着用アイテムが限られる暑い季節にオススメなのはレイヤード（重ね着）。Tシャツ、ポロシャツなどトップスの裾から柄物をチラ見せすることで、地味で単調な着こなしにアクセントを加えることができます。今回ご紹介するGUのボーダー柄ワッフルタンクトップは、レイヤードにピッタリなアイテムです。
レイヤードを格上げする素材とデザイン
「ワッフルロングタンクトップ(ボーダー)」の生地は、綿60%、ポリエステル40%のワッフル素材です。生地の表面は、お菓子のワッフルみたいな格子状の凹凸模様を細かくした状態を思い浮かべてください。表面がデコボコしている生地なので肌に触れる面積が少なくなり、清涼感のある着心地です。
レイヤードした際にタンクトップが見えるのは、裾の周り数センチだけです。限られた露出部分で勝負することになるタンクトップにとって、Tシャツによくあるのっぺりした表面の布地と比べて、存在感のあるワッフル素材はレイヤードに適材適所なのです。
また、裾の部分はラウンドカットと呼ばれる、裾の部分がスーツに合わせるワイシャツの様に曲線を描いたデザインです。裾部分の着丈が長くなっているのは前と後ろだけで、両脇は通常のTシャツと同じくらいの長さです。レイヤードした際にタンクトップが見えるのは前と後ろだけとなり、見た目にメリハリができるため、だらしない感じになりません。
（ラウンドカット形状／横から見たところ）
（ラウンドカット形状／前から見たところ）
（背面）
圧倒的なコストパフォーマンス
「ワッフルロングタンクトップ(ボーダー)」の価格は、990円(＋税)です。タンクトップはTシャツなどの下に着るので、肌に直接触れて汗を吸います。Tシャツなどが傷むのを和らげる半面、タンクトップは傷みます。傷むのを気にせずガンガン洗えるのは、大きなメリットです。
セレクトショップで扱われているタンクトップには数千円台の商品もありますが、本稿でご紹介しているGUの製品は手ごろな価格が魅力です。安価なため、色や柄、サイズ違いで揃えることも現実的な選択肢となり得ます。なお、無地タイプであれば790円(＋税)であり、さらにお手ごろです。
初回の洗濯時は用心して平らに置いて干しましたが、2回目以降はハンガー干し。それでも伸び縮みはありませんでした。
着こなしにちょっとしたアクセントをもたらすために、レイヤードとして着用するタンクトップは、チラ見せ数センチが勝負です。「はみ出した肌着感」をいかに払拭できるかが問われます。本稿でご紹介のタンクトップはボーダー柄のおかげで、肌着感はありません。
購入時の注意点
良いことずくめなのですが、サイズ選びは要注意です。筆者は身長178cm、体重60kgであり、普段はMまたはLサイズを選びますが、この商品では生まれて初めてXSサイズを購入しました。レイヤードするには、XSがちょうどよいサイズ感でした。筆者の体形でMやLサイズを着用すると、余ったタンクトップの裾がフリル状にたるみが出てしまい、「だらしない」を通り越して、「気持ち悪い」着こなってしまいました。
筆者は本稿でご紹介のボーダー柄と同時に、無地のタンクトップも試着しました。GUのwebサイトの商品説明にあるサイズ表では、両製品の身丈と身幅は、XSからXXLまで全く同じ数値なのですが、店舗でボーダーと無地の両方を試着してみたところ、「実寸では、ボーダーのXSサイズと無地のSサイズがほぼ同じ大きさ！（着用した印象では無地の方が若干大きい）」」という衝撃の事実が……。
店員さんに尋ねてみたところ、「ボーダー柄の方は単体で着用されることを想定して、無地よりも若干大き目に作られております」とのことでした。とにかくこの商品は、全体的にサイズが大き目に設定されているようです。購入前に試着されることをお勧めいたします。
（左：ボーダー柄XSサイズ。右：無地Sサイズ）
（左：ボーダー柄XSサイズ。右：無地Sサイズ）
以上、「ワッフルロングタンクトップ(ボーダー柄)」がオススメな理由は３つ。①ワッフル素材とラウンドカットによるレイヤード感の格上げ。②お手ごろ価格なので傷みを気にせず洗濯でき、色・サイズ違いも揃えられる。③ボーダー柄によって肌着感が払拭される
本稿をご覧いただいた皆様も、この夏のワードローブにタンクトップを取り入れて、レイヤードを試してみませんか？
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