日常においてヘビーユースしたい鞄とは、まず耐久性があって自分らしさがあること。決して背伸びをしない鞄です。そんな気軽な日常の相棒がGU 「ツイルバッグ」。実際に半年間使用してみた体験をお伝えさせて頂きます。
どんなコーデでも合わせやすいミニマルなデザイン
大人が持つに足るアイテムにゴチャついたデザインは必要ありません。なるべくシンプルなデザインが好ましいでしょう。guのリュックの中でも、こちらはとくにシンプルなバックパック。ポケットもメインの大きめの箇所に加えて、外側のサブポケットと、二つに分かれているのみとなります。大きめのポケットには、PCを入れるスペースが付属しています。13インチのPCを普段入れていますが、なんら問題ありません。
メイン部はかなり大きく、普段は本を数冊、ペットボトル、など日常に使うものをたくさん収容できます。例えば、これはある日の私の荷物。これだけのものを詰め込んでも問題なく使用できます。
また、底は補強のための生地が充てがわれいます。GUの他のバッグでは、というよりこの価格帯のバッグではほとんど見受けられない仕様です。継続的に使用した後に出てきてしまう底からの型崩れを防いでいます。写真からも分かる通り、半年経った後でも底だけが不自然に崩れているということはありません。
これは、背負っていても存外目立ちます。筆者のように、本などの重たいものを多く入れていると通常であればシルエットが崩れぎみになりがちですが、このデザインのおかげで目立ちにくくなり、まさに大人の日常にピッタリだと言えるでしょう。
毎日の使用にも耐えられる生地
タフな理由は底のデザインだけでなく、素材にあります。商品名通り「ツイル」織りとは別名綾織のことで、デニムのような斜め織です。素材はコットンではなく、ポリエステル100％。化学繊維なので、撥水性も耐久性も高くなっています。型崩れがしにくいのは、この素材と織りに負うところが大きいいでしょう。またツヤ感もあり、素材の表情が見えるので、単にポリエステル100％のリュックよりも上質に見えます。
また、裏側の背があたる部分はメッシュ仕様に。こうすることで汗がたまりにくく蒸れづらい。夏には嬉しい仕様です。
ただ、半年経ってようやく気が付いたことですが、少し汚れが取れづらくなってきました。白い汚れが付着すると、カラーが黒の分、やや目立ちます。当初はウェットティッシュなどで拭き取れば問題ありませんが、だんだんと取れづらくなっています。その点のみ留意が必要です。
大人にふさわしい高級感あるパーツ
このバックの上質さは素材だけではありません。ジップをよく見てください。通常、ユニクロやGUのリュックのジップは目立たないよう工夫され生地と同系色にまとめられています。
（参考 同系色にまとめられたリュック）http://ux.nu/yPREb
名作と呼び声高い無印のリュックもまた同じように、ファスナーのカラーは生地と同系色でまとめられ、もしくはカラーや品番によっては目立たない黒色になっています。なぜここまで金具の色にこだわるのか。それはひとえに「目立ちやすいから」です。シャツのボタンや、小物のジップなどは視線が集まりやすい部位です。
全体を覆う生地が高級素材でも、目立つパーツが安物だと「あれ、なんだか安っぽい？」と思われてしまうのです。逆に言えば、全体はそこそこでも、パーツだけ高級品であれば、人に与える印象は異なります。
今回のリュックでは、あえて同系色にまとめるのではなく、高級感を出すためにシルバーカラーのジップにしていると思われます。
どちらのポケットもシルバーなので、何気ないアクセントではありますが、安っぽさがありません。ジップの先につけられれたレザーも高級感に寄与しています。
メイン部はダブルジップになっていて、当初は両方レザーがついていたのですが、結び目少し緩く、誤って片方だけを引っ張ってしまうと簡単に取れてしまいます。このリュックのも、一つ紛失してしまいました。
フロントの肩がけ調整のアジャスターもシルバーで統一されています。この部分は使い始めはギラツキが強く、やや安っぽく見えますが、使ううちに傷が生じてテカリがこの写真のように鈍くなって高級感ある雰囲気に。
店舗で見かけたら即買い推奨
ここまで、GUのリュックではあるものの風合いのいい大人が使えるもののだと見てきました。サイズとしては縦44×横(底)33cm、マチが16.5cm、立ち上がり(持ち手)が8cmほどで、タウンユースにピッタリのサイズ感です。
現在、なんとセール価格で1490円（+税）、お値打ちです。しかしすでにオンラインでは売り切れ状態です。店舗によってはまだ在庫が残っているのを確認していますので、もし手頃で良質なリュックをお探しの方はぜひ。
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