ニットの毛玉が2分で綺麗に!泉精器製作所「毛玉取り器」をレビュー

筆者は、ニットと靴下にできる毛玉が気になっていました。ニットは着るたびにブラシで手入れし、靴下は裏返して洗濯していましたが、それでも徐々に毛玉が目立ってくるもの。

毛玉だらけの服はみっともないから毛玉はとらなければならない。だからといって毛玉取りにそんなに時間もかけたくない。そんな葛藤のなか泉精器製作所の毛玉取り器(乾電池式) KC-NB37-Tに出合ったので紹介します。

大きめのサイズで、短時間で毛玉取りが可能

寸法は幅66㎜、奥行95㎜、高さ173㎜、刃の直径52㎜。重量は約170gと、やや大きめのサイズなのですが、一度にあてられる面積が大きいため、短時間で毛玉取りを済ませられます。

程度にもよりますが、ニット全面を2~3分で終えることができます。毛立ちが多いときでも、5分程度でできます。

着用した状態で毛玉をとることが想定されているせいか、持ちやすい形状となっています。作業中に落とす心配もありません。筆者は、右手にこの毛玉取り器をもち、左手で服を伸ばしたり、抑えたりしながら作業していますが、作業性は良好です。

ワイヤレスタイプもありますが、筆者はコンセントの場所を増やしたくなかったので、電池式にしました。電池式は説明書に「単3電池2本で2時間稼働」と記載されています。

筆者も1時間以上使用していますが、まだまだ動きそうです。電池式のほうが安いのでライフスタイルに合わせて選択することができます。

生地によって調整可能

この機器の特徴として、「ふわふわガード」による高さ調整と、「careモード/nomalモード」のよる2種類の刃の回転数が選べます。生地の風合いによって調整できるのです。


(ふわふわガード 高さの調整ができる)


(スイッチ)

careモードは、おしゃれ着等の繊細な衣類、または着用中に毛玉取るときに使うモードです。おしゃれ着向けのためか、normalモードに比べ刃の回転音が静かですが、寝ている方がいるときは使わないほうがいいくらいの音が出ます。

normalモードは「通常の毛玉取りに」と記載があり、「生地がそれほど繊細でない服の毛玉を、ガンガン取りたい!」という場合に向いてます。そのためか、careモードより回転数が高く、「回転してます!」という音がします。こちらもcareモード同様、静かなシーンでは使わないほうが無難です。

と、一応調整できるモードを備えているのですが、ふわふわガードの有or無と、careモードor normalモードで仕上げたときのニットの毛立ち具合を、スマホの光を当てて比べたところ、どちらも大差ありませんでした。いずれにしろ、毛立ちはなくなります。何度もやると違いがでるかもしれないので、説明書の指示どおりに調整するほうがよさそうです。


(Before)


(After)

機器の手入れ

取った毛玉は、ダストボックスの中に溜まっていきます。

購入して初めて使った時は、「すごい! めっちゃとれる!」とテンションが上がり、毎日のように使っていたところ、1週間でダストボックスの半分を超える量が貯まっていました。思ったより、すぐ貯まる感覚です。

また、刃の部分にも毛が付着しているので、気になる場合は付属のブラシで掃除することができます。


(ダストボックスを開けた様子。中央は掃除ブラシ)


(刃を外した様子 中央は掃除ブラシ)

専用スタンドはないため、横にしてただ置く必要があります。上記の掃除用ブラシも、収納場所がないため、別に保管する必要があります。気をつけないと、いざ掃除するときに「ブラシどこやったっけ?」となりかねません。注意が必要です。

また、切れ味が悪くなった際は、オイルが必要になりますが別売りです。メンテナンスには、別途費用がかかります。

筆者が購入した価格は、1571円(税込)。気になる毛玉が、短時間できれいになります。何度も毛玉を取って手入れした服は不思議と愛着がわき長く使いたくなります。毛玉に悩んでいる方や、これから買おうと考えている方におすすめです。