今回は日常使いのほか、ビジネスカジュアルとしても使えるGUの「ピンオックスフォードシャツ(長袖)CL」をレビューします。
ピンオックスフォードの特徴

オックスフォードと聞くと、ユニクロのロングセラーなので、生地が肉厚でカジュアルなシャツのことを思い浮かべる人も多いと思います。今回紹介するシャツはそれとは趣が異なります。
GUでも通常のオックスフォードシャツが売られているのですが、ピンオックスフォードはまったく異なります。一般的なオックスフォードは肉厚で生地の表情に全体的なシワがあり、それがカジュアルな印象を与えています。
しかし、ピンオックスフォードは生地の表面に凹凸がなくドレスライクな印象なのでその違いは一目瞭然でしょう。
オックスフォードとは生地の織り方(縦横二本揃えで平織りする)のことですが、ピンオックスフォードは通常より細い糸を使っているものを表します。そのために生地厚が薄く、なめらかでスッキリした印象になっています。
筆者の職場ではビジネスカジュアルが推奨されていて、基本ノーネクタイです。そういったビジカジやこれからのノーネクタイ・クールビズの際に重宝するシャツとして、こちらをオススメします。
というのも、職場で1枚でもサマになるシャツというのは意外と売られていません。ビジネスカジュアルの場合、オックスフォードシャツでもいいのですが、どうしても街着の印象が拭えません。また、ワイシャツにノーネクタイでは、逆にだらしない印象が出てしまいます。
ピンオックスフォードシャツであれば細い糸で織られていてドレスライクな印象が強いため、ビジネスの場で着ていても違和感のない素材です。おそらく通常のワイシャツと遜色ない見栄えです。
糸こそ細いのですが、オックスフォード織りなのでしっかりしたつくりになっており、おそらく公式でうたわれている「防シワ加工」の効果もあってでしょう、シワが生じにくく、型崩れもしにくい。
そして襟元がボタンダウンなのでノーネクタイでも襟のかたちが崩れません。だらしない印象を与えないのがいいですね。
GUではドレスライクなシャツとしてブロードシャツも用意されています。一般的なワイシャツはブロード素材を使われていますが、筆者はこちらを(ビジネス用としては)オススメしません。
なぜかというと、生地厚が薄く、艶感こそあるものの、シワになりやすく、ボタンダウンではないため、襟元が頼りないからです。
筆者はMサイズを購入しすでに数か月使用しています。洗濯ではなく、クリーニングに出して使用していますが、襟元の黄ばみも生じず、ヘタれもないので耐久性も強いと思います。
洗濯機で洗っても素材的に問題ないのですが、どうしても若干、シワが残ります。キレイ目な街着としては問題ありませんが、ビジネスシーンで使用する場合、クリーニングに出して、自宅洗い時にはアイロンが必須でしょう。
素材も綿100%で着心地も良い。Mサイズの袖丈は84cmと筆者としては若干長め(ジャストは82cmくらい)ですが、許容範囲内。袖部のボタンが二連になっていて袖口を詰めることもできますし、袖口なので、まくり上げることで対応できるでしょう。
カラーはいくつか用意されていますが、ビジカジ用としては清潔感を与えるホワイトとライトブルーがオススメ。
気になる点
最後に気になる点が一つだけ。細い糸を使っているからか糸くずが付きやすく感じました。ほこりが付きやすい・汚れやすい、ということではないですが、羽織った時の上着の細かい素材がくっつくような感じです。
気になる方は携帯用のエチケットブラシなどを身だしなみ用として持っておくといいかもしれません。

キチンとした礼装用のシャツではありませんし、サイズもS,M,L展開なので、ジャストサイズを求めると厳しいかもしれません。
ただ「ビジネスシーンでも使える、使用頻度が高い、枚数が必要、手ごろな値段、手に入れやすい」といった諸条件を満たしている一枚がいまならセールで1枚 1490円(+税)です。これは安いと思います。
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