GUのサテンパジャマはトップス90点でもパンツ20点。セットで着よう

GUのパジャマコレクション

パジャマコレクションと銘打って展開しているGUより、サテンパジャマをご紹介します。サテンとは織り方の名称で、肌触りが滑らかにできることや上品な光沢を出すことができます。生地に光沢感があり、とてもファストファッションとは思えません。とは言え、ポリエステル製のサテンはデメリットもあります。ひとつはストレッチが効かず、耐久性が低いこと。もうひとつは吸湿性が低いことです。これらのデメリットを解消できているのか、詳しく見ていきましょう。

トップスについて

トップスのサイズは、Mサイズで身丈72cm、肩幅48cm、身幅57.5cm、袖丈58.5cmです。袖丈は指の根元にかかる程度で、少し大きめのサイズでリラックス感を演出しています。寝る際にゆるく着たかったので、170cm58kgでMサイズを購入しました。

生地の光沢感ももちろんですが、襟元に厚みがあるので高級感があります。ステッチも同色とし、悪目立ちしていません。ポケットは左側にひとつ、袖口にも同様にラインがあります。ボタンはプラスチックでテカリがありますが、パジャマである用途を考えると問題ないでしょう。

トップスについては、かなり満足度が高いです。生地の風合いがよいのはもちろん、かわいい襟元や袖口は異性からも好まれることでしょう。冷房の効いた室内や、朝夕肌寒いときの羽織としても活用することができます。

パンツについて

トップスの高級感に比べて、残念だったのがパンツです。サイズはMでウエスト76~84cm、ヒップ111cm、わたり幅34cm、股上30cmです。ウエストは上の写真のとおりゴムですので調整することができません。170cm58kgですと、若干大きいです。ウエストにドローコードを用いるともっとよかったように思います。これはコストとの対比でしょうか、少し残念な点です。

前開きはありませんが、ポケットは大きくスマホもスッポリ入ります。しかし、生地が薄いので少し不安になります。また、シルエットもこだわったものではありません。パンツ単体だと、なんだかドン・キホーテで売っているコスプレグッズのような野暮ったい印象になります。あくまでトップスで腰回りを隠すことを念頭につくられているようなので、セットで着用することをオススメします。

パンツの裾も縫製が甘く、糸がピンピンはみ出しています。シルエットも足をキレイにみせてくれるものではなく、あくまで寝具という要素が強いように思います。

素材について

(表地)

(裏地)

素材について見ていきましょう。上下ともにポリエステル100%で同じ素材を用いています。光沢感があるので高級感があります。ストレッチ性はないもののツルツルなめらかなので、寝ている最中に引っかかりを感じストレスになることはありません。

(裏地に水をかけたところ)

本来、吸湿性がないのがサテン生地の特徴です。しかし、エアリズムに代表されるユニクロ・GUお得意の吸湿速乾技術により、サテンのデメリットを補っています。上の写真は霧吹きで水をかけたところですが、1時間もしないうちに乾いていました。

(洗濯後・アイロンなし)

お手入れの際はクリーニングネットに入れることを推奨されていますが、そのまま洗濯機へ入れても問題ありませんでした。また、濃色の場合、色落ちすることがあるとのことでしたが、その心配もありませんでした。乾かすときは陰干しで、アイロンの際は当て布を推奨されています。

耐久性にデメリットのあるサテン生地だけに、メーカーからは複数アナウンスがあります。しかし、よほど尖ったものと一緒に洗うことがなければ、問題ないように思います。干せばシワが伸びますので、イージーケアの部類に入るでしょう。パンツに残念な部分はあったものの着心地はよく、パジャマとして必要十分なクオリティを持っています。部屋着はスウェットで十分、という方にこそ試して欲しいアイテムです。女性向けにも同じくサテンパジャマがありますので、ペア着としてもいいかもしれませんね。価格は1490円(+税)です。

籠屋@CU2moro

この記事を書いた人

籠屋@CU2moro

身長169.8㎝ 55kg 靴26.0cm

平日はスーツ、土日祝のために私服を買い漁るのが至福な日々。 「お金をかけずにオシャレを楽しむ」がモットー、家からユニクロまで徒歩5分が自慢。

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