夏になると日差しの強さのあまり、サングラスが欲しい場面が多くなってきます。しかし、筆者は近眼でメガネが手放せないので、これまでは度付きのサングラスを使うしかなく、室内用メガネを常に携帯していました。とても面倒だったのですが、今回紹介するジンズのメガネはその手間を解消してくれるものでした。
メガネ自体はシンプル
このメガネはフレームがメタルのシートでできています。材質は詳しくわかりませんでしたがメタルフレームなのに非常に軽く、ストレスを感じません。つるの後ろ側、耳にかかる部分はつや消しの樹脂製ですべりにくくなっています。
鼻当ての部分もメタルフレームなので調整してフィット感をしっかり整えることができます。デザインはベーシックなボストンタイプ。セルフレームのものよりリムの幅が細くスッキリとしています。そのため黒のフレームでも顔なじみがよく、万人に似合うフレームだと思います。
また鉄板を打ち抜いたような形状のフレームなのでセルフレームのものよりもちょっと凝ったデザインになっています。個人的にはドイツの「アイシーベルリン」のような雰囲気を感じます。
※アイシーベルリン http://bit.ly/2KjQTGB
（正面から。装飾もなくいたってシンプル）
（横から。つるの部分も装飾がありません。耳にあたる部分のみ樹脂になっているのはうれしい）
色はつや消しのブラックです。このフレームはこの1色のみの展開です。つや消しなので黒でもかっちりした印象はなく普段使いがしやすい色になっています。ほどよいカジュアル感です。
スマートに着脱できるサングラス
この眼鏡の最大の特徴は、付属でサングラスの形をしたプレートとレンズが付いてくることです。このプレートが本体と合体し、サングラスとして使うことができるのです。そのため外ではプレートをつけてサングラスに、室内ではプレートをとってメガネにと、2通りの使い方ができるという優れものなのです。
サングラスかけたいメガネ男子にはとても便利です。これなら今までのクリップオンサングラスでもいいという意見があるかもしれません。しかし、このメガネは着脱がとても簡単。プレートと本体はマグネット式で着脱します。
プレート側と本体の両方に小型ながら強力なマグネットが付いているので、メガネをかけたままプレートをメガネに近づけていくとパチっと取り付きます。そしてプレートをつまむだけで外すことができます。取るのにいちいちメガネを外さないでいいのはとてもスマートです。
もちろん、マグネットのみなので激しい運動には不向きです。フェスで利用する程度には問題ありませんでした。プレートはつや消しの樹脂です。レンズは今回購入したものはブルーのミラーレンズになります。ただブルーの感じはほぼなくミラーの反射が強い印象。
ミラーレンズはやんちゃな印象がありますがボストンタイプのフレームなのでそこまでやんちゃな印象は与えません。プレート自体も薄くつや消しの質感も本体と似ているので取り付けたときの馴染みがいいので違和感を与えにくくなっています。プレートの専用ケースは、合皮でできていますが高級感もあり、裏側はファイバークロスになっているのでキズがつくこともありません。
（プレート。本体よりもリムが太いのでレンズがやや小さくなります）
（プレート裏側。隅に見えるシルバーの部品がマグネットになります。本体にキズがつかないように透明な樹脂でコーティングされています）
（フレームを上から見るとマグネットがあることがわかります）
（プレート取り付け後。フレームが隠れるので正面からはセルフレームのように見える）
（ケース。合皮でJINSの型押しがあります。シボの感じも安っぽさは感じさせません）
このJINS SWITCHはいままでメガネを手放せずサングラスを諦めていた人にうってつけの商品です。メガネをかけたままサングラスを着脱できるのはとても便利です。実際使ってみてサングラスがこんなに快適なことを実感できスムーズな着脱がストレスにならないことも実感できました。
便利で快適だが注意点もあります
この商品はいくつか注意点があります。まずプレートの着脱は必ずメガネをかけたままで行うことです。たたんだままだとプレートと本体の間のスキマが大きくなり外れる恐れがあるためです。また今回紹介したカラー(397)は運転時の使用はできません。
ジンズのカスタマーセンターに問い合わせたところサングラスのカラーが濃く透過率が低いので信号等の読み取りに支障をきたす恐れがあるからとのことでした。このように注意点をしっかり守っていただけたらすごく快適で便利な商品です。
価格は度付きレンズ込で8400円（税込）と良心的なJINS価格になっています。スイッチをオンオフするようにメガネとサングラスを切り替えられるJINS SWITCHをぜひ全国のメガネ男子に試してもらいたいです。
