EDIFICE(エディフィス)」が別注したモデル。シルエットはもちろん、ディテールなども特別な仕上がりになっています。

日本でも大人気なグラミチ、しかし野暮ったさが気になる……!?

アウトドアブームの影響もあって、今ではさまざまなセレクトショップで取り扱われるようになった「GRAMICCI(グラミチ)」。腰から垂らされた「ウェビングベルト」は誰しもが一度は見たことあるでしょう。

先端にはグラミチのアイコン的キャラクター「ランニングマン」が描かれています。そしてもう一つ特徴的なのが、180度開脚を可能にした「ガゼットクロッチ」。こういったアウトドアなディテールに憧れて「グラミチをはいてみたい!」という方も多いはず。

ですが、やはり最近のスッキリしたシルエットのパンツに慣れてしまうと、ダボっとしたシルエットが気になるんですよね……。初代「グラミチパンツ」はもちろん、それを細みにした「ナローパンツ」も、けっこう野暮ったいのです。

「ナローパンツ」をさらに細みに改良した「ニューナローパンツ」も腰回りはちょっとゆったりしすぎ。サイズを下げてはいても股上の深さなどが気になります。

もちろん、「それがいいんじゃないか!」という声も多数あるとは思いますが、出来ればもっとキレイにはけて、グラミチらしさを残したまま、どなたでも使いやすいモデルはないかと探していたのです。

現代的に改良されたシルエット、バックルもメタルパーツに!

こちらがグラミチに「EDIFIECE(エディフィス)」が別注したモデル。通常のグラミチから変更されている箇所は多数あるのですが、まずはシルエット。ちょっとグラミチとは思えない、綺麗なテーパードシルエットになっています。

全体的に細みで、股上も深くなく、裾に向かうにつれてスッと細くなっていきますね。裾丈も、今最も主流な「アンクル丈」。くるぶしが見えるくらいの丈感です。そして裾の処理も、カジュアルパンツによく見られる「タタキ」ではなく、スラックスのように折り返した「ダブル」。

ただスッキリしたシルエットにするだけならグラミチである必要はありませんが、このモデルの良いところは、グラミチらしいディテールを残しながらも、それを現代的にアップデートしているところ。

ウエストのバックルも、通常はプラスチック感溢れるマットな黒色ですが、メタルパーツに変更されています。ベルトもそれに合わせて、通常のグラミチより光沢が強い物になっていますね。

しかも、ベルトの先端に描かれた「ランニングマン」の色も、今まで通りの「赤」ではなく、バックルに合わせた「シルバー」に。このように統一感を持たせながら、「ウェビングベルト」もだいぶモダンな雰囲気になっています。

4WAYストレッチで快適なはき心地

もちろんグラミチである限り、機能性をおざなりにはしていません。生地には「4wayストレッチ素材」が使われており、文字通り4方向に伸縮してくれます。

通常のストレッチ素材は「横方向」にしか伸びないことが多いですが、「縦方向」にも伸びることによって、しゃがんだり座ったりといった動作が快適に行えるようになります。生地はナイロン92%、ポリウレタン8%で、グラミチらしいマットな質感です。

ナイロン素材ですが、それほど光沢は強くなく、やや高級感を感じます。肌触りなども特に気になりません。もちろん家庭での洗濯も可能です。

グラミチらしさを残しつつ、スラックスのような印象のディテール

腰にはこのように1プリーツ入っており、トレンド感ある仕様に。この重なっている部分の生地が伸びてくれるので、座った時などにも快適……というメリットももちろんありますが、「スラックスらしいディテール」ですので、キレイめな印象を与えることができます。ちなみにセンタークリースは入っていません。

股にはおなじみの「ガゼットクロッチ」。私は体が硬いので実際に180度開脚することは出来ないですが、椅子に座って思いっきり脚を広げてみても、ほとんど生地が張りません。4wayストレッチと合わさって快適ですね。

裾の処理は、先程お伝えした通り「ダブル」。これも当然スラックスに見られるディテールですので、アウトドアの少し野暮ったい印象を打ち消してくれます。ダブル幅は4cmと、標準的。背が高い方も低い方も、大きく違和感は出ないと思います。

裾幅は17cmで細めです。太ももなどには少しだけ余裕があるシルエットですが、裾がきっちり細いので全体的に細みな雰囲気にしてくれます。伸縮性のある生地なので、ふくらはぎの部分が張る感覚もないですね。

ひざの裏側には、メッシュっぽい裏地が付いています。少しザラザラ質感ですが、肌触りが気になることはありません。

後ろ側はこのようになっています。お尻の上の位置に2つあり、どちらもマジックテープです。右側のポケットには、小さく「GRAMICCI」のタグが付いています。

サイズ感について、ウエストベルトで調整可能

サイズ感は、175cm65kgで普段パンツは「Mサイズ」をはくことが多い私ですと、こちらも「Mサイズ」がジャストでした。ウエストには少しだけ余裕があったので、ベルトをちょっと締めるといい感じになります。

ベルトでそこそこのサイズ調整は出来ますので、1サイズアップして少しゆったりはきたい方でも心配ないでしょう。寸法は「Mサイズ」ですと、実寸でウエスト70cm、股上24cm、股下70cm、裾幅17cm、W幅4cmでした。

カラーバリエーションは、「ブラック」、「ネイビー」、「グレー」の3種類。どれもベーシックなカラーリングで、スラックスのような色ですね。写真は全て「ブラック」になります。

今シーズンは全体的に、カジュアルなパンツでも「グレー」があるアイテムが増えている傾向があるように思えます。「ブラック」「ネイビー」なども使いやすくて良いですが、「グレー」のパンツも持っておくとなかなか便利なのでオススメです。

野暮ったさを打ち消し、細かなところにもこだわりが見える別注モデル

グラミチの「EDIFICE(エディフィス)」別注モデル、価格は1万2960円(税込)です。日常使いしやすいようにシルエットをキレイにしただけではなく、ベルトなどのディテールをアップデート、更には機能性を保ちつつ、スラックスのようにはけるように工夫されています。気になった方は是非チェックしてみてください。

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2018.05.03