まず、見てください!このハラマキの最大の特徴は、ちら見せできることなんです!
普通、ハラマキは下着の下に着用して、目立たなくするものですよね。でもこの”ほぼ日ハラマキ”は逆をいっています。さらにかっこいい&可愛いモデルさんが巻いている公式の写真がこちら。https://goo.gl/HqvvBx
ハラマキの持つちょっとネガティブなイメージを払拭して、「それ腹巻きなの! 可愛い!」と言ってもらえる素敵なアイテム。ほぼ日ハラマキです。定価は3400円(税込)。
(ほぼ日ハラマキ「ドクロパンダ」「ねこ」)
ほぼ日ハラマキは、見せないで巻いてもハラマキとしての機能・実用性は抜群。そして、ちら見せしても楽しむことができる優れたファッションアイテム。
冬は防寒アイテムとしてもちろんのこと、夏でもハラマキは重宝します。冷房がガンガンに効いてお腹が冷えてしまったなんてことがありますよね。Tシャツを着てズボンの外に出したら下は裸なわけですから、いつの間にか冷えてしまいます。そんな時でもハラマキがあれば大丈夫です。
ほぼ日ハラマキはその名のとおり、コピーライターの糸井重里さんが提案者です。糸井さんご自身が自分で巻いてみたいと思うハラマキを作りたい、との思いから始まったとのこと。
デザインも、素材もこだわっていて、身につけて心地いいハラマキに仕上がっています。
筆者が選び着用してみて感じたこのアイテムの優れた点は3点あります。見せることもできるおしゃれなデザインで、季節に合わせた素材の選択と独自の素材を使用(ネーミングも面白い!)し、体にフィットする快適な巻き心地で体が暖かい。
そして、子供から大人、妊婦の方まで着用できる豊富なサイズ展開があります。また、ものづくりのコンセプト、意図、素材の説明、制作工程、を公式HPで明らかにしているため、それを知ることでよりアイテムに愛着がわくうえに、満足して使えるように、デメリットもあらかじめ公式HPに全部記載してあります。
しかし、それにはちゃんとした理由があり、読めば納得できます。そのホームページが可愛いのでまた選ぶのが楽しいといった仕掛けになっています
このシリーズは2001年からはじまって今まで続いています。その年、季節ごとにそれぞれテーマがあって毎回違います。これもホームページに書かれてありますから、読むと楽しいですよ。
筆者が愛用しているのは、2011年冬、ひびのこづえさんデザインの「ドクロパンダ」と、2012年冬、ゆーないとさんデザインの「ねこ」の2点。
まず1点目、ひびのこづえさんデザインの「ドクロパンダ」。このネーミング。モノトーンの配色。前後、リバーシブルで表情が違うパンダのデザイン。
(ちら見せ)
そして2点目。ゆーないとさんデザインの「ねこ」ゆる~いねこのデザインがお気に入り。そして赤は暖かそうだな、と思って買いました。
(ちら見せ)
そして2点目。ゆーないとさんデザインの「ねこ」ゆる~いねこのデザインがお気に入り。そして赤は暖かそうだな、と思って買いました。
普通に隠して巻いてもOKで、チラ見せしてアクセントに色を入れて着こなしてもOK。がっつりデザインを見せてもOK。活用が色々できて、巻くのが楽しいハラマキです。
実際に巻いた感触は?
最初はちょっときついかな? ほんの少しだけどゴワゴワ感があるかな? と思ったのですが、これには理由がありました。公式サイトによると、制作の段階で、素材にダメージを与える柔軟剤をできるだけ使用しないようにしているとのこと。
『「お手元に届いた時が最高、のもの」ではなく、「使えば使うほど、さらに使い心地がよくなる。できるだけ長く最高品質でお使いいただけるように」』と。コンセプトまでかっこいいですね。
さらに、染色法は「ロケットマフ」といって、新潟県栃尾のみでしかできない製法で、詳細は公式を見てください。これもハラマキを長持ちさせるための工夫になっています。
本当に着用しているうちに、馴染んできて柔らかくなってきました。体温と体の湿気で程よい柔らかさになるんですね。数年使っていますが、本当に長持ちしています。
そしてお腹がポカポカ暖かいと、血の巡りが良くなって全身が暖かいので、体の調子が本当によくなります。
筆者は普段、肌着の上に巻くことが多いです。直接肌にも巻いて見ましたが、肌さわりもよく気持ちいいです。肌に触れる部分は最もアレルゲンの少ない綿100%で、アレルギーの心配が少ない工夫もしてあります。
「ドクロパンダ」「ねこ」ともに、素材は「のびのびタオリン」と命名されたほぼ日ハラマキ定番の素材で、混紡率、綿97%、ポリウレタン3%です。感触は肌さわりの良い薄めのタオルって感じですね。
伸びるけど、ダラーンと伸びっぱなしになることなく、元に戻るのが特徴とのこと。筆者の「ドクロパンダ」は、まだまだ素材が元気で活用できます。
汗もしっかり吸収してくれますし、それでいて通気性も程よい感じで、蒸れないのもいいですね。不快感が全くありません。アセモになることも、かゆくなることもなかったです。
夜に1日が終わって脱ぐと、湿気でちょっとしっとりとしています。こんなに活用しても、洗濯して目立った毛玉ができるようなことはありませんでした。さすがに活用頻度の高い「ねこ」は端っこが擦れてきました。このくらいは味ということですね。
さて、ハラマキといえば、シャツや下着の中に仕込んで巻く場合、やはり着ぶくれが気になりますよね。腹に布を巻けば、どんだけ薄くったって違和感はあります。
