春は秋冬のコートやブルゾンは暑く、かといってトップス1枚では心もとない。今回はそんな選択の難しい春アウターにピッタリなサラッと羽織れるGUの「スエードタッチジャケットCB」を紹介します。
デザインはデニムジャケット、素材はポリエステル
デニムジャケットのデザインは4タイプあると言われていますが、GUの「スエードタッチジャケットCB」はサードタイプと言われるものです。現在、売られているもののほとんどがこのサードタイプなので、こちらのデザインが踏襲されています。
見た目はデニムジャケットですが、ゴワゴワした硬い生地ではありません。素材はスエードタッチという名のとおりポリエステル100%のフェイクスエード。柔らかい素材感が特徴となっています。
GUお得意の〇〇タッチはカシミヤタッチ、レザータッチ、スエードタッチなど豊富にリリースされていて、どれも本物に近いつくりになっています。「スエードタッチジャケットCB」も本物のスエードと遜色なく、仮に見比べてもどちらが本物かわからないと思います。
写真では分かりづらいかもしれませんが、服ログでも紹介しているGUの「スエードタッチスニーカー」と同様の精巧さに驚くばかりです。
最近では合皮やフェイクスエードの作りが精巧になっていて、セレクトショップにあるフェイクスエードのMA−1やライダースジャケットなども、どれをみても見分けるのは難しいものばかりです。ただし、これらのアウターは1万円以上のものがほとんどで、GUの商品との価格差は4倍以上あります。
GUのコスパがいかに高いかお分かりになるかと思います。また「スエードタッチジャケットCB」は下記の写真のように春秋は気軽に羽織れるアウターとして、冬はコートのインナーとしても使えます。
(春秋の着用例)https://goo.gl/HUhwKF
(冬の着用例)
サイズおよびカラー
それでは実際の着用感を写真で確認してみましょう。筆者は167cm、体重60kg。Mサイズ着丈59㎝、肩幅45㎝、身幅53㎝、袖丈62㎝を着用しています。肩幅・身幅はジャストです。次に、首、手首の周りを確認してみましょう。写真で見ると腕周りのアームホールは太めになっています。
インナーにコットンニットを着用していますが、まだ余裕があります。手首周りはもう少し細くてもよかったと思います。少し緩いため袖が長めに見えてしまいます。また、襟が立たないのが残念な点です。生地が前述の通り柔らかいので襟が寝てしまいます。
首回りの印象は、襟があるシャツとTシャツをイメージすればわかるとおり、襟やマフラーがあると対比効果で小顔効果が生まれます。こういった「先端」の問題点は、袖をまくるか、インナーが長袖である場合はアウターの袖を上げることで手首の位置を調整して着用するのがいいでしょう。
首回りは襟の高いシャツを着用するか、ストールもしくはスカーフを首に巻くことで小顔効果をつくりましょう。カラー展開はブラック、ベージュ、カーキの三色展開です。カーキはブラウンに近い色合いです。筆者は春に着用したかったので、明るめのベージュを購入しました。
(ブラック)
(ベージュ)
(カーキ)
「スエードタッチジャケットCB」のデザインは完璧におすすめできるとは言えませんが、フェイクスエードをこの価格で購入できると考えれば、春のライトアウターとして検討に値すると思います。