ユニクロのヒートテックと極暖は本当に暖かさが1.5倍違うのか購入して比較してみた

寒い時期になると、シャツなどの下に暖かい機能性インナーが欲しくなります。さまざまなブランドからたくさんの機能性インナーが展開されています。その中でもユニクロのヒートテックをすでに持っている方は多いでしょう。

筆者もヒートテック発売以来、長年愛用しています。特に、冬のワイシャツの下に着ても透けにくいグレーやベージュなどのカラー展開は重宝しています。夏はユニクロのエアリズムのインナー、冬はヒートテックが欠かせません。

これまでは通常のヒートテックで満足したのですが、巷で噂の「極暖ヒートテック」はどのくらい暖かいのか興味が出てきて購入しました。通常のヒートテックとの違いをご紹介します。

通常のヒートテックより、やはり暖かい

平日はスーツ着用なので、冬はワイシャツの下にヒートテックを着用しています。極暖は通常のヒートテックよりも、約1.5倍暖かいとユニクロ公式HPで説明されています。1.5倍はどのくらい暖かく感じるのか、今回通常のヒートテックと極暖ヒートテックをワイシャツの下に着用して着心地や暖かさを比べてみました。

まず、着心地の違いです。極暖は通常のヒートテックに比べ、厚みがあるので、もたついたり、直接肌に当たるので縫い目が気になるかなと考えていました。首元の部分を通常のものと比べると、縫い目が直接肌にあたらないように、ちゃんと工夫されています。

こちらが極暖の襟元です。ちょうど首の後ろ側の縫い目の部分を隠すように、別の生地で覆われています。このおかげで、首回りの肌触りに違和感もなく着用できます。

通常のヒートテックの襟元は、首の後ろ側の縫い目はそのままです。極暖と比べると、素材が薄いので縫い目が気になることはなく、こちらも快適に着用できます。極暖と通常のヒートテックを着比べて、1ヶ月間で感じたことは極暖はやはり通常のものよりも暖かいということです。

「今日はいつもより暖かいな、気温が高いのかな」と感じる日がときどきあり、その日はいずれも極暖を着ている日でした。この体験には驚きました、正直そんなに違わないだろうと考えていましたので……。また、個人的な話となりますが、登山にはまっていた時期があり、2シーズン雪山を経験しました。

冬山用の衣類は高機能な素材を使っているため、一式揃えると値段が相当な額になります。「冬山はインナーの保温性が大切だよ」と登山の先輩方々の話を聞いていたので、インナーも奮発してファイントラック(finetrack)という国産ブランドの製品を揃えました。

実際、同行した登山ガイドの方は何着ているのかなと聞いてみたところ、「ヒートテックを二枚重ねで着ているよ」と回答がありました。汗をかいたり、急に汗が冷えたりを繰り返す登山でなければ、ガイドの方もヒートテックを着ているのだと印象的でした。この話を先に聞いていれば、コスパの良いヒートテックにしていたのですが……。

袖からはみ出さない9分袖、適度な深さのVネックのデザイン

首元と袖の先端が考え抜かれてデザインされている点もありがたいです。Vネックが浅いと、ネクタイを外してボタンを開けると首元からインナーが見えてしまうことがあります。極暖は適度に深いVネックになっているので見えることはありません。また、九分袖なので袖からみえることなく、リブもあるので、もたつきもなく快適です。

極暖の素材は、アクリル50%、レーヨン33%、ポリエステル13%、ポリウレタン4%です。

通常のヒートテックの素材は、レーヨン34%、ポリエステル33%、アクリル28%、ポリウレタン5%です。極暖はアクリルの割合が多いので、着心地があまり良くないのではないかということ、洗濯を繰り返すと毛玉がたくさんできることはないのかと心配していました。

着てみると、アクリルにありがちなチクチクした肌触りもなくなめらかです。毛玉についても、洗濯機で週に数回、一ヶ月間ガンガン洗いましたが気になりません。

店舗での取り扱いサイズは、S・M・L・XLです。オンラインを含めると、XS・XXL・3XL・4XLサイズも展開されています。筆者は173cm、52kgでSを購入しました。価格は、1500円(+税)です。

シャツの下からすけにくいカラー展開

執筆時点でのカラーは、ホワイト、グレー、ダークグレー、ベージュ、ブラック、ネイビーの6色展開されています。筆者は、ワイシャツの下に着用することが多いので、白シャツの下からすけにくいグレーを購入しました。通常のヒートテックは、ベージュにしてみましたが、どちらもワイシャツからすけにくいです。

冬の特に寒い日にオススメ

通常のヒートテックでは暖かさが物足りないなと感じたことがある方には、極暖ヒートテックは着てみる価値はあります。また、冬の寒い日にスーツで外出される場合は、インナーのヒートテックに加えてワイシャツの上にカーディガンを着ると暖かさが格段に上がります。こちらのユニクロのカーディガンもシンプルで着まわしもよくオススメ。

長く長く使えるユニクロのエクストラファインメリノVネックカーディガン

2017.08.18

通常のヒートテックと比べ、価格も約1.5倍するので、通常のヒートテックで満足して、極暖に興味があったものの着用することはありませんでした。しかし、もっと早く購入していればよかったと今さらながらと思っています……。

ユニクロ「超極暖ヒートテック」のレビューはこちら↓

ユニクロの「超極暖」と「極暖」は何が違うのか比較レビューしてみた。

2018.01.06
ごろ

この記事を書いた人

ごろ

身長173㎝ 体重52㎏ 靴27㎝(adidas-US10、Nike-US9)

平日はスーツ着用のため、休日の洋服の服選びに奮闘中。30代中盤。