オックスフォードシャツといえばメンズファッションの定番中の定番。UNIQLO(ユニクロ)や無印良品でも常に販売されているベーシックアイテムです。どういったアイテムか詳しく知らなくても名前は聞いたことがあるかと思います。
ファストファッションブランドにしてメーカーのGU(ジーユー)でも当然ながらオックスフォードシャツは定番として販売されています。しかし流行を常に追いかけるGUラインナップのなかではあまり目立たないので、チェックしている人は少ないかもしれません。
メンズファッションにあまり興味がないと街着のトップスはパーカーとかスウェットなどの気楽な格好になってしまい、男性はカジュアルコーディネートに偏りすぎる傾向があります。とくに白シャツは街着用のものを持っていない男性も多いでしょう。
また、オックスフォードシャツはさまざまなブランドから出ていて、価格も幅があります。そこで、手ごろな価格でありながら、キチンとつくられているGUの オックスフォードシャツ(長袖)をオススメしたいと思います。
素材感とシルエット

素材は、もちろん綿100%。1000円台の低価格ながら化繊素材は混紡されていません。もちろん化繊が悪いわけではなく、天然素材の綿だけならではの、長時間触れていても着心地のいい良さがあります。
しかし、ここまでロープライスだと「生地がペラペラなのでは?」と心配になるかもしれませんが、そんなことも一切ありません。筆者は無印良品のオックスフォードシャツも持っていますが、こちらが特段に生地が薄いということもなく、正直あまり差は感じられませんでした。

また着丈は長すぎることもなくほどよい長さで、デザインはラウンドカット。カジュアルな街着としてタックアウトした際にやぼったさがないようにデザインされています。
オフはもちろんビジネスカジュアルとしても使える

ちなみに「オックスフォード」とは生地自体の名称。平織の生地のことです。一番の特徴としては生地の丈夫さ。縦横の糸を二本ずつ引いて織り込むため、しっかりしてある程度の厚さが生まれます。通気性はよく、シワにもなりにくいのが生地の特徴です。
オックスフォードシャツというと、生地が厚く、ざっくりとしていて、フォーマルなYシャツとは対極のカジュアルシャツのイメージを持たれる方が多いかと思います。しかし、しっかりした生地のため、オックスフォードシャツでもアイロンがけをしっかりと行うとキッチリしたフォーマル感が出ます。

(クリーニング店での仕上がり後/シワがなくキッチリした印象のシャツに)
そのため、洗いざらしで街着として着てもOKですし、丁寧に仕上がりをすれば印象がガラっと変わり、ビジネスカジュアルのシャツとしても〇。筆者は通勤用に数枚使用していますが、クリーニング店でYシャツと同様の扱いにしてもらうとカッチリしたフォーマルシャツのような仕上がりとなります。
また本アイテムのエリは、ボタンダウン仕様。エリが崩れてしまうと目立つ位置のため、ずぼらに見えてしまいます。しかしボタンダウンのため、こちらはノーネクタイでもエリが崩れることがありません。街着、ビジカジどちらの面でも役に立ちます。
クリーニングとサイズ感

ざっくりした素材感ということもあり、クリーニングの取り扱いは洗濯機洗いOK。特に洗濯用ネットなどを使用せず、そのまま洗うことができます。カジュアル着としてシワがある程度あっていいもならば、少し伸ばしてから干せば、そのまま着られるような洗いあがりに。
フォーマル、ビジネスカジュアルに寄せたい場合はキッチリアイロンがけをした方がいいでしょう。面倒ならばYシャツと同じくクリーニング店に任せてもよいかと思います。サイズ感は特に流行のビックシルエットなどはなく、定番のつくり。
筆者は通常、ユニクロ・GUではMサイズがジャストですが、こちらもMサイズがちょうどいいサイズ感。特に気崩すとかではなければいつものサイズ感を選べばいいでしょう。カラーは、ホワイト、ライトブルー、ネイビーの3色展開。まず一枚目、というには白がオススメ。
筆者はホワイトカラーを数枚まとめて買って、1年程度着ていますがまだ特にくたびれることもなく、いまのところエリが黄ばむこともありません。これで1490円(+税)は、価格不相応の出来だと思います。
特別な目を引く特徴はありませんが、スタンダードなアイテムをきっちり仕上げている印象。GUの盲点なアイテムといえるかもしれません。白シャツの入門としてオススメです。