老舗タンナーがなめしたラムスキンの手袋「ホンズ」ローガンゲオリフレクターをレビュー

いよいよ季節は冬、外出時に風が冷たく感じるようになってきました。今回は寒い冬にぴったりなグローブをご紹介します。それがホンズ ローガンゲオリフレクター(グローブ)です。

幾何学模様のド派手なデザイン

手袋と聞くと普通は無地のものを想像するのが普通だと思いますが、こちらは手の甲にくる部分にド派手な幾何学模様のデザインが入っています。元来、手(手袋)は体の中でも先端にあたりとても目立つ部分です。

しかし、アイテムの特性上面積が小さく、少し派手めな柄であっても悪目立ちすることもなく柄自体も幾何学模様と言う定番のものなので使いにくくならないけれど、インパクトは大きいと言う絶妙なバランスを保っています。

この辺りはインポートのブランドならではのデザイン感性なのかなと感じています。

手に吸い付くようにフィットする立体的な作り

次に手袋として大切なフィット感についてです。ホンズは元々、スポーツ選手や有名ブランド等にグローブを製作していた所謂ファクトリーブランドなので、その作りはさすがにしっかりしています。

写真でもわかるように各指独立して動かしやすいよう非常に細かいピッチで指に沿うよう縫製されています。

また、手の平の親指の部分はまた別の生地で構成されており、親指は他の指に比べて更に動かし易くなっています。これによりグローブをしながらモノを持つときにとても親指を楽に動かせます。

こちらはリブの部分です、筆者は既にこのグローブを使用し始めて3シーズン目に突入していますが、リプが伸びたり毛玉が出たりとかはありません。程よい締め付け加減で手首にしっかりとフィットして外気が侵入するのを防止しています。

また、リブにワンポイントでブランドロゴがプリントされたレザーが縫い付けられています。黒いリブにオレンジのワンポイントなので、程よいアクセントになっていますね。

光を反射するリフレクター素材と上質なラムスキン

さて、先に紹介した幾何学模様ですが、デザインが派手なだけではなく実はリフレクター素材になっており、夜暗いところで車のヘッドライトなど明る光が当たると光に反射して光ります。これは単純に光るとカッコイイと言うだけでなく、交通事故も防止する効果があると思います。

また、手の平に使われている革はラムスキン(羊の革)で英国の老舗タンナー(皮革を製造するメーカー)であるピタード社の上質なものを使用しています。

先述の通りグローブを使用し始めて3シーズン目ですが、レザー部分に問題等はなく、むしろ手指にとても馴染んで来ています。レザーグローブは使い込んでいくうちにドンドン自分の手に馴染んで行くので、とても愛着が湧きます。

グローブの内側はボア素材になっており、着けた時の手触りも良く非常に暖かいです。

(手の平側にブランド名が刻印されています)

手袋はサイズ感に注意、スマートフォンの操作はやや難あり

メンズのグローブを選ぶ上で一点気をつけて頂きたいのは、メンズのグローブは沢山は売れないため、誰の手にも合うよう少し大きめに作られている事が多いです。

ホンズのグローブについてもサイズ展開がM、Lの2サイズ展開で、身長170cmで手のサイズは普通の筆者も散々試着した上で少し小さめのMを選びました。

ちなみにMサイズだと、全長が24.5cm手の甲幅が10cmです。購入当時は少し小さい印象でしたが、徐々に革が伸びてジャストフィットになりました。

最後に一点だけ改善点を申し上げると、スマートフォン対応となっており指先は別の布地が縫い合わされていますが、筆者使用のiPhoneですと反応があまり良くありません。価格は1万8000(+税)です。

価格は少し高いですが細部にまで抜かりなく拘った作りなので、その分長く使えるアイテムだと思います。今回ご紹介したモデルはインパクトのあるモデルでしたが、ホンズはシンプルなレザーグローブも沢山リリースしていますのでそちらも併せてチェックしてみて下さい。

以上、ホンズ ローガンゲオリフレクター(グローブ)のご紹介でした。