サコッシュやショルダーバッグなど、最近のバッグのトレンドは小さくなる一方です。それに合わせ、財布のトレンドも小さくなっています。いわゆるミニ財布、ミニウォレットです。
バレンシアガが出したペーパーミニウォレットが走りとされ、現在では、名だたるハイブランド、デザイナーズブランドもこぞって出しています。そして遂に、ファストファッションのGUからも、ミニウォレットが登場しました。
大きさは？
サイズは縦7.5×横(底)9.5cm,マチは3.5cm。普通のミニウォレットと同じくらいの大きさで、手で丁度握れる感覚です。カードケースやコインケースを一回り大きくした大きさで、大体どこのブランドも出しているミニウォレットと同じぐらいの大きさです。
長財布が入らないサコッシュやショルダーバックにも入ります。ポケットは、ミニウォレットらしく、札入れ、コインケース、カードポケットがあります。カードポケットは一つだけ。クレジットカードサイズで３枚は入る。それ以上入れるとホックが閉じません。
札入れは、お札が10枚ぐらいは入りそうです。執筆時の筆者の手持ちの7枚は収まりました。しかし、どんどんたまるレシートまで入れていくと、すぐにボタンが閉まらなくなります。レシートは入れない方が良さそうです。
札入れの反対側のコインケースは、10枚ほどなら問題なく入れられます。無理すれば20枚までは入れてボタンがとまりますが、かなり膨らみます。カード3枚、お札7枚、コイン20枚で、ぎりぎりボタンがとまる量でした
何も入れないと3.5㎝の厚みが、上記全部入れると5.5㎝になります。かなり厚みを感じます。合成皮革なので、本革のように使い込んで伸びたり縮んだりして馴染むということがないので、この厚みは我慢するか、普段から少なめに入れるようにするしかなさそうです。
また、札入れの内側に穴があり、キーチェーンなどを取り付けられます。これは嬉しいギミックです。
革は本物っぽい？
表面は合成皮革。エンボス加工してあり、ちょっと見には革っぽい見た目です。しかし、触るとビニールのような手触りで、フェイクだとわかります。筆者は似た表面のキャサリンハムネットロンドンのコインケースを持っています。
ツヤ感や触り心地はキャサリンハムネットに軍配が上がり高級感があります。GUは値段相応な質感です。GUでは、バッグ等でもっと本物っぽいフェイクレザーを使っているので、本商品も、もう少しいい素材を使って欲しいと感じました。
合成皮革ですが、もしかしたら、使い込むと手垢がつき、より革らしい風合いになるかもしれません。
色はなんと6色。ブラック、ピンク、ベージュ、イエロー、ブルー、80/80（ヒョウ柄）です。筆者は男性なので、ブラックをチョイス。男性でも違和感なく使えます。ピンクは赤が強く、ワインのような色。
イエローやブルーは原色ではなくペールトーンで、派手すぎない色。80/80は黒を基調にヒョウ柄が入っています。脱地味、差別化によいと思います。本商品はレディースのアイテムですか、ブラックのほかに、イエロー、ブルーなども、男性にも使える色だと思います。
GUのミニウォレットは買いか？
結論から言うと、ミニウォレットの入門編として購入するなら、買いだと思います。合成皮革とはいえ、990円（＋税）でトレンドのミニウォレットが買えるのは、価格破壊と言えるでしょう。
しかし、筆者は、GUのオンラインストアで購入したのですが、残念ながら、届いたウォレットケースの内側にシワがありました。また、札入れのボタンの位置が１㎜ほどずれていて、とめたときにぴったり重なりませんでした。
ファストファッション店の商品ですので、こういった当たり外れはたまにあります。売り切れる前に、店頭でチェックしてみることをおすすめします。
