上品で丈夫なヘッドポーターのパイソンクラッチバック

筆者は10個以上のカバンを所持している鞄好きですが、その中でも今回は少し派手目なアイテムをご紹介します。それがヘッドポーターのパイソンクラッチバッグです。

本家ポーターより攻めたデザインが特徴のヘッドポーター

(ヘッドポーターにもしっかりとポーターブランドの証である、タグは付いてくる)

皆さん、ヘッドポーターというブランドはご存知でしょうか? 1998年7月にブランドがスタートし、日本を代表するカバンメーカーであるポーター(吉田カバン)に製造を依頼しているブランドです。

プロデュースはあの藤原ヒロシ。また、ブランド詳細は「ヘッドポーター公式サイト」に譲りますので、下記ご参考に。http://urx3.nu/Fp9N

筆者のヘッドポーターに対する印象ですが、カバンとしての機能性や形などは本家ポーターそのままに、柄物やスケルトンシリーズなどよりファッション感度が高く攻めたデザインのアイテムをリリースしているイメージがあります。

上品な柄かつ丈夫なナイロン素材

何と言ってもまずこのアイテムの特徴であるパイソン柄に触れないわけにはいかないでしょう。このアイテムのパイソン柄はプリントですが、ベースのカラーがライトグレーでありパイソン柄の濃淡がはっきりしているわけではなく少し淡く上品な感じの印象さえあります。

パイソン柄をはじめアニマル柄のアイテム全般に言えることですが、もともと自然界に存在している柄ですからそれを人工的に再現すると、どうしても多少チープな感じになってしまいます。その点、このクラッチバックはある意味それを逆手にとって少しデジタルチックな模様でトータルデザインにまとめてあり、アニマル柄が与えるキツイ印象が払しょくされていると思います。

ナイロンツイルに綿ボンディング加工が施された生地が使われているので、上部でありながら適度なハリとツヤがあります。その生地の上にプリントが施されているので、屋外で光が当たった時に少し光るような色合いに仕上がっており非常にかっこよいです。

また、ファスナーにはグレーのものが使われており生地の色合いと併せて統一感があります。紐は短い物が付いており、手首に通して使う事は出来ませんが、この紐によりファスナーの開閉が容易になります。

本体表面の右下には「吉田カバン/ポーター」のタグがしっかりと縫い付けてあります、これがあるとバック全体の印象が引き締まりブランドものであるというしっかりとした主張があることで高級感が演出されます。

こちらはファスナーを開いた状態での本体の内部写真です、裏面の生地もしっかりとしたナイロン生地ですので使用しているうちに内部の生地が破れてしまうといったことはなさそうです。また、クラッチバック自体のマチはありません。

(バック内部のファスナー部とタグのアップ写真)

いわゆる「吉田カバン/ポーター」のタグとは別に中にヘッドポーターオリジナルのタグが縫い付けられています。この辺りの構造は本家と同様ですが。また、この写真でファスナー部に関してもしっかりと生地に縫い付けられていることがわかると思います。まさにポーターの製造理念である「一針入魂」を体現するつくりです。

少し大きめのつくりだが、柔らかいので折って使う事が出来る

(折り曲げた時のイメージ写真)

横35.5cm、縦35cmとクラッチバックとしては少し大きめな作りとなっています。この大きさを目一杯使って中にものをたくさん入れても、もちろん良いですがおすすめの使い方としてはむしろ、半分くらいのサイズに軽く折って小脇に抱えるような使い方が良いです。

その理由として、柄物は面積が大きいとインパクトが強すぎて目立ちすぎるため、少し折りたたんで使うくらい位が丁度良いでしょう。先に説明した通り、ナイロンボンディングの生地ですので折って使用する事が可能です。

柄物は小物から取り入れるのがおすすめ

(本体に付属してくるギャランティーカード)

自分のワードロープだけで着まわしていると、コーディネートが単調になってしまがちです。そんな時、コーディネートの中に柄物を取り入れるというのはてっとり早く脱地味を図れて大変便利なのですが、トップスやボトムスに組み入れるのはコーディネートに占める面積が大きく、なかなか勇気がいることだと思います。

そこで今回おすすめするようなクラッチバックが便利です。クラッチバックはただ小物というだけではなく、通常のバックのセカンドバックとして使用されていた歴史がありますので、そもそも面積が小さくたとえそれが柄物だったとしてもコーディネート全体に与える影響は少なめです。

柄物を取り入れるならまずはクラッチバックからがおすすめですし、ヘッドポーターのアイテムはカッコよい物が多いので目移りしてしまいます。

価格は8000円(+税)であったと記憶しています。お値段としては少し高めでしたが、本家ポーターの製造によるパイソン柄のクラッチバックはヘッドポーターのみのため致し方ないでしょう。その他、ヘッドポーターのパイソンシリーズに関しても併せてぜひチェックしてみてください。