GUのドライVネックシームレスTはユニクロのエアリズムに勝てるのか?

高機能インナーといえば、まず思い浮かぶのはユニクロのヒートテックではないでしょうか? そして先駆けとなった冬のヒートテックのほか、夏のエアリズムも定番となってきました。

現在ではユニクロ以外も様々なブランドが高機能インナー・アンダーウェアを出していますが、GUでも夏用の高機能インナーとして、「GUドライ」というシリーズを展開中。そして今年2019年、GUドライシリーズに縫い目のないシームレスタイプが登場しました。

正直、見た目ではエアリズムとの違いはわからない……ということで、今回はエアリズムと比較しつつ、GUドライVネックシームレスTを紹介します。

素材構成とシームレスデザイン

素材は、GUドライVネックシームレスTが、ナイロン82%・ポリウレタン18%。エアリズムシームレスVネックT(半袖)はナイロン 84% ・ポリウレタン16%。素材構成だけ比較するとほとんど違いがありません。艶感のない、またドライな生地感も、似ています。

また今回はシームレスデザインということで、襟元や袖部分に縫い目がないタイプ。このあたりのディティールも二つに大差はあるません。

シームレスタイプの利点としては、縫い目がなく薄い生地感のため、薄手のシャツの下に着てもシルエットに響かず、またベージュカラーにすると白シャツの下に着た場合、肌の色となじみがよく、透け感が気にならないでしょう。

素材感と涼感

(上がGUドライ/下がエアリズム 見た目で判断は難しい)

正直、二つを見比べても大差はありません。ここまで同じだと正直違いなんてないのではないか、と思いたくなりますが、手で触って、肌で着てみると違いがわかります。まず手触りですが、GUドライVネックシームレスTは、名称通り、ドライな手触りで滑らかさはありません。

エアリズムシームレスVネックTは、ドライながらも肌触りの良さがあります。わずかな素材の妙なのか、織りによるものなのか判断付きかねますが、触れてみると瞭然。おそらく単品で比べてみるとあまりわからないかもしれません。ただ両者を触ると、手触り感のやさしさがエアリズムにはあります。

また、着てみた感じの涼感。エアリズムには、着た瞬間ヒヤッとするような感覚を覚えるのですが、GUドライVネックシームレスTはそういった涼感はありません。あくまでもドライなインナーといった印象です。

サイズ感とカラー展開

色は白、黒、ベージュの3カラー。ワイシャツの下などに着る想定の場合は、透け感が薄まるベージュがオススメです。筆者はベージュとブラックを購入。ただサイズ感はGUドライとエアリズムで違いました。もともと持っていたエアリズムはMサイズで、ほどよいゆったり目のサイズ感でした。

GUドライVネックシームレスTもMを選んで、着用したところ、ほぼぴったりな感じ。伸縮性があるので、きついということはありません。ただ、ぴったり目が好きではない方はワンサイズあげていいかと思います。クリーニングについてはもちろん、洗濯機洗いOK。筆者も着て、洗ってみましたが、問題なし。

くしゃくしゃにしておくと若干シワが付きますが、着ていくうちに伸びて、気にならなくなります。値段は、一枚990円(+税)。エアリズムのシームレスタイプも、990円(+税)。

多少の値段さがあれば、GUを選ぶのもありかと思いますが、同価格として考えた場合、筆者が今後リピートするのは、エアリズムになるでしょう。もちろんチクチクする、などはなく、ドライなインナー・アンダーウェアとしてキチンと違和感なく着られました。

ただ、比較してみて、改めて夏の高機能肌着してのエアリズムの完成度の高さを感じてしまったのも事実。おそらく同じような高機能インナーを、同価格とした場合、GUとユニクロでは勝負が難しいところかと思います。ぜひ、GUならではのよさを今後インナー類でもみせてほしいところです。

Nazy

この記事を書いた人

Nazy

身長170cm 体重65kg 靴26-26.5cm(コンバース・オールスターは26.5cm)

アラサーからアラフォーになりつつある、シンプル&ベーシック好き。 「地味過ぎず」「行き過ぎない」でどう差別化するのかを楽しく模索中。 人見知りの人好き。根はインドア。ファッションを好きになり、ちょっとアクティブになれたことに感謝している。