初めての機械式時計ならハミルトンのジャズマスタービューマチックがオススメ

機械式の時計が欲しい

そんな風に思って数年が経過します。そう思い始めた当時は、どんな機械式時計を選べばいいかわかりませんでした。

漠然とした気持ちのなかで記憶していることは、秒針の刻む細かい音と滑らかな動きに視覚と聴覚を揺さぶる機械式腕時計に魅力とロマンを感じていたことでしょうか。クォーツを批判しているわけではありません。

クォーツならではのメリットもあります。例えば手頃に買える値段、電気によって水晶を一定に振動させる精度の高さが正確な時を刻みます。

しかし、30代を過ぎて腕時計に、ある種のステータス性を必要と感じるようになり、一念発起して時計選びの基準を明確にしました。今回私が重きを置いたのは、「シンプルなこと」そして「視認性の高さ」「軽さ」です。

様々なブランドと比較して2017年春に購入しました。時計ブランドと言えばロレックス、オメガ、タグホイヤー、オリエント、セイコー、シチズン、IWCなどさまざまなブランドがありますが、私が購入した時計はハミルトンのジャズマスターです。同シリーズのなかでもビューマティックと呼ばれるものを選びました。

ハミルトンとは

まずハミルトンの歴史からお話しましょう。創業から約120年が経過します。アメリカのランカスターという場所にて誕生しました。社名はジェイムズ・ハミルトンという人物にちなみます。

懐中時計を鉄道にもたらし、正確な時計として認知したのちに鉄道用時計のメーカーとして有名になります。また、航空用時計としても採用されました。前後しますが、軍事用時計納入業者を経て第二次世界大戦中は、アメリカ軍へ船舶用の特殊時計を生産し、軍用時計としての地位を確立します。

現在はスイスのビエンヌに拠点を移していて、スウォッチグループ傘下の腕時計ブランドです。ハミルトンの代名詞の一つといえるのが「ベンチュラ」です。キャデラックなどのデザインを手がけたリチャードアービブという人物が設計した三角形にフィンがついたあの独特のデザインです。

ブルー・ハワイという映画でエルヴィス・プレスリーが「ベンチュラ」を着用し、愛用したと言われている逸話が有名ですね。その他にも故スタンリー・キューブリック監督の2001年宇宙の旅、メン・インブラックなど、数多くの映画にハミルトンの腕時計が登場しています。

https://goo.gl/7fCjP8

外箱にも重厚感あり

ビューマティックの品番はH32665131はムーブメントがオートマティック(自動巻き)です。生活防水ですが、極力濡らさないほうがよいでしょう。腕に着けてもストレスがなくて重く感じません。

外の化粧箱を外すと重厚感のあるハミルトンボックスがあります。説明書と保証書付きの正規メーカー保証です。

あえてレザーバンドへ取り替えてみました

メタルバンドはツヤありとツヤなしのシルバーステンレスを組み合わせた3連ブレスになっていて、押すと両側が開くバックルになっています。

私はビジネスシーンで使えることと、と大人っぽさの印象を出したいイメージを持たせたいので別メーカーのモレラートから発売している合皮レザーベルトを装着しています。

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価格は3240円(税込)とお手頃です。バックルもブラックに統一しています。

合皮のレザー調にすることで、さらに気品が感じられるようになります。

裏面はベージュ系の色で刻印が入っています。ヒンジ幅ギリギリのベルトなので取り付けに20分ほど苦労しましたが、破損がなく取り付けできました。

汗や皮脂、雑菌の問題もあるので定期的に掃除するとよいでしょう。

文字盤はさらに魅力的です

ガラス部分はサファイアクリスタル風防を採用しています。ケースの素材はシルバーステンレスです。文字盤とベルトを繋ぐヒンジ部分のステンレスケースはツヤ消し加工になっています。

文字盤のベースとなる色はブラックで、ダイアルや数字を排除したホワイトとシルバーになっています。ブラックの対比でシルバー、ホワイトのコントラストで視認性の高いクラシックでシンプル文字盤です。

それぞれの針も見ていきましょう。秒針は全体が細いです。分針、時針は先細のテーパード型になっています。時間ごとにクサビ状のダイアルを施してあるタイムピースです。分針、時針とクサビ状のダイアルには暗いところで光る蛍光塗料が施してあります。

10時から14時の位置にかけてHAMILTONのブランドロゴがあります。3時の位置に日付表示がついています。文字盤のサイズは直径約40mmで厚さ約11mmとなっています。仕事のオンオフ問わずに活躍するのと、流行に左右されないシンプルで飽きのこない精悍なデザインです。

文字盤の裏面には透けて見えるシースルーバックからはメカ好きな男心をくすぐる機械式ならではの精密さと意匠が感じられます。

そして、振り子にブランドロゴが施してあります。さて気になる自動巻きの性能ですが、機械式ですから外してしばらくすると止まってしまいます。帰宅時に腕時計を外し、前後する時間差はありますが、体感として16時間から18時間ぐらい持続時間がありますね。

また、機械式なので一定の値段は覚悟を必要とします。筆者は通販店を通して¥6万1800(税込)で購入しました。中古しかないだろうと思った人もいるかもしれません。並行輸入品を利用して新品で手に入れることができました。

ベルトの値段込みで¥65040(税込)+送料(住まいの地域によって違います)になります。購入から四ヶ月ほど経ちますが、動作不良も破損もありません。これからも愛着をもって長く付き合いたいです。

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