固いバッグは服に当てないこと!J-TECHのPCポーチをレビュー

いよいよ夏本番ですね。夏のコーディネートを考えるにあたって、トップス1枚、ボトムス、靴と必要最小限のアイテムでコーディネートを考える機会が多くなってくると思います。

ボーダーのカットソーにデニムのハーフパンツ、サンダルといった、カジュアル全開の夏コーディネートでももちろんいいのですが、差別化という意味では、ドレス感を出すことで、周りの人よりもグッとオシャレに見えるようになるものです。

※「ドレスとカジュアルのバランス」に関して未見の方は以下記事を一読ください。メンズファッションの大原則が理解できます。https://goo.gl/YwRFXD

ドレスよりを意識しすぎると、モノトーンになりがち

海外のスナップなどに見られるように、洋服の文化の発祥である欧米の人は手足が長く、顔は小さく、体型が綺麗な方が多いです。逆に日本人は海外の方と比べると、私もそうですが、胴長短足の幼児体型に近いので、若干ドレス寄りにバランスをとる必要があります。

ドレスの最たるものは、男性のスーツに象徴されるように、黒や濃紺などの色味や、ツヤのある素材のアイテムを身につけることで、同じTシャツにハーフバンツというスタイルでも、ドレス感を出すことができるのです。

ただ、筆者もよく陥りがちなのは、ドレスを意識するあまりモノトーンのコーディネートばかりになってしまうという現象です。

トレンドは「脱ノームコア」に動いている

「シンプルスタイル・普通の格好こそがトレンド」というノームコア的な着こなしがここ1年くらいで落ち着き、トレンドの波は「脱ノームコア」に動いています。「脱ノームコアって???」と思う方に補足させていただくと、「脱地味」と「装飾性」という要素がより重要になってくるということです。

脱地味・装飾性の要素を加えるためには、ストライプやボーダー、迷彩などといった、柄使いが非常に有効です。こういったトレンドは、海外のトップブランドから始まり、徐々にマスに広まって行きます。ほんの少しでもいいので、トレンドの要素をコーディネートに組み込むことで、周り(マス)との差別化ができ、オシャレが際立つということです。

いきなり柄物を取り入れるには抵抗がある

しかしながら、例えばいきなり大きめのボーダーのトップスなどを着用し、装飾性を取り入れたつもりでも、まるでウォーリーを探せ!のような印象になってしまい、大きくドレスとカジュアルのバランスを損なってしまう恐れがあります。

筆者自身も、モノトーンを好んで着ていたので、どこから取り入れてバランスを取って行くのか最初は頭を悩ませました。変化がつけにくく、着こなしの幅を広げたいと思いつつも、結局いつもと同じような無地のモノトーンコーディネートになってしまいがちです。

もちろんモノトーン、無地でシンプルな着こなしが悪いと言っているわけではありません。ただ、ノームコアのシンプルな着こなしから、今後のトレンドとして脱地味・装飾性の要素を加えたコーディネートも取り入れて行く事で、ワンランクアップした着こなしを実現可能であるということです。

タッキー(柄物)は小物から取り入れるべし

シンプルな「ノームコア」トレンドの対極にあるのが、「タッキー」トレンドです。タッキーとは「悪趣味な」という意味で、とにかく柄物や目を引く派手な色モノなどを織り交ぜて行くことがタッキートレンドとなっています。

僕のようにいきなり脱地味・装飾性を取り入れて、バランスを取れるイメージが持てない方は、まず小物からタッキー(柄物)を取り入れることをお勧めします。今回紹介するクラッチバッグは、ミリタリーショップで販売されている迷彩柄のPCポーチです。御徒町にある、ミリタリーショップの中田商店さんで、4300円(+税)で販売されております。

(バッグ前から)

(バッグ後ろから)

(バッグ内部)

サイズは実寸で横、36.0cm 縦、28.0cm 厚み5.0cm (マチ3.0cm)で、こちらのバッグは、コーデュラ1000Dと言われる高品質のナイロンに防水加工を施してあります。素材もよく、ミリタリーショップで取り扱われているだけのことはあり、非常に頑丈にできています。1年以上使っていますが、角も擦れることなく綺麗な状態です。

(角の写真)

また、PCポーチという商品名からもわかるように、13インチのノートPCも収納できます。クッション性もあり、防水加工もされているので、ノートPCを持ち歩くよう際にもガンガン使っています。

ただ、頑丈すぎるという点がデメリットにもなりえます。

このように、クラッチバッグはバッグの底面を支えるように手で掴み、腰元に引っ付けて持って歩くことが一般的です。その際に、クラッチバッグが接している服の素材によっては、頑丈なナイロンの硬さに負け、1日持ち歩いただけでも毛羽立ってしまうことがあります。

硬い石などを削って加工するときに、石よりもさらに硬いダイヤモンドのカッターを利用するように、硬いものを擦り付けると、柔らかいものは削られ(ダメージを与え)てしまうのです。なので、僕は下記の写真のように角っこを持ち、リングに指を入れて持ち歩いています。

で、実際に同じモノトーンのコーディネートでも、柄物バック取り入れてあげるだけで、印象が違ってきます。

頑丈すぎるというデメリットをうまくケアしてあげれば、4300円(+税)とコスパも良く、丈夫で長く使え、トレンドのタッキーも取り入れることができる優れたアイテムです! この夏の着こなしのアクセントになること間違いなしです。まずタッキーを試しに取り入れてみたいという方は、ぜひ試してみてください。