体型を美しく見せるシルエットは三種類あります。上下ともに細いIライン、上半身が太く、下半身を細みにするYライン。そして上半身を細く、下半身を太みにするAラインです。
IラインやYラインはスキニーパンツやテーパードスラックス等により挑戦しやすいところですが、Aラインシルエットは意外と難しいものです。筆者もよくやってしまうのですが、中途半端な太さのボトムスを選んでしまい、どれにも当てはまらない残念なシルエットになってしまうことがあります。
今回は、意外と難しいAラインを簡単且つ安価で達成できるGUのレディースで展開されているサイドラインワイドパンツJNを紹介します。
Aラインシルエットを簡単に実現できるアイテム
身長164㎝の筆者が購入したのはLサイズ。くるぶし全体を覆うサイズ感でした。カラーはブラック×オレンジで、寸法は次の通りです。ウエストは、ゴム入り且つドローコードで72cmまで対応可能。股上29cm、渡り幅33cm、すそ幅31cm、股下71cm。特筆すべきは腿の渡り幅33cmとすそ幅31cmです。写真のとおり、テーパードせず潔く太いシルエットで、この太さのおかげで上下のメリハリをつけやすいのがこの商品の特徴です。
艶感のある素材感
ワイドパンツはスキニーやテーパードパンツと言った細いアイテムと違い、着こなしを考えず合わせると野暮ったく子供っぽい印象となる危険があります。そこで気をつけるべきなのが素材です。チノやデニムのような子供っぽい、カジュアルな素材ではなくスラックスのように艶のある素材のものを使うことでバランスを取ることがベターです。
このアイテムはポリエステル92%・ポリウレタン8%で、いわゆるジャージ素材のようなものです。ウールやカシミヤのように高級感があるというわけではありませんが、艶や落ち感があるため、太いシルエットの子供っぽさを打ち消しています。他方、通気性のある素材であり、裾から風が入ってくるので防寒性は期待できません。冬はタイツ推奨です。化繊なので洗濯後に素早く形を整えて陰干しすれば問題ありません。
脱地味・装飾性を担保するオレンジのライン
さらに大きな特徴がサイドに走るオレンジのラインです。近頃、メンズファッション界ではノームコアから脱却する流れが起きました。装飾性を担保するためロゴを加えたり柄を加えたりといった手法が広がりを見せました。装飾性といっても、必要のない場所にジップがあったり、過度な英字プリントなどといった理由のない装飾は違和感や安っぽさを覚えてしまうものです。
この商品はジャージパンツであり、当然ながらラインは自然で意味のあるデザインですし、オレンジというカラーもスポーツという文脈から違和感はありません。自然な装飾といっていいでしょう。とりあえず履くだけで装飾性を担保できるという点もこの商品の強みです。
2way的に使える股上の深さ
股上が29cmあり、ドローコードとウエストゴムにより自在に履き位置を操作できるのもこのアイテムの利点です。Aラインを強調出来るマキシ丈の着こなしだけではなく、アンクル丈にすることができます。見せ靴下と合わせたり、素足を見せて軽い印象にすることも可能です。以上、サイドラインワイドパンツJNの紹介でした。なお、この商品はオンラインショップ及び大型店のみでの展開。価格は1990円(+税)とお手頃です。
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