この「のびのびタオリン」タイプの厚さは実測で2mmくらい。シャツをズボンの中に入れようとすると、おっ?ちょっときついかなと感じる程度のことです。
それで極端にファッションのコーディネートのバランスが崩れるようなことはありません。不快感も少ないし、そのうち慣れて気にならなくなってきます。
ここ一番、どうしても少しでもすっきりかっこよく見せたいコーディネートをしたい場合は、温かさを捨ててスマートさを選んで、ハラマキを巻かなければいいだけの話です。デザインを見せて巻きたい場合は、中に仕込むわけではありませんから厚さはあまり関係ないです。日常生活を送るには全く支障がない厚さです。
仕事などで動いているうちにもしハラマキがダボついて心地悪いなと思ったら、トイレに行ったついでにでも、下着やシャツとともに位置を整えて伸ばしたらまたすっきりします。
とは言っても、この素材は良質で、ゴムの強弱や配分にも工夫がしてあるアイテムなので、普通に生活しているぶんには、極端にダボつくことはありません。むしろ、体が温かくなるメリットの方が大きいです。
着ぶくれを心配しすぎることなく、安心して購入していただければと思います。
実は、素材は他にも種類があります。夏用の「うすいタオリン」は「のびのびタオリン」の厚さが半分になります。
混紡率は、綿65%、ナイロン26%、ポリウレタン9%。そして冬用で保湿性の高い「超冬の素材」は綿94%、ポリウレタン6%。服の下に着ても目立たない「under」は「洋服にひびかないうすいシリーズ」で、これは薄くてもワッフル地で保湿性をキープしてくれます。
綿74%、シルク18%、ナイロン5%、ポリウレタン3%となっています。他にもありますが、それぞれの特徴も公式HPに載っているので省きます。糸の開発から編み方の工夫まで、新潟県の白倉ニットと相談して作っているとのこと。
このように季節と着用シーンによって素材を変えてくるハラマキって、他に探してもなかなかないので嬉しいですよね。女性向けにも透かし柄シリーズなどこれからの時期にぴったりなのも出ていますし、他にもたくさんシリーズが出ています。
今年の夏、筆者はぜひ「うすいタオリン」の素材を試してみたいと思っています。
サイズは、全部で4種類です。
公式より記載しますね。Fが75cmから110cm。縦27cm、横32cm。Sが60cm~80cm。縦26cm、横29cm。XSが50cm~70cm。縦24cm、横26cm。C(子供)45cm~55cm。縦23cm、横23cm。
ちゃんと子供サイズも用意されています。Fは110cmくらいまでびよ~んと伸びるので、かっぷくのいい男性でもOK! そしてさらにナイスなのが、F+10、S+10、ということで縦が10cm長いタイプもあるんですね。
もっと広くお腹をカバーして温めたい人や、妊婦さんでも活用できるようになっています。
筆者はFを選びました。身長179cm、いつもはウエスト周り74cm~80cm弱のズボンを選ぶことが多いです。Fは、締め付けは苦しくないですし、大きすぎることもなかったです。ぴったりフィットしてますが苦しくないです。大人の男性でしたら、ほぼFでいけるのではないでしょうか。
注意点は2点あります。商品は数量限定なので、事前に発売時期や商品の情報をチェックして、いいな、と思ったものは早めに買ったほうがいいですね。いつのまにか売り切れになってしまうことが多いです。もう一つは、洗濯です。
繊維を傷めないために、柔軟剤や毛糸用洗剤は使用しないでください、とあります。洗濯して悪いことはないのでしょうが、制作段階で柔軟剤を控える工夫をしているものを、わざわざ使用する必要はありませんね。
筆者はこれを知らずに何度も柔軟剤を使って洗ってしまいましたが、ハラマキはなんとか写真の通り元気です。
(柔軟剤を使わなければ、もしかしたらもっと元気だったかも知れません)
干し方ですが、当たり前ですが、洗濯バサミなどで挟んで、ビヨーンと伸びるように干さないこと。推奨は平干しです。筆者は、ハンガーにかけて二つ折りの状態で干してます。
このほぼ日ハラマキについては、公式ホームページでの情報が充実しています。さすが糸井重里さんの開発チームですね。デザイナーさんと糸井さんとの対談、工場見学の様子、素材の特徴などが丁寧に載っています。
可愛く美しい着用写真・商品写真も見ていて楽しいですし、着用した時のイメージを想起させます。そしてなにより遊び心があります。コピーライターだけあって、言葉が選びが面白く素敵です。
形になっている”モノ”と、その背後にある形にならない”モノ”まで含めて買っている。そんな満足感をほぼ日ハラマキは与えてくれます。
ぜひ皆さんも、興味ある人はじっくりほぼ日ハラマキの公式サイトをのぞいてみてください。過去に発売されたハラマキのデザインも見れますし、きっと興味深いエピソードがたくさん載ってます。
そして、気に入ったハラマキがあったら購入して巻いてみてください。
ここで筆者もホームページを見ていたら、なんと、ジャーナルスタンダード ラックスとほぼ日ハラマキとのコラボ商品が出ていたとのこと。https://goo.gl/N9frcm
この白黒カラー、かっこいいですね。ということで、記事作成途中で早速ポチりました。届くのが楽しみ!
(最後に、伸びた顔もかわいいドクロパンダちゃん)
余談ですが、ほぼ日ハラマキを着用してアイドルの握手会に行ったところ、推しているアイドルに「それ腹巻きなの? 可愛い!」と言われました.ほぼ日ハラマキ、オススメです!