秋冬の切替えに最適なH&Mのジャカードフライトジャケットをレビュー

8月は、アパレル業界では秋冬物が一斉販売される月です。オシャレ上級者はこの時期から良品を買いあさるため、のんびりしていると秋冬物が必要になってきた頃には品切れが発生していることもしばしば……。

そこで本稿では秋冬の切替えにおすすめできる良品を紹介しますので、売り切れてしまう前にGETしましょう!

ミリタリーの文脈を2017年のトレンドに昇華させたデザイン

2017年はノームコアの反動により無地から柄物にトレンドが移っています。

そもそも他人と差別化を図ることでオシャレが評価されトレンドとして形成されます。つまり、ノームコアの浸透によりシンプルな着こなしが世の中に飽和してきたからこそ、2017年は柄物がトレンドとなる訳です。

今回紹介するジャカードフライトジャケットは、上記のトレンドに則った総柄物になっておりますが、ダークトーンでパターンが構成されているため、派手すぎず落ち着いた印象です。

全体的なデザインは、MA-1型フライトジャケットです。スタンドカラーで襟、袖、裾がリブ付きになっています。軽く中綿が入っているため、秋~初冬まで使えますが、真冬には耐えがたい寒さになりそうです。

材質はポリエステル72%、コットン28%で、艶やかな表情があります。

裏地はポリエステル100%ですが安っぽい感じはありません。キュプラに比べるとやや劣るかなといった印象です。そもそも頻繁に目に付く場所ではないため問題ないと思います。

次に各部の詳細を紹介します。

フロントジップは風防付きになっており、しっかりとフライトジャケットの文脈を押さえています。

見た目は上品な印象ですが、こういった細部まで手を抜かないことで嘘くさくないデザインになっています。ジップ本体はコストを抑えてYKK製ではないため、少し動きに滑らかさがありません。

左上腕部のポケットは、幅9cm×高さ12cmになっています。あえて小さめに作ることで、ミリタリーの文脈を受け継ぎつつも主張が強すぎない上品なデザインになっているように感じます。

サイドポケットは、隠しスナップボタン留めになっています。

あえてボタンを見せないのは全体的な印象を考慮してデザインした結果だと感じます。なぜなら、ジャカード織りの上品な総柄な中に金属ボタンが露出していると見た目がゴチャゴチャしてしまい安っぽさにつながってしまうからです。

内側にはスナップボタン付きのポケットを備えています。ボタンの採用により実用性が高く、中身が落下してしまう恐れがありません。

こちらはボタンが露出していますが、目に付く部分ではないため問題ありません。ポケットサイズは、iPhoneが十分入る大きさです。

サイズ選びには注意が必要!

サイズ選びは少々注意が必要です。H&Mは通常よりやや大きめのサイズが多いですが、この商品については普段どおり~やや大きめのサイズを選んでください! 

なぜなら、裾部分がリブ付きになっているため、ジャストサイズで選んでしまうと、歩行とともに裾がどんどんずり上がってきてしまい、ビール腹のようにおなかの部分でだぶついてしまうからです。

試着の際は、着用したまま少し歩いてみて上記の点をよくチェックしてください。具体的にはSサイズの場合、肩幅:45cm、胸囲:106cm、着丈:66cm(リブ6cm含む)、袖丈:65cm(リブ7cm含む)です。

全体的にほぼジャストサイズですが、袖丈のみ若干長い作りになっています。しかし、リブ付きのため手が隠れてしまうことはありません。167cm/52kgの筆者が着用すると上記画像のようになります。ご参考までに。

上質な秋冬アイテムは売り切れる前にスタートダッシュで手に入れよう!

このアイテムは販売開始されたばかりですが、オンライン上ではサイズ欠品が発生しています。H&Mはオンラインショップと店頭で異なる在庫を保有しているため、どちらかで売り切れていても、他方で手に入れられる可能性があります。

ちなみに価格は、7499円(税込)です。H&Mにしては少し高く感じますが、実物を見ればきっと満足できると思います。

最後に着こなしについては、非常に簡単です。着用画像のように無地のパンツを合わせるだけで完成します。

今回紹介したジャカードフライトジャケットはいかがだったでしょうか。個人的には一目見て即購入してしまったほど魅力的でした。H&Mは商品展開サイクルが早いため、すぐに売り切れてしまう可能性大です。

もし見かけたらぜひ手にとって確認してみてください。