トロトロのリネンが味わえるイッティビッティのフレンチリネンブルゾン

上質なリネン素材をたっぷり使った、ドメスティックブランド「ITTY-BITTY(イッティビッティ)」のブルゾンをご紹介します。

美しいシルエットや、こだわりあるディテールなども魅力的。2016春夏シーズンのアイテムですが、今の時期にもピッタリなアイテムです。

ITTY-BITTY(イッティビッティ)とは

まずはブランドの簡単な説明から。「ITTY-BITTY(イッティビッティ)」とは2002年にスタートしたドメスティックブランドで、ブランドコンセプトは「誰でも知っているアイテムの、誰も知らない新しいバランス」。

分かるようで分からないようなコンセプトですが、このブランドが提案するのはベーシックなアイテムが多く、クリーンな印象を感じます。

イッティビッティの洋服はいくつか持っていますが、どれも飽きのこないデザインで、生地・縫製なども丁寧。シルエットも綺麗で、カッティングも上手いですね。

今回レビューするのは、リネン素材のブルゾン。価格は4万1040円(税込)となかなか高価ですが、サンプルセールでかなりお安く購入できました。

一目見た瞬間に「おっ」と思ってしまったアイテムです。

極上のフレンチリネンを100%使用 「白」を選んだ理由

まず目に付いたのは、「素材」の良さ。フレンチリネン100%の生地で、非常に美しい光沢があります。麻自体が高価な素材ですが、その中でも特に極上のものですね。

それだけではありません。もちろん、リネンらしいハリ感とシャリ感は感じるのですが、とろっとした落ち感のある生地なのです。パリッとしたイメージのあるリネンですが、生地をほぐす加工を施していることで、非常に柔らかい生地感に仕上がっています。

また、リネン素材の洋服は「シワになりやすい」のが魅力であり、デメリットでもあるのですが、深いシワは入りづらくなっています。脱いで適当に畳んで放置しても、目立つシワはほとんど入らないです。

ただし、着ているうちに細かな着ジワはつくので、リネンらしいシワ感のある風合いもしっかりと楽しむことができます。

裏側の一部分には別布があり、ここは綿100%。表地がリネン、裏地の一部分がコットンなので、家庭での洗濯も可能。洗濯を繰り返すごとに生地が柔らかく、風合いが増していのも魅力の一つです。

個人的に、「リネン」は大好きな素材です。夏は麻シャツなどよく着ますし、ベッドシーツなども全てリネンにしているほど。夏はリネン、冬はカシミヤが大好物。こんな魅力的な生地は放っておけなかったのです(笑)。

「ボタン」も生地に負けない極上の物。天然の貝ボタンですが、ずっと眺めていたくなるほど綺麗ですね。シルバーで、白い生地との相性も抜群。

一応、前を閉じるとボタンが隠れる「比翼仕立て」のデザインですが、前は開けたほうがシルエットが綺麗なので、私は基本開けて着ます。というか、こんなに良いボタンを隠して着ていたら勿体ない(笑)。

そして生地と共に気に入っているのが、「色」。「真っ白」なのですが、極上のリネン素材で何とも言えない表情になっています。優雅だけど、肩肘張っておらずリラックスした雰囲気なのです。

同じブルゾンでネイビーのタイプもあったので、普段ならそちらを選びますが、思わず白を選んでしまいました。ネイビーのほうが絶対着やすいですが、この生地感のメリットを最もよく感じられるのが、この白のカラーだと思ったんですよね。

もちろん真っ白のアウターなので、そこまで使い勝手が良いわけではありません。ちょっとキザっぽくも感じたりして、自分の普段のスタイルに溶け込むように着こなすのには少し苦労させられますね。

これからの初秋の時期には、もう少し上手く着こなそうと思います。日本では「リネン=夏」のイメージが強いですが、実は暑さが残る初秋にはピッタリの素材です。今回のようなアウターであれば特に。日中と夜間の温度差が激しいヨーロッパなどでは、リネンのアウターを重ね着して温度調整することも珍しくないですね。

落ち感のある生地で、綺麗に描かれるシルエット

シルエットに関しても、よく考えられていますね。生地が溜まらずにスッと落ちてくれるので、裾に向かって自然に広がっていき、綺麗なラインを描いてくれます。

生地感などでリラックスした雰囲気がありますが、アームホールは細めに作られているのでスッキリした印象。

前を開けたときにも生地がヨレたりしません。このとき一列に並んだボタンが目立つので、上質な貝ボタンを使っている甲斐があるというものです。

着丈も絶妙。アウターの着丈はなかなか難しく、短いとカジュアルな印象になるので、このデザインや素材の雰囲気と合わない。長くすると大人っぽい印象になりますが、ブルゾンなので、中途半端に長い着丈はコーディネートにおいてシルエットが作りにくくなってしまいます。

しかし、これは若干お尻にかかるくらいの着丈で、非常に良いバランスにまとまっていますね。ある程度長くて綺麗目な雰囲気を保ちつつ、決して野暮ったくならない丈感です。

襟は小ぶりで、品が良いです。ここも全体の雰囲気とよくマッチしていると感じます。ちなみに襟は柔らかいので、あまり立ちません。

特徴的なデザインとしては、フロントのポケットが挙げられます。やや大きめで、カジュアルな印象を少しプラスしてくれています。

サイズ感について。普段トップスはMサイズ、ときどきLサイズの私ですと、このアウターはサイズ「2」でジャストでした。リネンのブルゾンなので、中はTシャツ1枚くらいであまり着込まないことを想定しています。「2」サイズだと、寸法は実寸で、着丈75cm、肩幅44cm、身幅54cm、袖丈60cmになります。

白アウターを着こなすには?

最後にスタイリングの提案を少し。インナーには黒などを持ってきてコントラストを付けるのも良いですが、私がよくやるのは白Tシャツ。白×白でかなり爽やかですが、このブルゾンが持つ雰囲気がダイレクトに伝わってくる組み合わせだと思っています。

アウターの「白」はメンズにはあまり馴染みがないので、着こなし方が想像できない方も多いかもしれませんが、最も簡単なのはボトムスに「黒」を持ってくることでしょう。

上半身は膨張色の「白」。下半身も淡いトーンにすると、全体のシルエットがぼやけているような印象になりがちです。そこで、シルエットを強く描く「黒」を持ってくるというわけです。

また、白と黒で色のメリハリがつくというメリットもありますね。少し難易度は上がりますが、私はグレーのスラックスなどと合わせるコーディネートも好きです。白アウターを既にお持ちの方、もしくは購入される方は是非お試しください。

以上、「ITTY-BITTY(イッティビッティ)」の「French linen ブルゾン」についてご紹介しました。

※ITTY-BITTY(イッティビッティ)/「French linen ブルゾン」(執筆時点で完売済み)

Kouki

この記事を書いた人

Kouki

身長175cm 体重65kg 靴27.5cm

普通だけど、かっこいい。そんなスタイルを目指して模索中。服自体はもちろん、服を着て楽しいと思える瞬間が大好き。 ツイッターでファッションについてつぶやいています。

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