ファッション業界では晩夏ぐらいから、既に秋物など次のシーズンの物が店頭に並び始め良品などはファッション好きに売れ始めますが、いかんせん外の気温は未だに暑く秋冬を想像できない方も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが小物です。小物だったら素材にもよるのですが、基本的にオールシーズン使えるものが多いです。
そんな中で、古着屋で使えそうだなと見つけたアイテムを紹介します。John Lawrence Sullivan(ジョンローレンスサリバン)の clearpouchです。
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シンプルなデザインながらも全く地味ではないクラッチバック
John Lawrence Sullivanは国内ブランドで、中でも伝統的なイギリスのテーラーを基盤とした美しいシルエットのテーラードジャケットが有名です。
デザイナーが元ボクサーという異色の経歴ゆえでしょうか、「強さ」や「美しさ」を表現する為にミリ単位でこだわりを持ってデザインしており、素材選びも手を抜いていないのが特徴です。(ちなみにブランド名もボクサーの名前が由来になっています。)
今回、紹介するアイテムはJohn Lawrence Sullivanのクリアポーチです。こちらは2014年の春夏に発売された商品です。見た目の通り透明に中身が透けて見えるポーチとなっております。
2016年の春夏からトレンドとして挙がっている柄×柄、総柄、ビビッドな色使いの表す「タッキー」ですが、今年もこのトレンドは継続中です。
今も街にある店舗を見回してみると、以前よりも柄物の商品やビビッドな色のアイテムが多く展開されています。白シャツに黒スキニーといったコーディネートもオシャレではあるのですが、柄物やビビッドなアイテムが多く展開されている昨今では少し地味に感じてしまうでしょう。
かといって、柄物のアイテムや派手な色のアイテムを身に付ける事に抵抗がある方も多いと思います。自分がそうでしたので。
そんな方にオススメなのが小物で柄の入ったアイテムを使う事です。帽子や靴、鞄などの小物だったらTシャツやボトムスに比べて、面積が小さいので言うほど目立つ事もありません。
それでも柄物はまだ抵抗があるという方にオススメなのがこちらのポーチなのです。
素材はビニールでできており、配色はブルーですがダークトーンに近い色味であるのでこちらのアイテムだけ悪目立ちする事はありませんし、柄物より比較的取り入れやすいデザインとなっております。
またビニールのサイドの部分はレザーで覆ってから縫製しており、ポーチの下の部分は金属のパーツで出来ている為、ただのポーチには見えずクラッチ風にして使用する事ができます。
このように中に入れている物が透けて見えるのですが、ダークトーンのブルーであるのでそこまで何が入っているかは詳細までは見えません。このポーチだけでなく中に入っている物まで含めてファッションとして楽しめるアイテムです。これで地味に見えるということはないでしょう。
小さい為、バッグとしての機能としては不十分。
こちらのアイテム、少し残念なのはバッグとして使うには小さすぎるという点です。画像を見ていただければ分かると思いますが、いかんせん物が入りません。財布と携帯、あとは小さい物を入れたら中に物を入れる事はできません。
数字で言ってもあまりイメージが湧かないと思うので物に例えますと、ちょうどA4の用紙の半分の大きさとなっております。そりゃ小さいですよね。
物を無理やり入れようとした場合、このように膨れ上がってしまい、かっこよさの欠片もなくなってしまいます。とは言っても、男性は女性と比べて鞄を使用している人というのは少なく、皆様、普段は手ぶらでボトムスのポケットに入れてる方も多いのではないでしょうか?
正直、仕事でもなければ携帯と財布さえあれば大丈夫ですよね。「いや、もしもの時のパソコンや充電器、レインコートや折りたたみ傘がないと不安」という方は諦めましょう。
季節感もある程度はカバーできる
そして気になるのは季節感ですね。クリアクラッチやクリアバッグは中身が見えてしまい涼しげな印象を与えてしまいます。なので、春夏に使う事が望ましいアイテムです。
このアイテムもクリアポーチなので春夏に使う事が望ましいのですが、こちらのアイテムのレッド以外はダークトーンで構成されています。また、何度も言っているようにブラックやブルーなら、中身も他のクリアクラッチなどに比べて見えづらく涼しげな印象も少し無くなります。
冬場は上記のようなブラックなどダークトーンのアイテムを使用してコーディネートを組む事が多いので、このポーチも自然に溶け込みます。それでも季節感が余りにも気になる方は使用を控えましょう。
中に入れる物には細心の注意を。
そして、いくらダークトーンで中身が見えにくいからといっても中身は透けて見えます。
漫画など他人に見えて恥ずかしい物や見せてはいけない重要な物などは入れないようにしましょう。
こちらのアイテムはブラック・ブルー・レッドの三色の展開なのですが、中でもレッドはダークトーンの色味ではない為、他の2色に比べて中身が見えてしまいますので、レッドを購入の際はその点を注意して下さい。
入れる物の候補としては、携帯電話や財布、名刺入れやタバコなどでしょう。このくらいだったら見えたとしても大丈夫です。(タバコの場合、嫌煙家には嫌がられる可能性もありますが。) これでも少し入れすぎと思いますが。
ちなみにこちらのアイテム、定価1万5120円だったのに対し、古着屋で手に入れる事ができた値段はなんと2160円です。ヤフオクなどのオークションサイトを見ていましたが、大体相場3000~4000円で取引されているようです。
定価は少しというよりだいぶ高い印象ですが、このくらいの値段だったら購入を検討しやすいのではないでしょうか?
クリアなクラッチで“脱地味”と“差別化”を
「タッキー」トレンドが出てきて以降、市場には柄物が派手な色使いのアイテムが増えました。そんな中で柄物を身につける事に抵抗がある方には是非このクリアポーチを手に取って欲しいです。
難点も色々ありますが、こんな小さなアイテムで地味な印象をとっぱらう事ができますので。読者の皆様の“脱地味”に貢献させて頂ければ幸いです。