高温多湿、多雨、酷暑に向けた対策は取っているでしょうか? ヨーロッパと異なり多湿の日本では365日スーツスタイルが地獄であることは言わずもがな。夏はクールビズで少しでも快適に過ごしましょう。
ビジネスマンや外回りをする営業マンに向けた快適なスーツ、アクティブプラスセットアップをユナイテッドアローズのグリーンレーベルリラクシングで見つけたので紹介いたします。
デザイン・素材
見た目は普通のウール素材のスーツと遜色ありません。しかし素材はポリエステル100%。伸縮性もあり、手触り質感もウールと区別がつかないほど。
カラー展開はダークグレーとネイビーの2色、筆者はネイビーを購入いたしました。ジャケットのサイズ展開は42.44.46.48.50の5サイズ展開。ジャケットとパンツは別売りになっておりますのでセットアップでの購入も単体での購入もどちらも可能です。
こちらはジャケット。ラペルはありますが肩パットと裏地はありません。夏仕様に備えて軽快な造りです。また、ポケットのデザインもポケットが外についており、比較的カジュアルに着用できる要素が備わっています。
パンツのサイズの展開も5サイズ展開、72cm.76cm.80cm.84cm.88㎝。素材はジャケット同様、形はいわゆるウール素材のスラックスと遜色はありません、センタープリーツも入っております。化繊特有の安っぽい艶感などはなく、鹿の子(かのこ)編みの生地を使用しております。
鹿の子とは一般的には小鹿の背にあるような、まだら模様の斑点のことです。その鹿の子のように見える生地の表面に凹凸ができるような編み方を指し、ポロシャツによく使用されています。ジャケット・パンツ共にスリムタイプのシルエットで筆者は身長162㎝でジャケットは44㎝、パンツは76㎝を選んでおります。ジャケットはお尻が隠れる程度の着丈です。
(鹿の子編みの生地のアップです)
ポリエステル100パーセントの生地感を使用するにあたり、注目すべきはその機能性。ウールのような生地感や肌触りを保持している以外に、こちらのタグに表示されたアイコンのように大きな3つの機能性があります。「防シワ、ウォッシャブル、ストレッチ」の3つの機能性こそがこのアクティブプラスの特徴です。
防シワ加工
一般的にウール素材のスーツはとにかくシワがつきやすいものです。特にズボンはシワになりやすいし、汚れもつきます。一旦スーツにシワがつくとスチームプレスをする、クリーニングに出すといったケアが必要であり、その手間は自分で行うのは面倒です。
それに、シワの入ったスーツが与える印象は良くありません。折り目がピシッとしてないと、だらしなく見えてしまいます。夏場は月に1〜2回は、クリーニングをしたいところです。とは言っても、クリーニング代もバカになりません。この場合のおすすめは、家での洗濯。
パンツは上着と違って形も崩れにくいしアイロンがけも難しくありません。筆者は普段外回りをする仕事をしていますが、シワだらけのスーツを着てお客様のところに訪問するという状況は避けたいところ。
また、出張時にスーツを持っていく際など、畳んでスーツケースに入れるという事はありますが、その際にシワがつく事を気にしながら畳む事もなくなります。少しでもケアをする時間を短縮できる、これが防シワ加工のメリットです。毎日のお手入れにかける時間は30秒ほどで済むはずです。
ウォッシャブル=手洗いができる
普通のスーツでは考えられないと思いますが、ポリエステル100%素材のため自宅の洗濯機で洗うことが可能です。夏場にスーツを着ている汗をかきますし、汚れもつきます、また汗によるシミやニオイも気になるところ。
とはいえこちらも前出のように頻繁にスーツをクリーニングに出すのも金銭的に現実的ではないでしょう。例えば夏スーツを6~9月までの間、月2回の頻度でクリーニングに出して洗濯されていた方は1回:約1000円×8回=8000円のクリーニング代のコストダウンをすることも可能となります。
ストレッチ性
カジュアルウェアではよくストレッチが効いた機能素材を用いたアウターやポリウレタン混紡のスキニーパンツなどはありますが、スーツでストレッチ性を有したものを見かけることは増えてきてはいるもののまだまだ少ないように思えます。
つり革をつかむ、靴紐を結ぶためにしゃがむ、自転車を漕ぐ、こうしたシチュエーションでも動きづらい、圧迫されるようなストレスを感じることは少ないといえます。以上、この3つがアクティブプラスの機能性となります。
ネイビーとダークグレーと2色揃えればセットアップで使用、ジャケパンで平日5日間を過ごすことも可能ですね。価格はジャケットが2万1600円(税込)、パンツが1万800円(税込)。量販店のセットアップスーツとの価格差もあまり感じません。
これから暑い夏に向けて、快適に外回りをされたい方、ストレスを軽減できるようなスーツで過ごしてみませんか。