IWCとは
IWCは、高級時計の代名詞的なメーカーですが、ロレックスやオメガに比べ、知名度はそこまで高くありません。インターナショナル・ウォッチ・カンパニーの頭文字を取って、IWC。
スイスの時計メーカーですが、シャフハウゼンというドイツ言語圏に本社があります。筆者とってIWCが特別である理由に、アフターフォローの充実があります。モデルチェンジを行ったシリーズでも修理を希望すれば受けてくれるのです。
もちろん、パテックフィリップや、ヴァシュロンコンスタンタンなど、いわゆる雲上時計といわれる超高級ブラドにも同様のサービスは謳われていますが、IWCではどんなに昔の時計であっても修理をしてくれるそうです。
丁寧にアフターフォローをしていけば、まさに100年使える時計にすることができます。そんなIWCには、ポルトギーゼ、パイロットウォッチ、ポートフィノ、アクアタイマー、インジュニア、ダヴィンチといったモデルがあります。
筆者は、ポルトギーゼとポートフィノに憧れを抱いているのですが、現在所有しているのは15年前に購入したアクアタイマーです。IWCのユーザーには、アンチロレックスとまではいかないものの、天邪鬼というか、あえてロレックスは選ばない傾向にある気がしています。
ロレックスはもちろん時計としての価値もリセールバリューも高いので、転売しても値崩れがしにくい人気の時計ではありますが、所有者も多い分ファッション好きな視点からいうと、少し物足りない気がしますね。
IWCはその点、知名度こそロレックスに劣りますが、時計好きが選ぶブランドというイメージあります。
ダイバーズウォッチとは
アクアタイマーはダイバーズウォッチです。その名の通りダイバーが海に潜る時に使う時計です。そのため視認性が高く実際に200気圧まで耐える事ができます。ダイバーズウォッチの特長として、ベゼルを回すことでメモリが動きます。
ベゼルの▼マークを分針に合わせておき経過時間を簡単に測ることができるのです。IWCのベゼルは内側に装備がされているので、ベゼル自体が汚れたり、文字禿げの心配もありません。
筆者はダイバーではないので、デザイン重視で選んでいますが、たとえば、ランチの際に何分たったかチェックするといった使い方が可能です。また勉強するシーンや、飲み会などで時間の経過を測りたいシーンで使用するのもお奨めです。
このモデルは15年前に購入して今でも現役です。機械式時計の良いところは、オーバーホールを行えば100年以上も使えるため、自分の子供や孫にも譲る事ができる事ではないでしょうか。筆者の考えとして、いずれは子供に譲りたいと考えております。
オンとオフに使える優れもの
筆者はビジネスシーンでもプライベートでも使用しています。なぜオンとオフで使えるのか自分なりに考えてみました。まずストラップがラバーのためプライベートでも使いやすいです。
このストラップがレザーやステンレスのブレスレットであれば街着で使うには、コーディネートのバランスを整える必要があります。またオーセンティックな表情の時計のためビジネスシーンでも活躍しています。
現在は、このモデルはメーカーが作っておらずあまり中古での販売となります。しかし現行モデルもラバーのストラップとなっており、デザインも旧モデルと大きくは変わらないためシリーズを通してオンとオフに使える時計です。
もちろん、不満はないわけではありません。重量があることと、オーバーホールの値段が高いこと、そしてこのラバーのストラップは耐久力が3年くらいのため4回程変えており、やはり出費がかさむ点がネックではあります。
ただそのデメリットを考慮しても、満足度が上回る時計だと思っています。サイズは縦49㎜(ラグ含む)、横42㎜(リューズ含まず)、厚さは13㎜。定価45万6750円(税込)