ハルタのローファーは足が小さい人にオススメ!約1万円の高コスパ!

「ボトムスは印象を整える」と言われます。トップスがカジュアルでも、革靴を履いているだけでコーディネートが洗練されバランスよく見えるから不思議なものです。とくにファッション初心者であれば革靴は必須のアイテム。しかし、いきなり3万円もする革靴に手を出すのは勇気が必要です。

近年は合皮(フェイクレザー)の進歩が凄まじく、GUなどのファストファッションでも本革と見紛うレベルの合皮の革靴が出てきていますが、表革(スムースレザー)の革靴に関して言えば、まだまだ見た目に差が感じられます。そこで今回は、1万円で買えるコスパ最強の本革の革靴、学生靴のメーカーとして有名なHARUTA(ハルタ)の「メンズ牛革コインローファー #906」を紹介します。

本革なのに約1万円。メンテナンスいらずで気軽に扱える

ハルタのローファーといえば学生靴をイメージします。特筆すべきはなんといってもその価格。現時点でAmazonでは税込1万0206円で購入が可能です。筆者はAmazonプライムデーのセールを利用したため、さらに安く税込8160円という格安価格でこの革靴を入手できました。そのような手頃な価格でありながら、アッパーは牛革、ソールはゴム底という本格仕様。外観はガラス加工による光沢感があり、約1万円とは思えない高級感があります。

本商品はハルタでは学生靴として分類されているようですが、大人がカジュアルシーンに履いても全く問題がない見た目です。筆者はこの靴を見た瞬間、その上品な光沢感にとてもテンションが上がりました。画像では伝わりにくいですが、合皮の革靴と比較してみても、その違いは一目瞭然です。形状についてはドレスシューズほど細くはありませんが、適度に丸みがありコーディネートに合わせやすい一足だと思います。さらにローファーは夏にも履けるため、オールシーズン使用可能で出番が多いことも嬉しいポイントです。

ただし革の表面にコーティングが施されているため、革靴の魅力の一つである長く付き合って“育てる”という楽しみ方は不向きな靴だといえます。試しにウェットティッシュタイプの靴みがきシートで拭いてみましたが、ほとんど液が浸透するような様子はありませんでした。

一見これはデメリットのようにも考えられますが、定期的にクリームを塗るなどのメンテナンスの手間が少なく、撥水性があるため多少の雨でも気にならないというメリットだと考えることもできます。これは革靴の取り扱いに慣れていない初心者や筆者のような面倒くさがりな人間にとっては、むしろ気兼ねなく取り扱うことができてありがたいところです。

紐がないローファーのサイズ選びには注意が必要。少しの工夫でフィット感UP!

サイズ展開は23.0cm~30.0cm(一部ハルタオンラインサイトでのみ注文可能)と幅広く、足囲(ワイズ)は3Eのため、サイズ選びに困ることは少ないでしょう。ここはさすが、学生靴のメーカーといったところです。そのため、一般的な男性に比べて足が小さい、または大きいために市販の革靴では適合サイズを見つけるのが難しいという方にもおすすめです。また、ヒールに2.5cmほどの高さがあり、靴を履くことで自然と少し背を高く見せることができるため、特に低身長の人におすすめです。

筆者は一般的な男性に比べて足のサイズが小さく、革靴の適合サイズが24.0~24.5cmです。セレクトショップなどで展開されている革靴では最小サイズが25.0cmの場合もあり、革靴を買いたくてもそもそも選択肢が少ないということが悩みでした。そのため、ハルタの豊富なサイズ展開は非常にありがたいと感じました。

本商品では24.0cmと24.5cmを試着し、24.5cmを購入しました。24.0cmでは足長はフィットしたものの、指先が窮屈であり靴の小指が当たる部分に少し膨らみが生じたため、1サイズ大きい方を選びました。そのため、24.5cmではかかと部分にややゆとりができており、そのまま履いて歩くとかかとが少し浮いてしまいます。紐靴であれば靴ひもを結ぶ強さによってフィット感を調節することが可能ですが、紐のないローファーはサイズを変えることができないので試着によってサイズ感を確かめておくことは必須だと思います。

よって筆者は画像のように靴脱げ防止用のヒールパッドを靴のかかと部分に装着しています。ヒールパッドは100円均一のお店でも手に入れることができます。履くたびに靴ベラを使用しなければならないという面倒くささはありますが、これによってフィット感が高まりかかとが浮くことはほとんどなくなりました。

歩くたびにかかとが浮いてしてしまうのは見た目にも格好良いとは言えないので、サイズには細心の注意を払ったほうが良いでしょう。Amazonであれば購入後30日以内の返品が可能ですので、試着を前提に複数のサイズを注文して比較検討すると良いと思います。

履き始めはやや難あり。つま先の圧迫感や靴擦れに注意

履き心地としては、ヒールに高さのある靴を履き慣れていなかったため、始めは少し違和感がありましたが履いているうちに慣れていきました。また、上述したように1サイズ大きいものを選びましたが、甲高の筆者は小指や甲の部分に窮屈さを感じました。この靴は本革なので合皮と違い革が伸びるため、窮屈さは次第に解消されていくと思います。

さらに、筆者はショートソックスを履いてこの靴で出歩いた時に、靴とくるぶしがこすれて靴擦れになってしまい、コンビニへ絆創膏を買いに走りました。くるぶしが靴擦れしやすい方は厚めの靴下を履くなどの対策が必要かもしれません。筆者はくるぶしが隠れる長さの靴下であれば問題ないレベルだと感じました。

初めての革靴として。2足目にも

色展開は、筆者が購入したブラック以外にもダークブラウンがあり、さらにハルタオンラインストアではローターという色も購入できます。この高級感のある見た目で1万0206円(税込)という低価格であるため、黒の革靴は持っているけれど茶系の革靴が欲しいという方にもおすすめです。革靴にお金をかける余裕がない方や気軽に革靴に挑戦してみたい方、バリエーションとして2足目が欲しい方も、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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【2019】メンズのオススメ革靴、全部買ってレビュー!【31選】

2018.12.14
まーく@GiF

この記事を書いた人

まーく@GiF

身長165cm 体重65kg 靴24.0~24.5cm(スニーカーは25.5~26.0cm)

コンプレックスと向き合いながら自分なりのオシャレを目指す30歳。ミリタリーの武骨さと機能美に惹かれている。