ワイドスラックスの次に選ぶべきアイテムは・・・?
ビックシルエット、さらにはエクストリームシルエットなど、ここ最近はオーバーサイズのトレンドが盛んになってきています。その影響もあり、手頃にビックシルエットを取り入れることができるワイドスラックスは街中でも散見されるようになってきました。
ワイドスラックスは艶があり、大人っぽい印象のスラックスをオーバーサイズにすることで普段着としても着やすいようにカジュアルダウンしたアイテム。
つまり、アイテム単体でバランスが取れているので比較的どのようなアイテムをトップスに持ってきてもバランスが取りやすいのが魅力でしょう。
しかし、このままワイドスラックスばかり履いていると、ワイドスラックスを履く人の割合も増え、周りとの差別化が難しくなってきます。そこで、ワイドスラックスの次のアイテムとしてオススメしたいのがワイドデニムです。
ワイドデニムはワイドスラックスと比べるとカジュアルなアイテムに分類されます。そのため着こなしは難しくなります。しかし、着こなしが難しいアイテムだからこそ差別化が進みおしゃれに見せることができるのです。
上手に周りとの差別化を図ることができればおしゃれに見えます。上の写真のワイドデニムパンツはジョンローレンスサリバンのアイテムでとてもかっこいいのですが、値段は3万2400円(税込)とかなりお高いです。
※ジョンローレンスサリバン/リジッドワイドジーンズ http://ur0.work/GdCD
今まで履いたことなないワイドデニムでいきなりこの価格帯のアイテムを買うのはとても抵抗を感じるはずです。そこでワイドデニムパンツの入門編としておすすめできるのが、こちらの「GU デニムワイドパンツ」1990円 (+税)。
値段はジョンローレンスサリバンのものと比べると15分の1という驚きの激安価格です。この値段であればジョンローレンスサリバンのワイドデニムを買うほどの抵抗はなく、お試し感覚で買うことができるのではないでしょうか。
かなりワイドなシルエット!
この写真を見ていただくと分かる通り、ズドンと下に落ちるような裾幅がとても広いジーンズになっています。
ユニクロやジーユーなどのメンズアイテムはワイドと言ってもそこまで裾幅が広くない微妙なワイド感のものが多かったのですが、このアイテムはかなりワイドな裾幅に設定しています。サイズは176cm67kgの筆者でMサイズがジャストです。
Mサイズでも裾幅は25cmと幅広なのですが、さらにワイド感を強調するために筆者はツーサイズアップのXLサイズを着用しています。XLだと裾幅は26.5cmです。
Mサイズでも十分にワイド感を感じられるため、ツーサイズアップは万人におすすめできる履き方ではありませんが、さらにワイドに履きたい方は試してみる価値ありです。実際にスキニーデニムと比較してみると裾幅の広さを感じていただけるはずです。
(左GUデニムワイドパンツ/右ユニクロスキニージーンズ)
ユニクロのスキニージーンズは裾に向かってきつくテーパードしているのに対し、「GU デニムワイドパンツ」のテーパードは比較的緩く作られています。
(左GUデニムワイドパンツ/右ユニクロスキニージーンズ)
実際に裾幅を測定してみると「GU デニムワイドパンツ」は26.5cm、ユニクロのスキニージーンズは16cmとなっておりその差は10.5cmにも及びます。
ステッチのアクセントが◎!!
「GU デニムワイドパンツ」のはインディゴデニムに対して白色の糸でステッチをすることで、あえてステッチを目立つようにしています。このようにすることでトレンドの側章パンツのようにサイドにラインが入り程よいアクセントを加えてくれるのです。
ユニクロのスキニージーンズと比較すると、たかがステッチのあるなしでアイテムの印象を激変することがわかります。(ユニクロのスキニージーンズはステッチが目立たないように裁縫しています)
(左GUデニムワイドパンツ/右ユニクロスキニージーンズ)
また、「GU デニムワイドパンツ」は横だけでなく前後のポケットやチャック部分も白糸で目立つようにステッチされています。たいして、ユニクロのスキニージーンズは茶色の糸でステッチされており目立たないようになっています。
(左GUデニムワイドパンツ/右ユニクロスキニージーンズ)
(左GUデニムワイドパンツ/右ユニクロスキニージーンズ)
このように「GU デニムワイドパンツ」は前後左右を白糸でステッチし、あえて目立たせることでアクセントとしているのです。
値段相応の部分もあり・・・。
1990円 (+税)と激安の「GU デニムワイドパンツ」ですが、やはり値段相応の部分もあります。
本来ジーンズにはリベットと呼ばれる部分があります。
(リベット部分[ユニクロのスキニージーンズ)
リベットとは上の写真のように、ポケットの端などについている鋲のことです。ジーンズにこのリベットを打つことによって力がかかりやすく切れやすい部分を補強しているのです。しかし、「GU デニムワイドパンツ」にはリベットが付いていません。
(リベット部分[GU デニムワイドパンツ)
「GU デニムワイドパンツ」はリベットの代わりにステッチの仕方を変えることで補強はしていますが、リベットよりは耐久性は落ちてしまいます。
また、以下の写真のように裁縫が雑な部分も見受けられます。
(ベルトループの裁縫[GU デニムワイドパンツ)
また、ユニクロのスキニージーンズと裾裏側のステッチ部分を比べてみると、ユニクロのスキニージーンズは二重に縫われているのに対して「GU デニムワイドパンツ」は一本の糸で簡易的に縫われています。
(左GUデニムワイドパンツ/右ユニクロスキニージーンズ)
このように「GU デニムワイドパンツ」にはリベットがなかったり、ステッチが雑な部分もあります。しかし、リベットやステッチの部分でコストカットするからこそ1990円 (+税)という値段が実現できているのです。
耐久性は他のジーンズに比べると劣る部分もありますが、おしゃれに見せる分には申し分ないデザインとなっているのです。
白シャツに合わせるだけでもおしゃれに!!
「GU デニムワイドパンツ」はワイドシルエット、デニム地、白のステッチという三要素のおかげで白シャツを合わせるだけでもおしゃれに見せることができます。
実際に着用画像をみてもらうと分かる通り、白シャツ、ジーンズ、ブーツというシンプルな着こなしですが、大胆なワイドシルエットのおかげできれいなAラインを作ることができています。
また、デニム地は縦糸と横糸では異なる色の糸が使われているおかげで生地に立体感が出ます。さらに、白糸でステッチを行うことでデザインにアクセントが生まれます。
このように、ワイドシルエット、デニム地、白のステッチによって簡単に脱字味を図ることができるので、シンプルな白シャツコーデでも周りと差別化することができ、おしゃれに見えるのです。
値段相応の裁縫部分なども見受けられますが、これだけ簡単におしゃれに見せることのできる「GU デニムワイドパンツ」が1990円 (+税)で買えるのはかなりお買い得といえるでしょう。