GUトラックジャケットはトレンドを真っ先に取り入れられるコスパ最強の逸品

シンプルなノームコアの時代が終わり、トレンドはワークやスポーツに移行してきています。トップメゾンのコレクションを見ても、ジャージやウィンドブレーカーといったトラックジャケットを使ったコーディネートがたくさん見受けられます。

かといってこれらのトレンドを取り入れるのに、トップメゾンはおろか、ナイキやアディダスといったスポーツブランドのジャケットも必要ありません。GUであればたった3000円で入手可能なのです。

デザインはシンプル

では、形を見ていきましょう。いかにもトラックジャケット、ウィンドブレーカーです。身幅が広く着丈が短く、80年代90年代のレトロなスポーツジャケットを思わせる形です。

デザインは肩口に2色の切り替えがあるシンプルなもの。しかしこの斜めの2色の切り替えで、絶妙なレトロ感を醸し出しています。色も、原色よりもちょっとだけくすんだ色で、ビンテージ感を感じられます。

袖と裾はリブではなくゴム入りのくしゃっとした状態です。これがリブになってしまうと、スタジャン的な形となってしまいます。GUには、袖と裾がリブの商品があります。これは商品写真を見るととてもやぼったく見えます。それに対し本商品は、袖も裾も含めてレトロなトラックジャケットの形をしているのでダサカッコいいシルエットになっています。

襟の形や生地について

襟はジップで立ち上がるようなスタンドカラーの仕様で、内側の色が肩の切り替え色と同じで脱地味になっています。襟の後ろにフードが折りたたまれており、フードを出せばパーカーに早変わりです。

表地はちょっとシワの入った厚手のナイロン生地です。横方向への多少ののびがあるストレッチ素材です。初めて着用したとき小雨が降ってきたのですが、雨を弾いていました。パーカーを出してかぶると小雨程度ならそれほど気になりません。

防水撥水性があるのかと思ったら、しばらくしたら水玉にはならなく表面で広がっていて水が広がっていったので防水機能はなさそうです。しかし、服の中まで水が染み込む事はありませんでした。

内側は白のポリエステルのメッシュ生地です。おそらく透湿機能がないため、昔ながらのメッシュにしてあるのだと思います。しかしこのメッシュ生地があるだけで、蒸れはナイロン生地の内側につきますが、メッシュの部分があるために湿気やベタつきを感じさせないようになっています。

この手法は80年代のスポーツウェアには当たり前のようにあったので、そこも忠実に再現しているのだと思います。さらにメッシュの色は白。昔のトラックジャケットも大抵白でした。ここまでレトロ感を追求しているものづくりには感心します。

ポケットは外側に2つ。内側にはありません。もともとこういったスポーツ系のジャケットには内ポケットはありません。外側のポケットはハンカチや2つ折り財布、スマホを入れるのにちょうどいい大きさです。

ただしそれほど深くないので、しゃがんだりするときにポケットから物が落ちるのはご注意ください。筆者はスマホを落としたことがあります。ウィンドブレーカーと言うと、背中のベンチレーターや、脇の下の群れを逃す穴などがありますが、本商品にはありません。

これはGUなので、お値段をお手頃にするために、そういったギミックは省いているのだ思います。デザイン的には、なくてもあまり問題はありません。内側のメッシュで、雨天時にもそれほど蒸れを感じる事はなかったので、特に問題は感じませんでした。

本商品は、家庭用の洗濯機でがしがし洗っても大丈夫です。筆者ももう数回着用しその毎回洗濯をしていますが、型崩れや色落ちなどはほぼ見られません。水の弾き方も、購入当初とほぼ変わらない状態です。本記事の写真は、洗濯1回後の状態です。見た目は新品と区別がつかない状態です。

サイズ感とカラー展開

サイズ感はほぼ普段来ているサイズと同じようなものを買えば間違いないと思います。筆者は身長166㎝、体重70kgのぽっちゃり体型で、通常はMサイズが適合です。

本商品はGUの店舗で試着したところ、Lサイズはオーバーサイズで充分着られる大きさ、Mサイズはやはりちょうど良く、なんとSサイズもぴったりで着られる状態でした。着丈が短く、身幅が広いので、結構どんな体型の人も、どのサイズを選んでもそれなりに着こなせると思います。

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色は3色。オフホワイトは、白ベースに黄色と黒の方の切り替え。こちらは色が明るいため春向きです。白と黄色という、メンズでは普段使わない色の組み合わせであるので、脱地味にとても有効です。筆者が購入したのはブラック。黒ベースに肩が青と白の切り替えです。

GUのホームページを見ると、緑に近い青緑に見えますが、実際店舗で見ると逆に青に近い青緑色でした。3色の中で1番地味な印象ですが、気負わず無難に何にでも合わせられそうで、筆者はこちらを選びました。ネイビーは紺ベースで、肩の赤と白の切り替えもなかなか素敵です。

赤は少しオレンジ味がかった朱色といった印象です。ネイビーの上に赤と言うことで1番派手な印象を与えます。しかし面積が少ないので、着てみるとそれほど違和を感じません。正直なところどれも色合いが絶妙で素晴らしく、筆者は大いに迷いました。

まとめ

どの色選んでもこの春のスポーツミックスのトレンドに乗った着こなしができると思います。贅沢を言えば、撥水機能や透湿機能がついて欲しい、内側にポケットが欲しいなどがありますが、3000円程度です。そこまで求めるのは酷でしょう。

GUのアウターは、当たり外れの大きい商品が多いです。本商品は筆者的には大当たり。購入してから毎週のように着用しヘビロテしています。これからの季節、軽いアウターとして、1枚いかがでしょうか。価格は2990円(+税)

とおげ

この記事を書いた人

とおげ

身長165㎝ 体重70㎏ 靴25.5㎝

ブログ「ポッコリ男子のオシャレ講座」執筆中。お腹ポッコリ男子でもかっこよくなれる方法を模索してます。

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